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Nuclear contamination the girl(フェザー)は汚染された世界で銃を撃つ 作者:ぱんだ祭り

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A bird is caught prey.3

 緊迫した空気が流れる。
 いつ殺し合いが始まってもおかしくない状況だ。
 でも、焦って先にぶっ放したら、その方が負けだ。
 特に奴らは統率が取れなくなり滅茶苦茶なことになる。

 それに近距離の銃撃戦ほど、自らの首を絞めるものはない。
 同士撃ちも増えるだろうし、何がどうなるか予測がつかないから普通はやらねえな。
 まあ、最悪、インテリの頭を派手にぶっ飛ばして、奴らを混乱させてから切り込むが、まだまだそんな時間ではない。 
 
「その男はある国に引き渡すために我々で運んでいた。日本の医者は優秀だから高く売れるんでな。その大事な商品を派手に連れまわして遊んでいた俺の部下にも非がある。今回の件は我々にとっても良い教訓になった。どうだろう、その男を引き渡してくれれば、我々の得る報酬の2割を渡すつもりだ。昨日の件をとやかく言うつもりはない。その男を渡して欲しい」

 男は静かな物の言い方ではあったが、全く引くことのない強いものであった。 

「今すぐここに水2000リットル、米1000キロで持ってくれば話しを聞いてやらんこともない。後では駄目だ。今すぐだ。それならすぐに渡してやるよ」

 大佐も引くことなく強気の交渉に打って出た。
 あとで渡すなんて言って、持ってくる奴なんているわけねえしな。 

「今は何も出せない。こちらの仕事が終わった後にして欲しい」

 男がそう言うと大佐は呆れたように首を振った。

「それじゃあ無理だなあ。今、目の前にあるもの以外、どうやって信じろっていうのよ?」

 大佐がそう皮肉めいた笑みを浮かべながらそう言うと、男の表情が少し変わった。

 裏口に人が移動する音が聞こえる。
 渋谷ベースの温度が上がる。
 今日も焼けつくような1日が始まった。
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