36話 依頼の報酬
異世界58日目
「帰ってきたーーー」
リリスが叫んでいる。
ジンたちは、依頼を終わらせ久しぶりに皇都に戻ってきていた。
まずは、ギルドに報酬を貰いに行くことにした。
受けた依頼は、
Aチーム ランクA 岩窟竜一頭の討伐 5万ギル 無期限 モルド伯爵領
Bチーム ランクC 牛鬼五体の討伐 1万ギル 一月以内 元王国領南部
Cチーム ランクD ゴブリンの群れの討伐 4000ギル 二週間以内 元王国領の西街道付近
Dチーム ランクD 生熱の種の採取 30個 5000ギル 半年以内 元王国領北部に生息
Eチーム ランクF 魔物五十匹討伐 2000ギル 一月以内 ニビルの森
ちなみに、期間については、期間がすぎるとギルドカードにカウントされなくなるので誤魔化しは出来ない。一応ギルドの支部から結果報告をする決まりだが、これは達成できなかったときにすぐに依頼を再張り出しするためだ。
岩窟竜の討伐依頼は、依頼人を征伐したので報酬は受け損ねた。
なので
ランクC 牛鬼五体の討伐 1万ギル
ランクD ゴブリンの群れの討伐 4000ギル
ランクD 生熱の種の採取 5000ギル
ランクF 魔物五十匹討伐 2000ギル
合計21000ギルになった。
特別依頼は
A・004 B・033 C・112 D・232 E・211 F・126
という結果だった
特別依頼の報酬は
Aランク=半金貨3枚
Bランク=銀貨1枚
Cランク=半銀貨3枚
Dランク=半銀貨1枚
Eランク=銅貨3枚
Fランク=銅貨1枚
なので
半金貨 12枚 12000ギル
銀貨 33枚 3300ギル
半銀貨 568枚 5680ギル
銅貨 759枚 759ギル
合計 21739ギル
最後に素材の売り払いで
オオクロコダイル Aランク
オオクロコダイルの牙 200ギル 40個 8000ギル
オオクロコダイルの肝 600ギル 4個 2400ギル
ブルー・コブラ Bランク
ブルー・コブラの鱗 60ギル 120枚 7200ギル
ブルー・コブラの毒液 140ギル 瓶6個分 840ギル
合計18440ギル
総計 4100+21000+21739+18440=65279
持ち金 65279ギル
やっぱりAランクの依頼が潰れたのは痛いな。十一人の仕事としては、それほどの額ではない。
次は、ギルドカードの更新だな。
まずフェリスだがクレアさんのおかげでギルドランクが一つあがった。フェリス自身順調に成長している。
名前 フェリス 種族 人間 性別 女
ギルドランク F
能力ランク 総合D 気力E 魔力B
チーム 『世界を結ぶ者達』
称号 ジンの料理人 ジンの義妹
他の仲間も
名前 ミリア 種族 人間 性別 女
ギルドランク F
能力ランク 総合D 気力D 魔力C
チーム 『世界を結ぶ者達』
称号 ジンのメイド
名前 ジーク 種族 人間 性別 男
ギルドランク B
能力ランク 総合B 気力A 魔力B
チーム 『世界を結ぶ者達』
称号 一級騎士
名前 カイル 種族 人間 性別 男
ギルドランク C
能力ランク 総合B 気力B 魔力B
チーム 『世界を結ぶ者達』
称号 二級騎士
名前 レティーシア 女 17歳 人間
ギルドランク D
能力ランク 総合B 気力A 魔力C
チーム 『世界を結ぶ者達』
称号 ジンの女 皇女
名前 ソフィア 種族 人間 性別 女
ギルドランク E
能力ランク 総合C 気力C 魔力B
チーム 『世界を結ぶ者達』
称号 水の巫女 精霊術師 水災の魔女 ジンの女
名前 イリヤ 種族 エルフ 性別 女
ギルドランク E
能力ランク 総合C 気力D 魔力A
チーム 『世界を結ぶ者達』
称号 ジンのメイド 治癒術師
名前 リリス 種族 人間 性別 女
ギルドランク B
能力ランク 総合B 気力A 魔力B
チーム 『世界を結ぶ者達』
称号 ジンの護衛 熟練者
名前 ティリエル 種族 龍族 性別 女
ギルドランク E
能力ランク 総合B 気力B 魔力B
チーム 『世界を結ぶ者達』
称号 ジンの義妹 幼い銀龍
皆順調に力を付けている。
俺自身は
名前 ジン 種族 人間 性別 男
ギルドランク B
能力ランク 総合A 気力S 魔力B
チーム 『世界を結ぶ者達』
称号 聖痕使い 精霊王の友人 救世主 英雄 8人の女に愛される男 奴隷の解放者 精霊術師
Aランクの魔物をはじめ多数の魔物を狩り力をつけた。今の能力ランクは、ラシード将軍とほぼ同じになっている。
「皆順調に力をつけているな、このままがんばろう」
「「「はい」」」
いい返事が返ってきた。実際皆、これから自分をどうやって鍛えるかどのスタイルを目指すか、この旅で大体の未来像が出来たようだった。
「皆お疲れ、今日は屋敷でゆっくり休もう」
「「「は~い」」」
こっちの方がいい返事な気がする
屋敷に戻ると出迎えがあった。屋敷の使用人と小人の少女二人はわかるのだが、何故か以前ラウルの後始末をお願いした、師団長も来ていた。
まずは、小人の少女の二人が
「助けていただいてありがとうございます。わたし、キリといいます。こっちは妹のユリです」
「ありがとうございます。」
可愛らしいお辞儀をしてきた。二人とも15歳らしいが見た目は10歳くらいに見える。二人とも健康そのものだ。
「よかった、元気よさそうだね。不自由はない?」
「大丈夫です。クレアさんもメイドさん達もよくしてくれます。」
「それならよかった。」
「あの、私たちは村に戻れるのでしょうか?」
「こら、失礼でしょ」
不安そうなユリをキリが叱る。
「すぐには、無理だけど必ず村に戻れるようにする。ただ一つだけお願いがあるんだ。」
「なんでしょう?」
「村に戻ったらすべての人間が君達を傷つけたようなやつらじゃないことを村に伝えて欲しいんだ。お願いできるかな?」
「わかった伝える。それに、ここの人たちは、優しかったし。」
「ユリもう少し、言葉使いに気をつけなさい」
「でも、この人怒ってないし」
「それでもよ」
「別にいいよ。キリもそんなにかたくならなくてもいいよ」
「そういうわけには」
「まあ、無理強いはしないけどね。しばらくはこの屋敷でゆっくりするといいよ」
「「はい」」
次は師団長だった。そういえば名前しらないなどうしよう。
後ろのミリアがこっそり
「第八師団長のタッド師団長です」
「タッド師団長殿今日は、どういった用件で」
「アッシュ皇子からこれをあなたに渡すようにと」
差し出してきた袋には、金貨が数枚入っていた。
「これは?」
「モルド伯爵征伐の報酬と岩窟竜の退去の報酬 金貨十三枚です。お納めください。」
「こんなにいいのか?退去は3万だから征伐が10万ということになるが」
「お気になさらず、モルド伯爵の資産没収でかなり稼いだようですから」
「俺が働いただけこの国が潤うということか」
「ハハハ、そういうことになりますね。それでは私はこれにて失礼します。ああ、私のことは、タッドで構いませんよ。皇国にとって、あなたは英雄なのですから」
「わかったよ。タッド」
師団長は、城の方に帰っていった。
「ようし皆、数日休憩したら、また旅に出るからな準備しておけよ」
「はい」
これからジン達『世界を結ぶ者達』は数ヶ月間、他国が集まるまで奴隷の解放に力を注ぐことになる。
65279+130000=195279ギル
持ち金 195279ギル