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雑音ステップ  作者: 白井 雲
矜持の剣、ナイトメア
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ミハヤ

挿絵(By みてみん)






















一筋の光さえ差さない、漆黒の部屋に。



青髪が鮮やかな幼さの残る少年が、寝息もたてず、眼を瞑っていた。



彼が見ている夢は、現実と幻の境界線上に位置する不思議な夢。



人生で初めて見る夢が、彼の運命を大きく動かす。



「うっ、ああ……」










……ここは、何処だ……?



様々な色を灯した星達が、何処までも続く平な道を照らしていた。



光を受けて虹色に染まる道。



命の息吹というモノが全く感じられない。



「……まぶしい」



全てが純白に包まれたパネルのようなものに、閉じ込められている。



壁と天井、床の境界線がわからず、見慣れぬ場所にほんの少し不安を感じた。

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