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雑音ステップ  作者: 白井 雲
矜持の剣、ナイトメア
33/100

ミハヤ5

突き立てられた男もミハヤと同じく、シンマネで出来た体でいた。



目を摘むり、倒れた後すぐに、七色の淡い光を放ち、霧散していく。



ミハヤも同じく光となり、散り始めようとしていたのだが、すぐに青年が体に触れると、それはすぐに収まった。



「なぜあなたがこんな所に、俺たちに任せてたんじゃないんですか!?」



「任せているよ、頑張って」



ミハヤに手を添えて、険しい表情で答える。



「あ、忘れてた」



片方の手も、男に添える。



やはり、死を食い止めるように霧散は止まる。



「そいつを保護して何になるんですか!?」



「前から目を付けていた子でね、この子はナイトメア・アクセルだよ」



目を見開き驚く男。



「そんなのは分かってますよ!俺たちはこいつらと対を為す立ち位置にいて、アクセルの使命に嫌気が刺したからアンタの側についたんだ!」



「……この子も同じなんだ。弱いナイトメアは頑張ってくれればすぐに強くなれるけど、キミのように使命に背こうと思ってくれるように仕向けるのは、難しい」



溜息をついてから。



「それに、大の男二人相手、それも知らない奴相手に力なんか発揮できるわけないだろ……」



「そういうモンなんすか!?」



「そういうものだ」

















それから私はすぐに目を覚ました。



男連中はいなくなっていたが、行方はどうでもよく思い聞かなかった。



怪我をあの人が治してくれたようだった。



そこで私はシンマネというエネルギーの存在を彼に教わったんだ。



「大丈夫?」



「うわっ、嫌な奴だ」



「ごめんよ」



その人は今の燦と同じ表情をしていた。

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