海といえば?
この小説をちらちとでも読んでくれた方が3桁に…。
ブックマークも2人に…。大変活力を頂いています。ありがとうございます!!
「こ、これがっ…う、海だあああああ!」
もの凄いテンションで走り出したサチ。このまま海に飛び込んでしまうのではないかという勢いのまま俺を置き去りにして走り去っていってしまった。
「お~い!あんまりはしゃ「おーーーーい!!ばかやろう!!容易に海に近づくんじゃねえぞおおお!」
―――――うお!いきなり大砲かとも思えるくらいの大きな声を出すなよ!
鼓膜がキーーンとなり、若干朦朧とした意識の中、声の主を探し後ろを振り向いた瞬間。
「きゃああああああ!!」
「っ!?」
いきなりサチの悲鳴が聞こえてきたのでそちらを見ると3mはありそうな巨大イカが10匹ほど海岸でサチのことを囲んでいた。
「だから言わんこっちゃ無い…。ありゃもうだめだなぁ。にーちゃん、残念だが彼女さんは諦めな…。毎年トーナメント戦がある季節になるとここらの海をしらないバカ共があいつらに食われちまうんだよ」
「なに?あいつらイカのくせに人間を食べるのか」
「そりゃ、あいつらの好物は人間だし、その中でも女であれば喜んでたべるぞ」
「なんて…なんておぞましいモンスだ…」
そして、そのイカ達はどんどんとサチとの距離をつめて行き、とうとうその触手がサチの体に届いた。
にゅるんっ! するする~ ぎゅっ!
「ひぇぁっ! ま、まってぇ!ど、どこ触ってるんですかぁ~~」
―――――ぶらぼー… 白い肌に数匹のイカの触手がまとわり付いてまるでしゃぶりつくかのようにサチの肌を蹂躙していく。しかもあいつら、えっちな部分は一切触っていなが近い部分を重点的に攻めている。上級者のみぞ知る世界、イッツァ触手プレイだな…。完璧にこいつら理解ってる…!ぐっじょぶだ!!
「あいつらには知性ってあるのか?素晴らしいなあのモンスター。一匹ほしいかもしれない」
「…正気か?お前彼女さんが食われそうってのによくそんな考えが思いつくな…」
「きゃっ!も、もう!!え、えぃとくぅうううん!話してないでたすけてよお~~~!」
「しょうがない…。コワカッタロー、いまたすけるからまってろぉー」
「ちょ、にーちゃん!いっちゃだめだって!!そいつら群れると手をつけらんねえ!それこそAクラス級じゃなきゃ…ってもういねえ!?」
エイトは海辺のおっちゃんの声を無視して変態紳士達もといイカのモンスターの中に飛び込んだ。もちろん、自分も触手プレイの中に混ざろうというわけではない。ちゃんと考えがあってのことだ。
現在、サチはイカ10匹に円状に囲まれて”にょろにょろ”真っ最中だ。もちろん全イカがサチに釘付けであって、もれなく中央を向いているわけだ。ならば簡単。イカの弱点は”目の上”だ!!
着地と同時に魔法を唱える。イメージはイカを〆る時。
「よっと。【エアーシザー】」
走っている最中に魔力を練り、10個を作り上げるイメージをする。そして不可視の風のハサミを作り出し変態イカの神経を切断する。
「「「「「ゥキイイイイイイ!」」」」」
響きわたる変態イカの悲鳴。途端にイカ達の色は茶色から真っ白へと変化していき、するりとサチを落として倒れていく。すかさずエイトはサチをキャッチ。
「おっと。イカかと思ったらサルっぽい鳴き声なんだな…大丈夫か?サチ」
「うぅ…ひどいよぅ~…」
「悪い悪い。ほんとはすぐ助けようと思ったんだけど、サチのいい経験になるかとおもってたんだけど、どうしてイカを倒さなかったんだ?」
「だ、だって、あんなにぎょろぎょろした目向けられて怖くて動けなくて…そしたらエイトくんの前で恥ずかしい格好させられたから力がでなくって…」
後半声が小さすぎて何をいっているのかよくわからなかったが、とりあえずイカは強かったんだな!きっとイカが強すぎたんだ。
「あ、あんたら…ヒワイカを倒せたのかい…とんでもねえ強さだな。そしてあんなに形の良いのはみたことねえ!!よく見るとまだ生きてるじゃねえか!けどなんで動かないんだ…。まぁ新鮮そうでなによりってことか? どうだ、あのヒワイカを俺に売ってくれないか!」
――――なんだヒワイカって…。卑猥か!!ダジャレじゃねえかコイツの名前。俺のほかにも転生者がこの世界にきてたのかなぁ…でもまぁお金には正直困ってたし願ったりかなったりかな
「ん?まぁどうせ処分には困ってたとこだし売ってもいいぞ」
「ほんとか!?助かる!!いやぁ最近ヒワイカ狩り受けてくれるヤツがいなくて品不足だったんだよなあ。ありがとな!にーちゃん!すぐそこで飯屋を開いてるから腹減ったらよってくれや!安くするぞ!」
俺に1ヶ月は遊んでくらせそうな大金を渡し、イカを運びに行くのか、いやぁ腕が鳴るぜと腕をぶんぶんと本当に音を鳴らしながら歩き去っていくおっちゃんを見送るのであった。
ヒワイカを倒したことで海は静かになったので、俺達は海辺での遊びを始めることにした。サチはさきほどの触手のヌメヌメで気持ち悪いと着替えてくると言いどこかにいってしまったので、仕方なくエイトは浜辺でお城を作って待つこと十数分――
そこには美があった。髪、肌の白さと、その白を殺さない黒の水着。まさに美を奏でるためのピアノのようなバランスのよさ。可愛いが、可愛いと一言で語れることはない美しさ。そう、びぅーちふる。その光景に俺は息子とともにスタンディングオベー…俺のみ立ち上がった。
立ち上がったまま何も言わない俺にじれて一人喋りだすサチ。
「ぉ、おまたせ…。に、似合うかなぁ…?似合わないよねっ!!そうだよね。ごめんね…」
「…ごめん。びぅーちふるすぎて言葉が出なかった」
「なななな、なにっ!びぅーちふるってえ!」
顔を真っ赤にしながら胸などを隠してもじもじしているサチ…かわいい。
「じゃあ遊びますか。お手をどうぞ、お嬢様」
「も、もう調子いいんだから…。って!?何作ってるの!?」
「何って…どこにでもあるお城?」
そこには日本の某お城まるまるそのまま再現したかのような緻密さで作られたお城が建っていたのだ。
「普通砂じゃここまで作れないと思うんだけどなぁ…」
「まぁそんなことはいいから海水浴しよーぜ」
「そんな事って…まぁでも早くエイトくんと泳ぎたいしいっか!いこっ!」
そうして俺とサチは泳ぎまくった。水をかけまくった。
時たまサチを狙いにヒワイカが寄ってくるのだがそれは俺が〆るか魔力を放出して脅すかをしておっぱらっていたので最終的にはこなくなったのだった。
*****
「ふぅ~~つかれたよーーう!!満足っ!」
「あぁ…少しはしゃぎすぎたかもしんない」
あたりも暗くなり始めていて、自身がどれだけ夢中になって遊んでいたのかがイヤでもわかってくると少しだけ恥ずかしさなどがこみ上げてきたエイトであった。
「宿を取らないとなぁ。けど、今はふところに余裕があるからいい宿にとまれるかもな!」
「ほんとっ!?最近野宿とかも結構あったから嬉しいっ!」
と、上機嫌で宿を探しに行ったまでは良かった。けれどもふたりとも忘れていた。今はトーナメントがあるので人がいつもより多いということ。トーナメントに来る人間はほとんど宿をトーナメントが終わるまで固定で借りてしまっているため空きがほぼないということを…。
今作中では、主人公などのステータス、および所持金などの詳細な数値化は意図的に行っておりません。これは、数値で表すと強さが数値だけで決まってしまうように安っぽく見えてしまうと思っているので強さを数値化していないのです(ということに)。所持金に関しては通貨の呼び方と自分がいくら持っていたかを計算するのがめんd←殴




