73/100
リベールといっしょ4
【いやあ、疲れた疲れた!ここまで上手くやってくれるんなら、ナイトメア・アクセルが守ってやる必要はないのかもねえ】
「ここまで生き残ったな……とりあえず入ってみるか」
【安心しながらしばらく眠るから、その時になったら起こして……】
ここまで色々な場所を越えてきた疲れからかリベールは少しの間眠りについた。
敵意なるものを一切感じなかったのは久々だった故すぐに寝付けた。
「リベールが……俺のナイトメア・アクセル……」
「見た所、ずっと側にいたのだろうな、安心しきっているような感じが見て取れる」
その間にシキはリベールの、決定的に知らなくてはいけない事をナイトメア・ブレーキから教えてもらった。
そのブレーキがかつてリベールのいた町を滅ぼしたアーゼスだったのは、寝ていた事から気づくよしもなかった。
何処までも、人生で初めて深い所まで眠りについていたのだ。
しかしその眠りも一瞬にして覚める事になった。