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七章8:無人の町とドライと最後の魔獣 【前編】

 

エヌ帝国の本拠地へ続く大洞穴のあるアルデヒト大陸へ

降り立った俺と獣神達は、大陸の中にある小さな町へ足を

踏み入れていた。

 断崖の上から感じた時よりも、益々生気が感じられない。

 ただ不気味な静寂が町全体を包み込んでいて、

異様な空気が周囲に流れている。

 緊張感のためか、喉がカラカラに渇いて、

おでこから冷や汗が噴き出て来ていた。


「大丈夫、ですか?」


 彼女の顔を見て、声を聴くと、体中をぐるりと回っていた

嫌な緊張感が抜けていった。

 だけどその時のこと。


「あああ、ううう、うああああ……!」


 どこからともなく、人のうめき声が聞こえた。

 最初は一つだったそれが、次第に増えて行く。

 

「みんな! マスターを!」

「「「「「了解ッ!」」」」」


 アルトの号令で獣神達は俺をぐるりと取り囲んで、

それぞれの武装を行う。


 町の路地裏、家の中、井戸の中から次々と、

まるで動物みたいな耳を付けた人たちが姿を見せ始めた。

出てきた人たちの全員の目が真っ赤な輝きを炯々(けいけい)と放っている。

それに俺は見覚えがあった。


「ブレスさん、この人たちも?」

『トラピストやコエド将軍の時と同じ、帝国に洗脳されているのだろう。ちなみに彼等の耳は天然のものだ。彼らは【ドライ】このアルデヒトでかつて裏世界に続く大洞穴の封印を守っていた少数民族だ』

「くっ……」


 俺たちを取り囲んで歩を進めているドライ族のみんなは

包丁を棒の先に括り付けた槍、マキ割りとかで使ってたんだろう

使い古された斧とか、生活感がにじみ出ている武器を手に、うめき声を

上げながらにじり寄ってくる。

 老若男女問わず、真っ赤な目から敵意をにじみだしている。


「あああああッ!!」


 それまで静かににじり寄って来ていたドライ族が、

動物みたいな奇声を発して、一斉に飛びかかってきた。


「行くよ! みんなッ!」


 アルトの一声で獣神達はそれぞれの方向へ飛び出した。

 瞬間、獣神達は手にしていた武器を消して、

徒手空拳でドライ族へ飛びかかった。


「せいっ!」


 ランビックは素早く相手の懐へ潜り込んで、肘鉄を叩き込む。

 一瞬、相手は怯みを見せたけど、すぐに踏みとどまって、

容赦なく包丁の槍の切っ先を彼女へ向ける。

 ランビックは予想外の展開に目を見開いて、

たじろいでいる。


「なっ!?」

「ラーンッ!」


 そんなランビックの前へピルスが割って入って、

回し蹴りで相手を突き飛ばした。


「協力しよう! 僕とランの腕力じゃ、二人で一人がやっとだから!」

「チッ! 私は徒手空拳は専門じゃないしね!」


 ランビックとピルスは二人で、

一人のドライ族を突き飛ばし始める。


「おりゃー! って、あれ!?」


 エールの渾身の拳があっさりと外れた。


「こんのぉ! 避けんじゃねぇ!」


 エールは繰り返し、ドライ族へ向けて拳を放つ。

 だけど一撃必殺が特徴のエールの動きは俊敏なドライ族の

動きに翻弄されて、相手を上手く捉えられていない。


「エール! 一緒に戦いましょう!」


 するとアルトがエールの背中へ、

ぴったりと自分の背中を付けた。


「わりぃな! ちまちまやんのはあたしの性に合わねぇ! アルト、おめぇが敵を追い込んでくれ。その隙にあたしがぶっ飛ばす!」

「わかりました! だけどくれぐれも加減はしてくださいね!」

「わぁってるよ!」


 エールとアルトは一緒に動き出した。


「せい! やっ!」


 流石に拳士のボックさんは、鮮やかな拳捌きで、

操られているドライ族を倒していた。

 その力は獣神達の中でも圧倒的で、

次々と武器を手にしたドライ族をなぎ倒している。

 

「にゅわ!?」

「うわわっ!?」


 俺とスーも杖を手にしてはいるが、紫の炎を出すことができず、

ただ避けているばかり。

俺はどうしても、ドライ族へ杖を向けることができなかった。


――この人たちはただ操られているだけ。だから傷つけたくない。


 そんな俺の気持ちを獣神達は察してくれて、敢えて武器を使わずに、

徒手空拳で戦ってくれている。

 だけどボックさん以外はみんな武器を使っての攻撃を得意としている子の

方が多い。

だから、思う存分に戦えないでいる。


 実際俺もスーも、満足な攻撃ができず避けているばかり。

 対する武器を持って、明確な殺意を向けているドライ族は、

遠慮なしの攻撃を放ってきている。

 まずいことに時間を追うごとに俺たちへ、

襲い掛かっているドライ族の人数がにわかに増えている。


「にゅっ!」


 突然、スーがぴたりと動きを止めて、

鼻をひくつかせた。


「あああーっ!」


 そんな隙だらけのスーへ向かって、

斧を持ったドライ族が襲い掛かる。

 

「危ない!」


 咄嗟に飛び出した俺はスーを抱きしめて、

地面へ転がった。


「急に立ち止まっちゃダメだって! どうしたの!?」

「匂い、感じる!」

「えっ!?」

「魔獣! きっとドライ族、操ってるやつ! そいつ!」


 俺とスーの上へ黒い影が落ちた。

 視線を上げれば、さっきスーに襲い掛かっていたドライ族が

斧を振り上げて、今まさに、俺たちへ重い刃を落とそうとしていた。


獅子正拳レオパンチ!」


 気合の籠った声と共に、

横からボックさんの鋭い正拳突きが放たれた。

 俺たちへ斧を向けていたドライ族が軽々と吹き飛ぶ。


「あ、ありがとうございますボックさん!」

「早く立ってください! 危険……せいっ!」


 ボックさんは言葉を止めて、回し蹴りを放つ。

 数人のドライ族がまとめて吹っ飛んだ。


「ボック! お願いある! 少し、わたしに時間、頂戴!」


 立ち上がったスーが叫んだ。

 すると、拳を振り続けているボックさんは、


「わかりました! ですが時間の長さはあまり期待しないでください!」


 スーの言葉から、

意味を察したボックさんの拳が更に加速する。


獅子急走レオダッシュ!」


 気合と共にボックさんがそう叫ぶ。

 瞬間、ボックさんは緑の閃光になった。

 緑の閃光は俺とスーを取り囲んでいた、

ドライ族を次々と吹き飛ばし始める。


「知人くん! ブレスさん! 手!」


 スーが手を差し出してきた。


『心得た! 少年よ、私が嵌っている君の右腕でスーの手を取るのだ!』


 何が始まるのか、

はっきりとはわからない。

 だけどスーから明確な意思を感じた俺は、

迷わず彼女の手を取った。

 瞬間、繋いだスーの手から熱い摩力の流れを感じる。

 俺、ブレスさん、そしてスーの摩力が回って、

重なり、混ざり合ってゆく。

 三人分の摩力の量は混ざり合うことで、

膨れ上がって膨大となる。


 すると、ドライ族の背中に繋がれた、

赤く光る糸のようなものが見えた。


「あれ! あの摩力、みんな操ってる!」


 スーも赤い糸が見えたらしい。


「じゃあ、あの糸の元を切れば!?」

「にゅ! 行くッ!」

「わわ!?」


 突然、スーは俺はの手を取ったまま走り出す。


『少年! スーと共に糸の元を辿るのだ! えいやっ!』


 ブレスさんに肉体強化を施してもらった俺は、

スーとを手を繋いで走り始めた。


 赤い糸は町の色んなところに、

クモの巣みたいに張り巡らされていて、

その全部が最終的にドライ族に繋がっている。

 だけどよく見てみると、糸の束は大通りの奥にある、

角から街中へ伸びていた。


 俺とスーはその角を目指して走り続ける。


「にゅっ!」

「そらっ!」


 俺とスーは杖で襲い掛かるドライ族を殴り飛ばしながら

どんどん先へと進んでゆく。


――殴ってごめんなさない!


 なんて心の中で謝りながらドライ族を退けて、

俺とスーは角へ潜り込んだ。


 ドライ族を退けながら、赤い糸の束を辿ってゆけば、

俺たちはぐるりと石造りの建物が、

周囲を取り囲む広場に出ていた。

 広場の真ん中には一際高い鐘楼しゅろうが、

俺とスーへ黒い影を落としている。


 赤い糸の束は鐘楼の頂上に繋がっているけど、

陽の光が逆光を作っていて、

繋がっている先がどうなっているのか分からない。


「ナイトオブファイヤー!」


 スーは鐘楼の頂上へ向けて杖から紫の炎を放った。

 途端、赤い糸の束が揺れ動いて、何かが鐘楼の頂上から

降り立って来た。



 地面に蹲っているそいつの体は、雑兵のギネース兵と同じく

青くて水みたいだった。

 だけどギネース兵とは違って筋骨隆々な体つきで、

身体の各所に鎧を着けていて圧倒的に雰囲気が違った。


「良くぞ参った! 我が名はキングギネース! チート! 貴様を葬るためにサルスキー様に使わされたエヌ帝国最後の魔獣ぞ!」



 筋骨隆々なギネース兵こと、

キングギネースは構えを取って叫んだ。

 その構えから一瞬の隙も見出すことができない。


「にゅわーッ!」

「待って! スー!」


 俺の静止も聞かず、スーは杖へ摩力をこめて、

キングギネースへ突進してゆく。

 キングギネースは構えを崩さない。

 そしてスーの摩力がこもった杖が、

ギングギネースの体を切り裂いた。


「にゅわ!?」


 スーの杖は確かにキングギネースを引き裂いた。

 でも傷口は開かず、

まるで水を切ったかのようにすぐに塞がった。


「豪魔獣拳! 追従飛翔拳ロケットパンチッ!」


 構えたキングギネースの右腕の肘から腕が外れて飛んだ。

 スーはキングギネースから外れた腕に身体を打たれて、

後ろへ思いっきり吹き飛んで行く。

 スーは近くにあった家屋へ叩き付けられて、

項垂れてしまった。


「スーッ! おまえはぁぁぁー!」

『よせ、少年!』


 スーをやられて頭に血が上った俺は、

ブレスさんの声を無視して、

キングギネースへ突っ込んでゆく。


――キングギネースは水みたいな特性を持っている! だったら!


着鋼ちゃっこうッ!」


 瞬時に相手の属性を判断した俺は、

大地の獣神の力を呼び起こす。


――キングギネースは水属性! 対するグリーンレオは木属性! 属性優位が働くはず!


 手足に翡翠のプロテクターを装着し、

ボックさんのように拳を構える。


――狙うはキングギネースの胸の奥に見えるコア!


獅子爪拳レオネイル!」


 ワンツーフックで空を切れば、真空の刃が発生する。

 それは鋭く、勢いを持ってキングギネースのコアへ目がけて

まっすぐに突き進んだ。

 だけど、手ごたえは無し。

 まるで瞬間移動のようにキングギネースの姿が、

俺の目の前から消失する。

 背後に殺気を感じて、素早く踵を返して、

拳を振り上げる。

 いつの間にか背後にいたキングギネースと、

俺の拳が激しくぶつかり合った。


「ほう、属性優位は理解しているようだな。やるではないか!」

「そりゃ、どうもッ!」


 姿勢を低くして、足払いを繰り出す。

 足払いは確かにキングギネースの足を捉えた。

 だけど、やっぱり水みたいに突き抜けて、

手ごたえが全くない。

 むしろ足払いをしたことで、身体が空回りしている。

 

――マズった!?


 そう思ったけどもう遅かった。


「しかし! 属性優位は戦いの絶対勝因とはならんぞ!」


 キングギネースの膝が俺の顎を思いっ切り叩いていた。

 頭を白黒させながら、俺は思いっきり吹き飛ぶ。


「いっつつ……」

『立つのだ! 早くッ!』


 ブレスさんに促されて、早々に立ち上がる。


「なっ!?」


 だけどすでに目の前にはキングギネースが居た。


「豪魔獣拳! 爆破拳アトミックパンチ!」

「がはっ!?」


 重くて鋭い拳が腹を打った。

 激しい衝撃がお腹の中から、

色々なものを込み上げさせる。

 そして同時に仄かな熱を持った。

そう思った次の瞬間、

お腹の辺りの摩力の流れが、

激しく乱れたと気が付く。


「ぐわっ!?」


 突然、お腹の辺りで激しい爆発が起こった。

 ブレスさんの肉体強化、

着鋼のおかげで致命傷は避けられた。

 だけど俺の体はまた、

ヒラヒラと木の葉みたいに後ろへ吹っ飛ぶ。


『少年! しっかりするのだ! 少年よ!』

「あ、ううっ、だ、大丈夫、です……なんとか……」


 キングギネースの迫撃を恐れて、

重い体を引きずり起こす。

 でも迫撃は無い。

 キングギネースは少し離れたところで、

俺を睥睨へいげいしていた。


「獣神を従えていると聞きどのような猛き者と想像を膨らませていたが、この程度か……残念だ」

「ご、ご期待に添えられなくて申し訳ないねぇ……!」


――バカにされてる。


 キングギネースの言葉に怒った俺は気合で立ち上がる。

 でも、もう既に相当なダメージを受けているのか、

全身がブルブル震えて、構えを取るどころじゃない。


「俺は拳士だ! 弱いものを己の拳でなぶり殺すなど悪趣味! 貴様には貴様に相応しい最期を授けてやろう!」


 キングギネースは腕を振り上げる。

 奴の指先から赤い糸のような輝きが見えた。


「豪魔獣拳奥義! 操糸マリオネットッ!」

「ああ、うう、あああ!」


 そう叫んでキングギネースが腕を振ると、

広場を囲む家屋の路地から、

目を真っ赤に染めた、ドライ族の人たちが姿を現す。


「さぁ行け! そしてチートを血祭りにあげるのだ!」


キングギネースの命令を受けて、

武器を持ったドライ族が円陣を組んで、

にじり寄ってくる。


 逃げなければやられる。

それは分かっている。

 でも散々キングギネースにやられた俺には、

走り出す力さえ残っていなかった。

 スーも未だに項垂れたまま、

意識を取り戻す気配がない。


――どうしたら、どうすれば……?


 考えれば考えるほど焦りが募る。

 

『ぬぅ……こうなれば……!』


 テイマーブレスがカタカタと震えていた。

 そしてはたりと思い出す。

以前、水の国ドラフトでブレスさんに助けてもらったこと。

 だけどあの力を使えば、ブレスさんは……


「や、やめてください、ブレスさん……」

『しかし! もはや手段は!』

「いえ、その……」

『ええい! こういう非常時まで君はチキンなのかね!?』

「違います! 違うんです! あと、少しで……」


 ずっと胸の奥に仄かな予感があった。

 それは匂いに代わって確信へと変化する。

 一瞬、世界が止まったかのような錯覚を覚えた。

 途端、目の前のドライ族が、竜巻に飲まれるように吹っ飛ぶ。


獅子正拳レオパンチ!」


 裂帛の気合と共に激しい拳圧がドライ族を紙切れのように舞い、

円陣に大きな穴ができる。

 その穴から緑の閃光が飛び出してきて、

俺とキングギネースの間に立った。


「大丈夫ですか、チートさん!?」

「ナ、ナイスタイミングです、ボックさん……」


 ボックさんは屈んで、

俺へ手を差し伸べようとしてくる。


「あああっ!」


 そんなボックさんの背後へ、

斧を振りかざしたドライ族の影が落ちる。


「はぁっ!」


 だけどボックさんの振り向き様の回し蹴りは、

斧を振り落とされる前にドライ族を吹っ飛ばした。

 ボックさんはそのまま腕をバネにして数回飛んで、

群がるドライ族の前へ立って、

地面をしっかりと踏みしめて構えを取った。

 ドライ族は武器の柄を握りしめて、

ボックさんへ敵意の眼差しを向ける。


「ああああっ!!」


 ドライ族は武器の鋭い切っ先をボックさんへ向けて、

突撃を開始する。

 瞬間、またボックさんの姿が緑の閃光になった。


「はっ! 獅子爪拳レオネイル!」


 緑の閃光から、さっき俺が発生させたものよりも数倍素早く、

そして鋭い空気の刃が放たれた。

空気の刃はドライ族が持っている武器の先だけを切り裂いて、

宙を舞わせる。


「続けて! 獅子旋風拳レオサイクロン!」

「うがっ!?」


 ボックさんの鋭い裏拳が一人のドライ族を吹っ飛ばして、

さらに奥にいた人たちまで巻き込んだ。


「チートさんにはこれ以上指一本触れさせません! 覚悟なさい!」


 ボックさんはそう叫んで、また緑の閃光になった。

 彼女の連撃は止まらない。

 彼女の鋭い拳は次々とドライ族を倒し、地面へ叩き伏せる。

 相手の数は圧倒的。

 でも緑の閃光と化したボックさんの敵じゃない。

 周りを取り囲んでいたドライ族はみるみるうちに、

地面へ叩き伏せられて、どんどん数を減らしてゆく。


「ほう! 流石はグリーンレオのボック!」


 ドライ族の間から出てきたキングギネースが現れた。

 奴は指先から出ている赤い糸を思いっ切り引っ張る。

すると俺たちを取り囲んでいたドライ族が、

まるで糸の切れた人形のようにバタバタと倒れ始めた。

 キングギネースは姿勢を正して、


「豪魔獣拳キングギネース! かつて貴様に敗れた副将ゴーレム、オークマスターより生み出された最後の拳士! よろしくお頼み申します!」


 そう宣言をして頭を下げたキングギネースにボックさんも習った。


獅子拳レオマーシャル! 大地の獣神グリーンレオのボック! 宜しくお願い致します!」


 ボックさんとキングギネースは互いに地面をしっかりと踏んで

構えを取る。

 両者から沸々と感じる熱い闘志は、

自然を俺の胸を震えさせた。


「行くぞぉ!」


 キングギネースは思いっきり地を蹴って、

ボックさんとの距離を詰める。

 彼女もまたほぼ同時に地面を蹴って、拳を構えた。

 

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