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忍法帖…38巻

 ボクが前いた世界ボクの物語…! あの世界で…

ボクは…怯えていた。 それから…ボクの口から語られる、ボクの…語るも涙!そして、聞くも涙の…悲劇! ボクは…スミルノとエヴァンス先生が好きだから…全部話した!覚えてること……全部話した!


 語り終わり…… さて、ボクは…うっすらと涙を浮かべていた…大好きな二人に気づかれないように涙をふく…… さて?二人は、自分の全てを聞いた二人の反応は? なんと! スミルノはアクビをして、エヴァンス先生は……スマホをいじっていた!


「ちょっと!?」とボクは思わず大声で…二人を怒鳴る! 「アハハ!」「ごめん!ごめん!」と二人は笑う…… まったくコレだ…! 元の世界の事なんてもう…語らない! だけど……

「先生!」 「はい!」 「そもそも!あなたが、"元いた世界の事を聞かせて!"と言ったから…」 「…だから、ごめん!でもね…」 「……はい!」 ボクは…ちょっと泣いている… 「ちょっと…!」とスミルノは立ち上がってトイレに行ってしまった。


 「まぁ…聞きな!ゴン太…」 「……」

「……どの世界も同じなんだな〜と思ったら…つまらなくなっちゃてね…」  「……同じ…!」

「そう!この世界も、多分!お前が前にいた世界も…もう、良くなる事はない……」 「!」

「どんな世界でも…人知れず、誰からも感謝されずに泣く人がいから…世の中という"モノ"は成立していた。だけども…ある時から、人は泣くのを止めて…大声で叫ぶようになった。その主義主張は…全て正しくて!痛々しくて!切実で…そして実に下らない…」ここで先生は言葉をきって"ふぅー"と空にタバコの煙を吐く…… そして深いため息!

「そして人はその…正しくて!痛々しくて!切実な主義主張に振り回される…だって、正しくて!痛々しくて!切実だから! そんな、主義主張に人は…どうでもいいとか!下らないなんて言えない!だってみんな…"善人"だから…みんな、平等に!でなきゃそれは…差別だ!差別をする奴は悪い奴…みんな!悪い奴にはなりたくない…自分だって苦しいのに!内心、どうでもいい事に頭を使って人は疲れて…世の中は…大混乱! ある、この世界の…名前は忘れたけど…!偉人の言葉がある!」 「どんな?」 「"混沌のいいトコロは平等だ!"だってさ……この世界は…その偉人の思い描いた世界に…なった!」  「……どっちの世界も同じか〜!」とポツリ! 「だけど、大きな違いがある!」 「何ですか?」 「この世界は…良くはならないが…どんどん面白くなる…」 ボクは、その言葉に"アハハ!"と笑う そこで、スミルノが帰ってきた。 「なに?なに?」


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