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ゲーム風の世界にトリップ  作者: まるねこ
第6章 貴族
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パレル達と仕事の手伝い 一日の終わり

ユミ達は、コールで確認して忙しい貴族の元に手伝いに行った。


到着したユミ達は、どうしても帰らなければならない者の代わりに仕事を始めた。


「少し金を得た者達による脱税が多いね…」


「少しでも売り上げを誤魔化し提示するんだな…」


「何故金があるのに脱税するのか分からない。」


「金の魅力に取りつかれるからだよ…


ここに集まる書類は、内部告発だから信憑性も高いし明日担当の者に事情を聞きに行くよう伝えようか…


素直に脱税分の支払いを応じるなら営業停止で済むけど…


それでも粘るようなら連行なんだね。」


「あぁ…でも告発自体が嘘の確率もある。」


「目を鍛えないと出来ない仕事だ。」


「そうだね…


見てこの書類!!

すごい誤差!!」


パレルとルークは、ユミの後ろに移動して確認する。


「これは、すごいな…」


「ここまで貯め込むのか!!」


「貯め込むんだよ。」


「こいつ返せないよな…」


「無理だろ…」


「働かせるしかないでしょ。」


その後もユミ達は、うず高く積まれて居た書類を素早く片付け自分の補佐も呼び出してどんどん指示をして準備を整え書類を視察出来る段階に終わらせ、別の仕事場に移った。


次は、農作物の災害の対策である。

こちらも視察に行くため留守である。



「モンスターが食べ荒らすんだね…


柵か…追い払うか討伐だね…


テイル都から遠く離れてるから応援は、難しい…」


「ギルド本部に通達しておこう。」


「その方が良いね。」


「こちらは、動物による被害ですね…」


「網で囲うだけである適度対策が出来るよ。


大物は、無理かな…針金である程度の高さまで棘を作って張り巡らすの。


それだけでもだいぶマシになるかな。」


「他も魔物と動物による被害だから書状を送ろう。」


ユミ達は、手紙を書き続けた。

対策案を産み出しながら。


「鳥の被害は、同じく網で良いかな?」


「それに撃ち落とさなくて良いから銃で見張りなど良いかな。


大きな音を鳴らして追い払う。」


「分かった。


付け足しとくよ!!」


「こちらは、塩を作る方法の相談だな…」


「普通は、どのように作ってるの?」


「砂浜に細かい網を引きその上にばら蒔いて乾燥させて居るらしい。」


「うーん。


大きな鍋で海水煮詰めてまず塩の塊を作り一度水で溶かして不純物を細かい網を使い濾してまた煮詰めるだけでもだいぶ綺麗な塩になると思うよ。


量も鍋さえ大きければ作れるね…


ただ重労働だね。

混ぜ続けないといけないから。」


「確かに重労働だが良い案だな手紙を書いておこう。」


「ひとつの参考案ぐらいの程度で受け取って貰いたいね。」


「そうだな。」


その後もユミ達は、うず高く積まれた書類を片付け補佐に手紙を預けた所で別の仕事場に行こうとしていたところ視察から戻って来た貴族に驚かれた。


「もう終わったのですか!!」


「うん。


テーブルにあった物はね。

対策案を手紙で送っておいたよ!!」


貴族は、深々と頭を下げユミ達が作成していたメモ書きに書かれていた案に驚くその頃パレルからコールが来た。


(ユミが考えた案だ努力しても思い付かなかったら相談すると良い。)


(分かりました。


後でお菓子を持ってお礼に行きます。)


(まだ甘い物に喜ぶ年頃だ。

お菓子が良いだろう。)


(はい!!)


パレルは、コールを切った。


「パレルさんどうかしたの?」


「いや…なんでもないぞ。」


「そっか。」


「次は、王国騎士による応援依頼ですよ!!」


「車軸と車輪の作成だって。」


ユミとルークに急ごうとせがまれてパレルは、苦笑いながら追いかけた。


ユミ達が作成場に着くと早速ストックの補充の手伝いを始める。


「ユミさんのように歪みの無い車軸と車輪が作れなくて。」


「ひとつ見本作るから作成前に見て触ってからイメージしてみると良いよ。」


ユミは、一回目で両方成功した。


「これが見本だからよく理解してイメージしてから作ってみて?」


パレルとルークも混ざりながら車軸と車輪の作成をしてみた。


出来たと歓声が上がる。


「成功率が上がりました!!」


「それは、良かったよ。


失敗しても再錬金でイメージをし直してね。」


皆がイメージを固めてから錬金する中でユミは、どんどん量産していき自分の箱馬車も作ろうと考えた。


「私も箱馬車作りたいんだけど…

鉄の使用は、許可居るかな?」


「ここにあるのは、廃材なので許可は、いりませんよ。


ってもうそんなに作ったんですか!?」


「そうだけど…


作りすぎた?」


ユミの周りには、50を越える車軸と車輪が転がっていた。


皆が驚き固まっている。


「どうかしたの?」


ユミは、首を傾げる。

騎士達は、何とか誤魔化しユミは、疑問に思うが納得して馬車の作成は、補助輪だけ作れば後は、騎士達に任せる事になった。


ユミは、補助輪のストックも作っておこうと考え量産し気合いの入れ直した騎士達は、素晴らしい馬車を作ると張り切った。


ユミ達にもう大丈夫と告げありがとうと頭を下げ見送った後ユミの馬車を夜遅くまで時間を掛けアイディアを出しながら作成し深夜2時頃パーツを全て揃えて明日組み立てる事となり解散した。


騎士達が夜遅くまで頑張っている頃ユミは、パレル達と別れて自分の執務室に戻り、帰って来たカインと一緒に夕飯を食べた後に寝る準備を整え、お酒を飲みながら話をしていた。



「今日の森の捜索で100を越える盗賊を確保したぞ。


モンスターもある程度狩って来た。」


「盗賊そんなに居たの!?」


ユミは、驚く。


「流れ者だったよ。


親父が明日空いてる時間で良いから尋問の協力をして欲しいだとよ。」


「明日は、休日だし仕立て屋と家具屋が来た後なら行けるかな。


人員が足りないの?」


「違うな…元貴族の癖に威張り散らして尋問にならないバカが一人居るんだ。」


「そこで私か…


そいつは、どこの出身。」


「レビタ国だ…


国外追放されてテイル国に流れて来たんだ。」


「明日尋問してレビタ国に書状を送ろう。


処罰は、こちらで行って良いか尋ねた方が良いね。」


「追放者とは、いえレビタ国に知らせた方が良い。


あちらとしては、謝罪状など書きたいだろうからな。」


「そうだね。


たかがそれぐらいで関係が悪化するほど仲は、悪くないけどね。」


そうだなとカインは、同意し遅くなって来たとの事で寝ようとしたが飢えたカインに襲われ深夜を越えてから寝りについた。













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