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総合評価が3桁になってました。皆様ありがとうございます。

牛歩並の進みですが、今後ともよろしくお付合いください。

受付のお姉さんから薬草の生えている場所について少し聞き込みをしてから町を出発した。薬草は水辺を好むとの事なので、西門を出て半刻くらい歩いたところにある川の周辺を探って見る事にした。


「これは…薬草だな。これ…も薬草だな。」


川沿いに歩いているだけで籠がどんどん重くなっていく。これなら30分もしない内に籠にいっぱいの薬草が摘めそうだった。コボルトのアレックとアルマも、種属スキルであろう嗅覚強化を使って薬草を摘んでいる。こちらもなかなかの早さで薬草を摘んでいるようで、僕と同じくらいの量を籠に詰めている。


意外だったのが彩香だ。籠を見ると、僕らの半分程度しか薬草を摘めていない。彩香には『未知推測』というスキルがある。だから苦戦しないだろうと考えていたのだが、未知推測のせいで逆にノイズが発生するとの事だった。スキルが薬草だと認識したが、摘んで見ると推測結果が変わるという事が多くあるらしく、信用しにくいという結果に終わった。


なので彩香は自分の目で薬草を探さなければならないため、少し遅れが出ているのだ。少し悔しそうな表情を見せる彩香だが、精度を上げるべく集中して薬草を探している。その内スキルに頼らずとも、有利なスキルを持った僕たちと同じ速さで薬草を摘んでそうだと思ってしまった。



結果からいえば、4つの籠をいっぱいにするのに半刻もかからなかった。途中、自分の籠がいっぱいになった僕やコボルトたちが彩香の籠にも入れるようになり、あっという間に終わってしまったのである。


「これならもう一籠ずつ借りてきても良かったかもしれないなー。」


「そうね。今のままだと移動時間の方が長い事になってしまうから、8から10個の籠を借りてきて採取した方がいいと思うわね。」


「だよな。今日は昼からだったけど、朝から向かうならそれくらいあっても終わりそうだよな。」


そんな事を言いながら帰路を進む。アレックとアルマもニコニコしながらついてきているが、言葉を発しない。喋れないわけではない。実際に依頼所でスキルを確認した時に、羊皮紙に書くのと同時にスキルについて言葉を発していたからだ。別に彩香が怖くて声を出さないでいるわけではないと思う。…多分。


1刻と半刻弱程度の時間で僕たちは依頼所に戻ってきた。すぐさま2階に上がり、受付のお姉さんに依頼完了の報告を済ませる事にした。


「すみません、依頼が終わったので確認をお願いします。」


「あら? もう帰ってきたのですか? 初めてにしては凄く早いですね。確認しますので、少々お待ちくださいね。」


そう言って籠を奥の部屋に持って行く。そしてしばらくすると戻ってきた。


「お待たせしました。確認が終了いたしました。問題ない、との事でしたのでこれにて依頼完了とします。お疲れ様でした。こちらが報酬となります。」


銅貨40枚を受け取り、彩香に全部渡す。共同で稼いだ金額については彩香に管理して貰うと言うことを帰ってくる途中で決めていた。そして帰路で決めたもう一つの事について聞いて見る。


「明日もこの依頼を受けたいのですが、それは可能ですか?」


「はい、可能ですよ。この依頼はずっと張り出されていて、依頼がなくなる事はまず無いと考えて貰って結構です。」


これについては安心した。割と稼ぎやすい依頼が無くならないというのは有り難い事だからだ。そして、さらに重要なことは、


「では、今回の依頼で一人に対して籠は幾つまで借りられるのですか?」


「1人幾つだという縛りはありません。ただ、基本的には持てる量以上の籠を借りようとする方がいた場合は理由を聞くことがありますね。また、複数の依頼を同時に受ける場合にも、借物が持てる量の限界を考える事は同様ですね。」


籠を8~10個持っていってもいいと言う事が判った。それ以上に、違う依頼を同時に行ってもいいということも聞けた。今は特に意味の無いことだが、いずれ重要になってくる気がする、覚えておこう。


「ありがとうございます。また明日薬草を採りに行きたいと思いますので、よろしくお願いします。」


「はい。お疲れ様でした。」


受付のお姉さんからいろいろ聞きいて、宿に戻るのだった。


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