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死の恐怖

作者: 豊田直輝
掲載日:2025/12/22

「人生に不満とか不平の気持ちばかりで有意義に過ごせないよ。全てが腐ったものとして視界に入ってくる」

「何でそんな事を言うの?視界に入ってる私も腐ってるって事?」

「い、いやそこまでのつもりはない。俺の見解は世間に対するものだよ。世間に希望とか夢を持ち込む事が出来ないんだ。だってそうだろう、死んだら全てが無になってしまうよ?」

「死ぬ事はまだ考えなくて良いよ。だって佐藤は10代じゃない?60代くらいになって少しずつ死ぬ事について考えてみたら?」

「60代だろうと10代だろうと死ぬのは怖いんだよ。だって死んだらどうなるんだよ?学校では教えてくれなかったぜ?」

冷たい風が吹き抜ける。

そうか冬の到来は思ったより早かったんだな。

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