忍法帖…10巻
パインの部屋を出て、ボクはニコニコ! 三人ともいい人で、スゴク嬉しい! 気が合いそう!!
もう…アユさん!ヒデちゃん!パーちゃん! の三人は…友だち!! だと、思ってもいいよね!
いいよねーーー!! 心の中で大はしゃぎして、大絶叫!! うーーん! それにしても、三人の忍法はスゴイね!!分身の術に……視線操作の術!
あと、変装の術!! あぁーー! 自分も早く習いたいよ!! みんな、と一緒に にんにん!したーーい 「イェイ!」 と言いながら、パーちゃんの隣の部屋をコンコンとノック! すると!
ものすごーく、小さい声で 「はーい」が返ってきた。入っていいのかな? と考えながら いいや!
と思って…… 「失礼しまーーす!」と入室!
すると…中にいたのは、クロ吉だった。
「……」 無言 無表情 で、部屋に侵入してきた、ボクを見つめている!
「あっ! どうも……ゴン太です。」
すると、クロ吉はボクを見ないで! 「何か?」
………なんて、愛想のない言い方だろ!ボクの事が嫌いなのかな! ………気を取り直そう!
「挨拶にきましたーー!迷惑でしたか? そうじゃあなかったら、お話!しましょうよ!」
「別に…迷惑、では……」 ボクはクロ吉の言葉は遮るように…… 「ハイ!コレは…ヨロシクね!の菓子折だよー」 「……ありが…」
「この、学園はいいトコロだね!会う人みーんな素敵な人!……ナヨコちゃんには沢山ゲンコツされたけど……」 「…………」クロ吉は困惑の顔!
「……どうしたの?くろきっちゃん!? う〜ん?あ~ん? いぇーい!」 「………」
「まさか!もう、出てけっ!て?そりゃないよ〜」
すると、 バシッ!
ボクはクロ吉にビンタをされた………! ボクは、動揺して!驚いて! 恐怖で……! 口を両手で隠す、あの仕草をして! あっ! 目がうるんでいるのが分かる!涙をこぼさないように……していると!
「うるさい!」 クロ吉に言われた! そのクロ吉の顔は、最初に談話室で見た 人見知り? の印象は消えて……? 清々しい?スッキリとした…顔になっていた。 そしてからの……ハッ! とした顔!
「……ごめんなさい!でも、ゴン太さんあまりにもうるさくて、ウザかったから…!」
「……にしても…ビンタって!」ボクは涙目で頬をさする
「仕方ないでしょ!………あんまり、しつこいと!もう、一発!今度は、グーで!」
私が「ゴメンナサイ!」といったら、クロ吉は
笑い出した。 「??」今度はボクが困惑
「こんな風に人と話したの!ゴン太さんが初めて! ……あなたは、どんな人でも…イライラさせる才能があるみたい!」
「………」褒められてないが!笑ってくれて嬉しい! クロ吉の忍法は また、後で聞こう!
「じゃあ…!」と ボクは部屋を出ようとすると!
「……また、ゆっくり!お話しましょうね!」と笑顔のクロ吉! 「うん!」とボクも笑顔で返す!




