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聖痕使い  作者: 中間
第一章:人間の国
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2話 異世界の女の子

異世界1日目



門をぬけたと思ったら、いきなり空中に出た。

下が水溜りになっていたから、水の精霊に手伝ってもらって自分の位置だけ水をのけて着地する。

よく見ると噴水のようなところだった。ジンの服装は、闇の精霊王が作ってくれた黒衣姿だ。

闇の精霊王は小さな少女でかわいいやつだった。


「あなたがジン様ですか?」


女の声が聞こえる。顔を上げると。

水色の髪を腰まで伸ばした綺麗な娘が漫画に出てくるような神官巫女のような服を着て目も前に立っていた。


「そうだが、君が巫女さんでいいのかな?」


「は、はい。わたしはこの神殿の巫女をしているソフィアと申します」


「そんなに硬くならなくても。別に普通で良いぞ。どこまで聞いている?」


「私の友人が行くとだけ、水の精霊王様から聞いています。」


「じゃ簡単に来た目的を話そう」


魔物の大侵攻について話した。


「そのような事が、大変なことになっているのですね」


「簡単に信じるんだな。この世界の人間は何も知らないって聞いてたんだけど。」


「巫女ですし先ほどのジンさんが何も無いところから現れえるのを拝見していましたから」


そんなものなのか?ついでに聖痕を見せる。


「すごいです。聖痕はひとつだけでも持っていれば歴史に名を残すような人達ばかりで、いまはもうほとんどいないなのにそれを7つすべてだなんて。」


なんか感動している。まあ聖痕は精霊王に認められたものにだけ与えられるもので、精霊に対して絶対の支配力を発揮する物で、一つ一つに絶大な力がある。聖痕の発動時は、精霊王に近い力を与えられると思われているのだ、まあ実際はそこまで便利な物ではないのだが。



突然雰囲気が変わって真剣な表情で


「あ、あのお願いがあります。どうかお力をお貸しください。」


「?・・魔物でも出てるの?」


「いいえ、実はこのあたりの村を盗賊が牛耳っていて毎月食べ物などを奪われているのです。」


毎月?


「略奪じゃなくて定期的に奪いにくるのか?」


「はい、それでこれ以上奪われると村が餓死してしまいます。」


なんだかソフィアの言葉には違和感がある。違和感を確かめるために


「じゃあ一度村の人集めてくれる」


村の状況を見るのが一番早い、予想通りだと何か手を打たないといけなくなる。




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