挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
Nuclear contamination the girl(フェザー)は汚染された世界で銃を撃つ 作者:ぱんだ祭り

前章

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

12/23

Feather kill and fly high2

 大佐はそれを聞いたのか、武装した姿でソファーから立ち上がると、男がいる方の窓を開けた。
 片手には拡声器を持ち、だるそうに窓枠に肘をつきながら顔を出した。

「おい、水とか持って来たのかよ。ただじゃ渡さねえって言ってんだろ?ちゃんと昨日聞こえていたかー?水2000リットルと米1000キロだぞー」

 大佐はそう言うと窓からダランと腕をおろしてふざけたように笑った。

「お前たちに交渉する余地はない。すぐに医者を渡せ。さもなくば、攻撃を開始する。これは脅しではない。すぐに開始するぞ!」

 男がそう語気を強めた。
 攻撃直前、各配置先の部下達に緊迫感が走る。

「まあ待て。落ち着いてくれ元自衛隊さんたち。医者を渡すつもりがあるからこうして話してるんだ。お前たちだって弾薬減らして死傷者出したくないだろう?俺だってそうだ。今、ここで殺されたくはない」

 本気なのか嘘なのか、大佐はリラックスした様子でゆっくりと話した。

「では、医者を渡すというのか?だったら、今すぐ渡せ!」

 男が大佐の態度に苛つき始めた。
 だが、まだ攻撃は始まらない。

「まあ、待て。少し時間がかかるんだ」

 大佐はそう言うと腕時計を眺めた。

「最近の技術は凄えんだな。東京も一瞬にして腐らせちまうし。あとなあ、フェザーのジェットブースターにはステルスモードっていうのがあるんだよ。どうも30%位出力が落ちるみたいなんだが、全く無音で飛びまくれるみたいなんだよな」

 大佐はおかしそうに笑うと拡声器でゆっくりと話し続けた。

「この中を遠距離から狙える場所は3箇所。その3箇所をジェットブースターで移動するのに6分。殺すのに1箇所30秒位か。なあ、何で俺がこんな窓から顔出してくつろげているか分かってないみたいだなあ、元自衛隊さん。お前達のスナイパー共は今元気か?」

 大佐がそう言うと、男がしまったという表情に変わった。

「おい、狙撃手の状況を確認せよ!」

 男は声を荒らげ部下にそう指示すると、部下が無線で連絡を取り始めた。

「隊長!駄目です!全員応答ありません!」  

 無線で連絡を取っていた部下が男に大声で伝えた。

 その時だった。空から次々と拳程度の大きさのものが、男の周りに降ってきた。
 カランカランと転がるそれを見た男の顔は青ざめ走りだした。

「手榴弾だ!全員退避!!」

 男がそう叫んだが、もうすでに遅かった。
 凶悪な爆発音と共に男の部下たちが吹っ飛んで行った。

 やったぜ!
 私が上空から投げた手榴弾は、奴らの本体をほぼ壊滅させた。
 ステルスモードのジェットブースターは結構役に立つんだよな。

「馬鹿だな!」 

 私は上空から笑いながら大声でそう言うと、旋回し渋谷ベースの屋根に向かった

 下から銃を打ち鳴らす者もいたが、高く飛ぶ鳥はそうそう撃ち落とせない。
 屋根の上に居た連中の首をコンバットナイフで切ったあと、私は腰にたくさん装備してある手榴弾を取り口でピンを開け、逃げまわる奴らに向かって次々と手榴弾を投げつけていった。
 部隊として機能しなくなった奴らは子供同然だった。

 ちょっとしたピンボールだな。
 弾いて弾いて弾きまくるか!

「大佐!半分以上死んだぜ!のこり7人だ!」 

 私がハンズフリーの無線で大佐にそう伝えた。

「フェザー皆殺すなよ?俺にも取っておけ!さあ、死んでもらうぞ。元自衛隊共!!」

 いい声だ。大佐。戦う時はそうでなくっちゃな!
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ