表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
聖痕使い  作者: 中間
第一章:人間の国
1/74

プロローグ 神様に会う

目が覚めると白い空間にいた。

どうすればいいのかわからずにその場で寝ようとすると


「やあ始めましてじんくん」


後ろから声が聞こえてきた。


「誰だお前?」


「この世界の神をやっているものです」


後ろを向くと思いっきり腰曲げて神様が頭下げてる。

見た目は、笑っていること以外あまり特徴のないスーツ姿の青年だった。


「ずいぶん腰の低い神様だな」


「いやあ今日は、お願いする立場なもので」


「・・・・・」


無視していると


「異世界にいってほしいのです」


「・・・・・」


「ちなみにあなたが行かなければその世界は滅びます」


お願いじゃなくていきなり脅してきた。


「・・・何で俺なんだ」


「あなたにしかできないからです。」


「だか「神様の事情です。」らな・・・」


話す気はないらしい。


「たくさんの人間が死にます。老若男女種族を問わず大勢の命が失われます。」


俺はしばらく考えた。異世界に興味がないわけではないのだ、まあまだ夢かもしれないのだが真面目に考えてみることにする。そして


「・・・わかった、行こう・・・ただ一ヶ月待てないか」


「それくらいなら何とかしましょう」


「いいのかよ。」


「何事も余裕を持って行動しないといけませんからね。それでは、細かいことまた後で」


人間くさいことを言う神様だった。


「ああ、わかった。」


・・・後で?

そこで目が覚めた。



「おはようございます」


「・・・・・」


ベットの横でスーツ姿の人形が喋ってた。神様だった。

はあ・・・夢じゃなかったのね。夢に出てきた意味あるのか疑問だ。



あの後いろいろ聞いた事情は

曰く

・その世界は、ファンタジーの世界で剣や魔法や精霊や龍やエルフやらがいろいろいるらしい

・もう少ししたら魔物の大侵攻があるらしいが世界は、それをしらない

・それどころか、戦争までやってるので正直やばいとのこと

・侵攻は三回あってあとになるほど苛烈になるらしい

・俺が選ばれたのは、精霊と相性がいいからと人格らしい(あまり良い性格だとは思っていないのだが)

・俺は、まず精霊界で修行をするらしい(神様は碌な戦闘能力はくれないらしい・・・神様使えねえな)

・今の世界のほうが高位であるため戻ってくることはできないらしい。

・基本的に異世界の情報は話せないらしい。

というものだった。



一ヶ月の間にやったことは、バイトと身辺整理だ。

貯金とバイト代で親に旅行をプレゼントしたり、学校には退学届けを出したり、親友とは今までのことをいろいろと話して清算した。親に手紙も用意した。



そして今日が旅立ちなので両親に気分を重かったのだが、別れを告げようと思ったら


「息子の旅立ちに乾杯」

「「「乾杯」」」


なんか両親と親友と後なんでか元担任がいて宴みたいになってた。


「・・何してるんだ?」


「ああ私が教えましたよ」


神様が人形姿でお茶を啜っていた。


「貴様のせいかーーーーー」


「まあまあ私たちも大体わかってたし正確な日はわからなかったけど」


「普段やる気ないのにここ最近妙に真剣だったからな」


「まさか異世界だとは思わなかったが」


「応援しているぞ」


上から俺、母、父、親友、担任だ



さすが俺の両親とこの俺と付き合いのある友人だな。担任は・・・まあ流石は教師と言ったところか。

こうして小さな宴を開かれた後俺は、異世界に旅立った。


あ、精霊界のほうにな。



しまった手紙を処分するのを忘れた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ