通常通りの仕事
誤字の訂正を行いました。
ご迷惑をお掛けしております。
今日は、昨日で雪まつりが終わったので通常の仕事である。
朝ユミ達は、ご飯を食べジルを送り届けてからそれぞれ移転で飛んでいった。
ユミは、執務室でたまっている書類を確認。
カインは、収容所の見張りに向かっている。
「グリッド…
この領主に書類の再提出をするように伝えて。
計算ミスと合計金額があっていない。
正しい書類の提出が出来なかった場合呼び出しだ…」
「この領主またですか…
前もしっかり注意したのに…」
「デルガ王の元に行ってくる。
今日の調査は、終わったからな。
他の領主には、菓子と書状を送って置いて今と代わらず頑張るようにと。」
「分かりました!!」
ユミは、グリッドの返事を聞いたあとデルガの執務室に飛んだ。
「デルガ王今忙しい?」
「大丈夫だぞ。
ラル王から訪問と武道大会の準備が出来たの事だ。
日程は、明後日だ。」
「その間にある程度仕事を終わらせておけば良いんだね。
デルガ王…
一人領主に向いて無いものがいるの…
書類は、メチャクチャだは、計算は、合わないは。
私の指示を聞かないはと仕事を真面目にする気が無いの…」
ユミは、写し絵とプロフィールを提示する。
「ちょっと待ってくれの!!」
デルガは、なぜか焦っている。
「こやつは、誰だ…
私が選んだ者にこのような者が居なかったがの…」
「私が渡された書類は、こいつだったけど…
あっ!!
こいつのプロフィール持ってきたの持ち逃げした貴族だ!!
プロフィールを間違えたって…」
「なるほどの…すり替えたか…
そしてコルガですごしある程度時期がたったあと戻るつもりだったのかも知れんの…」
「じゃ…
正しい書類の人に変えるのが一番か…
今回の書類がダメなら呼び出すことにしていたから。」
「分かった。
私が話を聞こうかの…」
「私も立ち会う?」
「ユミもいた方が良いだろう。」
「騎士に連れてこいと指示だしておくから今日中には、呼び出せると思うよ。」
「そうだの…
準備は、しておく。」
その後ユミは、戻りパレルが持ち込んだ仕事を手伝っていた。
「埋め立て完了まであと少しか。」
「そうみたいだね。
瓦礫を叩いて固めて隙間を埋めれば完了だね。」
「叩きながらでは、ダメだったのか?」
「無理だね…
ある程度詰まった状態じゃないと衝撃で崩れる確率が高かったの。
生き埋めになる確率もあったから効率は、悪いけどこの方法を取ったんだよ。」
「なるほどな…
それほど脆かったのか…」
「弱い地震でも地盤沈下するぐらいにね…」
「今まで危険性のある中で暮らして居たんだな…」
パレルは、顔を青ざめる。
「そうだね…
連動して近隣の地区も地盤沈下する確率があったね…
そしてどんどん悪化して全てが地盤沈下していたかもしれない。
この段階で処置出来たことは、テイル都を守るためにも良い決断だったね。」
「そうだな。
ユミの仕事の方は、順調か?」
ユミは、今日の事を説明した。
「そいつの書類は、まだ来ないのか…」
「そういえば遅いね…
勤務時間中だからすぐに確認できる筈だけだ…」
グリッドが急いで確認に向かう。
「もしかして考えたくないが…
遊んでいるのか…」
「さすがに…
そこまでは…」
グリッドが飛び戻る。
「ユミさん…
確認が取れました…
領主は、昼間から出掛けていて戻って来ていないそうです…」
ユミは、殺気出す。
「そいつを捕まえろ…
騎士達に協力を要請…
無理矢理でも城に連れてこい!!」
「はい!!」
グリッドは、急いで向かう。
「ユミ…
当たって欲しくない事が当たってしまったかもな…」
パレルの眉間にもシワが寄る。
「あぁ…
直接事情を聞く。」
「私も行こう。」
ユミ達は、領主を連れてきたと知らせを受けデルガと合流してから部屋に向かう。
そして部屋の扉の前にデルガとパレルは、待機しユミが事情を聞く。
「君は、領主としてやる気が無いようだな…
勤務時間中に酒場で酒を飲んで居たらしいが…
視察とでもぬかすか…」
「そうだけど?」
男は、悪びれる様子もなく告げる。
「そうか…
視察は、許そう。
勤務中にお酒を飲むことは、許せない。」
「はぁ…
ガキがでしゃばるな…
お前を俺は、認めて居ないし…」
「なら辞めろ…」
「なんで辞めないといけない!!」
「そんなものは、簡単だ…
私が王から権限を貰っているからだ…
首にする権限をな!!」
「嘘つけよ!!
なぜガキが城に居るんだ!!
とっとと家に帰れ!!」
ユミは、淡々と告げる。
「お前は、自分の上司も知らないのか…
私は、ユミ。侯爵の者だ。」
男は、途端に青ざめる。
「こうっ侯爵…」
「そうだが…
それに他の貴族にも領主にも認められている。
認めないと言うのは、お前だけだ。
私も認めないお前の事を…
仕事が出来ぬ者など必要ないからな…」
そこにデルガとパレルが来る。
「ユミが認めないと言うことは、首だの…」
「そうだな…
お前は、帰って私物の整理でもしていろ。
新しい領主が来るからな…」
男は、喚き始める。
「嘘だ!!嫌だ!!
楽な仕事と言うから引き受けたのに!!
辞めたくない!!」
パレルが告げる。
「そして取っておきの秘密を教えてやろう。
お前は、最初から領主をする資格がなかった者だ…
それに関しては、こちらの手違いだから謝ろう。
せめてミスをしても素直に反省し取り組む努力をする者ならば良かったものの…
お前は、勤務時間中に酒を飲んでいる様な者だからな…」
「調べさせて貰うが…
給料の分働いていないようなら頑張って働いて返して貰うことになるからの…」
「いくらだろうな…
調べている間は、城の部屋を貸してあげる。
最高の部屋にね。」
ユミは、近くにいる王国騎士に目で合図し連行していく。
「嫌だ!!助けてくれ!!
嫌だ!!」
男の叫び声が遠退いていく。
「新しい領主を立てないとね。」
「あぁ…」
「もう話を通してあるぞ。
すぐにでも向かうと言っておったの…
その者は、自分より良い者が領主になったのだと納得していたみたいだが気になって調べていたらしい。」
「そうか…
その人は、どう判断していたの?」
「疑問だらけだったそうだの…
失礼だが自分の能力の方が上だしいつまでたっても領土が良くならないから報告書を纏めてユミに提出するつもりで居たらしいの…」
「その人なら安心して任せられるな。」
「そうだね…」
ユミ達は、執務室に戻り調べていた者からの書類を見る。
「これは、酷い…
何もしてないし全てが飲食費だ…」
「どうやって偽って居たんだ。」
「知り合いに頼んで居たらしい…
領収書を自分の名前で発行して欲しいと…
その者自体は、変わりに購入すると思い込んで居たらしく被害者だ。」
「税金を横領して居たことにもなるんだな…」
「市民達には、その分を返還しようかの。
こちらのミスだから。」
「取り合えず私が出しておく。
そしてあいつに稼がせて返させる。」
「そうだな。
そうしよう。」
「ユミは、お金が余っているからな。」
「うん♪
これでも使ってるんだよ?」
「そうだな!!
城のおやつが毎日楽しみだの…」
「城の者達のおやつに使ってるけどイースさんから毎日勝手に報酬の支払いがされているから増える一方だよ。
幻覚の解除は、出来ないからね…
ギルド員達の力量的に可能の筈なんだけどなぜかまだ無理と言われるんだよね…
出来る筈なのに…」
「まだ不安なんだな…
自信をつければ問題ないの…」
「そうだね。
レアドには、頼んでおいたよ。
そしたら俺自身が討伐に向かい自信をつけさせるとさ。」
「それは、またすごいな。」
「まぁ…レアド王だからな。
しょうがないの…」
その後ユミ達は、強制労働させるために横領の罪を言い渡し地獄谷に送った。
そしてユミは、新しい領主に返還分の金を渡し頼んだ。
「任せたぞ…
裏切りだけは、しないでね。」
「はい!!
頑張ります!!」
そしてユミの執務室を後にしていった。
「今日の仕事は、これで終わりだな…
次は、大会だ!!」
ユミは、武道大会を楽しみにしていた。
そしてカインが帰ってきた後屋敷の自室に戻り二人は、寝る準備をし話す。
「収容所の囚人は、すごかったな…
暴れるは、逃げようとするは、担当者の判断で地獄の墓場に送られたぞ。
墓場の騎士達が大変そうだ…」
「見張りか…任せて!!」
ユミは、すぐさまコールする。
(今からそっちに見張りの増員として幻覚の鳥を送る。
治療が出来る鳥だ。
攻撃自体に能力がないが多少は、楽になると思う。)
(本当ですか!!)
(あぁ…
逃げ出す者を制圧ぐらいは、出来る。
そして気絶した後結界を張れるぐらいの強さだ。
今送るから確認しろ。)
ユミは、すぐさま幻覚を作り送る。
引数は、50匹だ。
(鳥の確認が取れました。
早速逃げ出そうとする囚人を気絶させています。)
(そうか。
これからも頑張れよ。)
(はい!!)
ユミは、コールを切りその後、カインに抱き抱えられながら眠りに落ちた。
次は、魔国の武道大会です。




