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雑音ステップ  作者: 白井 雲
夢追う剣、カランコエ
82/100

魂で出来た器にこそ、魂を7

独特の緊張感が漂っていた。



ブレーキ、アクセル問わずアゲハを恨むナイトメアも少なからずいて、遂に倒せるチャンスが来た。



つまりアゲハに対する離反者もここにいたのだ。



今ここにいるのはシキの計画に賛同した者、すなわちアゲハを倒さんと言う願いを持つ者。



「凄い……アゲハを追い込んでいるのか……」



「シンマネを使えないのは、俺たちも仲間も同じ……その状態なら数で対抗すれば……」



100人。



100対1






今まで散々やられていったナイトメアや、ヒト。



全部こいつが……



こいつの指示で動かされていた奴も現に離反している。



ブレーキだって自ら進んで殺しをしているわけじゃなかった。



こいつさえ…こいつさえ倒せば。



ミハヤも取り返せる。



あいつとの肉弾戦だって、シキ程苦戦した訳じゃなかった。



「……」



「黙って俺の剣を使う気か?」



「ごめん、まだ借りてていい?」



「この戦いに限るけどな」



シキには、燦が今にも飛び出しそうになっているのを感じたので、すぐに仲間たちに号令をかけた。



「行け!俺たちでこいつを潰す!今まで何も出来ずに虐げられて来た俺たちが!全てをここで終わらせてやる!」



「「「オオーーーーッ!」」」



ジャズの演奏に囲まれて、今100人が武器を手に雄叫びをあげながらアゲハの元へ走り出した。













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