最強の目覚め?
1話を書き直して、多少、小説(笑)っぽくなったかなぁ。
まじでこれからどうしよう。評価か批判のコメント等いただけるとモチベあがるかもしれません。
目を覚ました。そこは暗く、静かな部屋だった。
この世界の父と母はどんな人たちだろうって心を躍らせていた時期もあったんだけどなぁ。
なぜか、俺は父と母を一度も見たことがない。名前も知らない。ただ、俺のお世話係のおばさんが、俺の両親は忙しいから面倒を見る暇がないと言っていた。
まぁ、あんまし期待はしてなかったよ…。どうせ俺はこの世界でも理不尽の渦に飲み込まれるんだろうなぁ。
*****
そんなこんなで時はどんどん過ぎていき5年が経った。
「やぁ、俺はエイト!日本の時で言う苗字なんてものは無い。ただのエイトってんだ!」
・・・・・・部屋にはシンと静まり返った空気が満ちている。
「はぁ。こんなに放置されると逆にのびのび生活できていいんだけど…。人肌が恋しいって本当に思うもんだったんだな。」
さすがに転生前も交友関係が少ないといっても、多少の友人はいたわけで、5年もお世話係のおばさんしか話相手がいなく、しかもそのおばさんも食事などの必要最低限をしたら帰ってしまう。
「話相手がほしいなぁ。はぁ、理不尽だぁ」
今日も今日とて一人遊び。幸か不幸か、俺は転生前では面白みの欠片も感じられなかった棒倒しなどが楽しくてたまらなかった。これも歳相応の感情になっているのかな、などくだらないことを考える毎日だった。
「しっかしなんもねー村だなぁ。人っこ一人いねえってどんな田舎に生まれてきちまったんだ。まさかっ!あの女神俺に力を与えるっていってたけど、ボッチの能力とかじゃねえよな…。」
ぶるっと体を震わせてその可能性を頭の隅に追いやる。
そんな生活が毎日これからも続いていくのかと嫌気が差してきた時期に、突如その生活が終わりを告げた。
いきなり俺の村に大量の黒い甲冑を身に着けた騎士軍団?が来たのだ。
―――――なんだ!?俺一人しかいない村になんの用だよ!まさか殺されるとかじゃねーよなぁ…。
騎士中の、より一層黒く、ずっしりとした騎士が前に出てきて叫んだ。
「御免!!!!ここに、エイト殿は居られぬか!!!我々は、王立師団副隊長エギュル・ビトレ」
―――――これは!噂の修行パートってやつかな!?この人達についていけば俺も最強として鍛え上げられていくって寸法だな…!よしっ。
「…あの、俺がエイトですが。何か用ですか?」
「貴殿がエイト殿か。ふむ、我々を前にしても畏怖もなく姿を現す…か。よい!見上げた図太さだ。しかし、だ。我々を前に殺されるかもしれないと疑わなかったのか?」
「なぜ俺を殺すのか理由がわからないのと、俺一人を殺すなら名乗りなんて必要ないと思ったからです。」
エギュルがピシリと動きをとめ、次第にぴくぴくしだした。
まずい。怒らせてしまったか。
「くく…ははははははは!!!確かに!殺すためだけなら名乗りは必要ない…か!面白い。我が直々に鍛えるだけの器はもってそうだな!どうだ、エイト。我についてくるならお前を鍛えるぞ?」
―――――っ!キタキタ!この展開!もちろん答えは最初から決まっていた。俺は2回目のイイ声で言ってる。
『お願いいたします。』
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正直言って、修行っつーのを舐めてました。
きつい!いや、きついって言うのすらきつくなるくらいのきつさ。人間って限界近くなると息出来なくなることとかあったんだな。
しかし、嬉しい誤算もあった。それは、自分が日に日に強くなるのが理解できたことだ。
前世の記憶では、人間は一生懸命努力をし、1ヶ月や1年など長期間繰り返すことで目に見えて成長したきたと実感できたと思っていたが、この世界にきてから俺は1日ごとに成長していくのがわかった。
「これも、神の力の一部だったりするのかなぁ。」
「こらエイトおお!なにをさぼってるんだ!!!!!走りが終わったら素振りをしろ!!!」
「ひぁっ、っはあああいいいいい!!」
俺はひたすら自分を鍛えた。ただひたすら鍛えた。勉強もしたほうがいいのかと一時期エギュルに聞いたこともあったが、いわく我らには関係の無いことだと一蹴されてしまった。
「まぁ、勉強嫌いだからいいけどさ。」
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そして修行に入って5年経った時。
10歳になった俺はついに城壁の外に出る許可をもらえたのだった。
次回!実戦!少女!
と予定してたりしなかったり。




