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雑音ステップ  作者: 白井 雲
矜持の剣、ナイトメア
13/100

サン

ロワールが頬に当てられたダメージは、大したことがない。



単純に彼の身体はガタイもよくなく、力もないからだ。



すぐさまロワールが素早い剣捌きで攻める。



それを軽やかな足取りで回避し続けるのである。



先程のダメージがなければ、更に鋭い動きになるのかもしれない。



当たらない……だと。



ものともせずかわす。



こいつは……



かわす。



まるで……



かわす。



別人のようだ。



剣撃のすきま風から鋭くつきささる拳。



うっ、一体ッ……!?



「オラァ!!!くたばれ人間モドキが!!!!!」



たじろぐ彼に更なる連撃を追撃を、数打ちゃダメージになると言わんばかりに叩き込む。



たまらず距離を離していくロワールに、ナイトメアの残骸が多数遺した欠けた剣を投げる。



かなりのスピードで迫る。



かわす。



それがフェイント。



2本目を投げる。



これは弧を描くようにゆっくりだ。



推測位置から離れる。



そこに三本目。



鋭いモーションで投げつけた。



反射的にかなりのスピードが出ると感じ、移動したが。



投げつけた先はあの弧を描く2本目。



「なんだと!」



弾き飛ばされた2本目がロワールに落ちていく。



髪一発分、腕を掠めた。



ロワールがその瞬間鋭い殺意が迫っている事を肌で感じ取る。



空から彼が剣を両手持ちで、強襲をかけてきたのである。



この為の布石。



身体能力から編み出される破天荒な戦術。



「うぉおおおおおおおおおおッ!!!!」




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