表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
聖痕使い  作者: 中間
第一章:人間の国
5/74

4話 盗賊一掃

あのあと集会が荒れた荒れた。まあソフィアさん美人だもんな。何より俺が信用できないらしい。特に村長みたいなの名前はオルムさん(ソフィアさんの親代わりでもあったらしい)なんか怒ってたなあ。

まあ仕方ないか、その場は、ソフィアさんのおかげで何とかおさまった。そこに


「ただの王都までの道案内だよ」


と説明しその後ソフィアさんが


「わかりました。ご案内します。」


といっていたのでそこで集会は解散となった。



で、今何をしているかというと目の前で盗賊が三人ぶっ倒れている内ひとりは死んでいる。


「さっさとつれて帰れ、お前らみたいな雑魚が4、50人で徒党を組んでも雑魚は雑魚なんだよ」


盗どもは、仲間を抱えて逃げていった。その顔には、憎悪を浮かべていた。


「どうして先ほど、4,50人と言ったのですか?」


ソフィアさんが聞いてきた


「4、50て言っておけばもっと大人数でくるかな~て、それにひとりは殺したから黙っていられないだろうし」


正直作戦といってもこの程度なのだが最初の五人は、格闘だけで倒したから挑発には乗るはず。殺す時だけは、精霊術を使ったが。まあ村人は不安そうだったが、どうにもならん。もともとこの村のためだしな。

この日は神殿に泊めてもっらた。



異世界2日目



次の日の真昼間に案の定八十人を超える人数で押しかけてきた。

これならほとんど来たと思ってよさそうだな。


「てめぇか、うちの部下やってくれたのは」


村のはずれに立っているいかにも村人っぽくない俺になんか話しかけてきた。

俺は、軽く無視して。


「ソフィアさんは、そこで俺の精霊術を見ててくれ」


「はい、ジンさん」


ちょっと震えている。ちょっとかわいい。


「おい無視してんじゃねえぞ」


「知らん、死ね」


手を掲げ


「『炎蛇・四首』」



-ソフィアサイド-


彼は80人程度どうとでもなるといっていました。

確かに精霊術は、強いです。魔法のように詠唱を必要としないので単独での戦闘もできます。その分魔法に比べて習得が難しいのですが。精霊と通じなければならないので才能も必要です。


それでも80人を相手にするのは、難しいはずなのですというより無理です。

なのにどうしようか考えている間に昨日は昼に来た盗賊を倒してしまい今日の襲撃が決まってしまいました。



そして目の前には、80人を超える盗賊がいるのです。さすがにこわいです。


「ソフィアさんそこで俺の精霊術を見ててくれ」

「はい、ジンさん」


すでに彼の周りには、かなりの火の精霊が集まっていました。それは、わたしの想像を超える力でした。

これには驚きました。わたしは、てっきり聖痕を使うものだと思っていたのです。聖痕を使わずにこれなのか、と。

彼は、手を掲げ



「『炎蛇・四首』」



炎の大蛇が四匹出て来ました。


「灰にしろ」


大蛇が盗賊に襲いかかりました。大蛇に噛まれた盗賊は燃え灰になりました。


「ひぃぃ」

「なんだよこれ」

「聞いてねえぞ」


一方的でした。剣で攻撃しても剣は溶けてしまい盾で防ぐこともできず3分ほどで盗賊は、全滅していました。

その凄惨なはずの光景は、私を魅了しました。この人は聖痕に頼り切った戦いかたをしません。そんな彼が聖痕を使ったらと思うとゾクゾクします。私はこのとき彼に魅せられてしまったのです。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ