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キノミガスベテ  作者: 會澤 将暉
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第一話『ログイン』

どんな人間にも生き甲斐があるもの

食べる事、寝る事、仕事する事など人によって様々だ

朝5時に起きて仕事に行く

上司に怒られ夜遅くまで働いて、寝てそしてまた働く

高収入とは程遠い月給で毎日暮らしている

そんな俺、會澤将暉も生き甲斐がある

それはゲームだ。

ゲームの世界では常に自分が主人公になれる

俺にとってゲームとは夢を叶えてくれるようなものだ。

近頃の流行は仮想空間ゲーム

酸素カプセルの様なマシーンに入り自分の意識事ゲーム世界に入る。

まるで異世界にいるかの様な感感になり

ゲームの中で食べた物は味がする

ゲームの中で感じた痛みはそのまま感じる

全て脳に直接信号を送り錯覚を起こしているそうなのだが、現実世界の体には何も影響がない事からスリル感があると人気を集める理由の1つだ。


そして最近出た仮想空間ゲーム


『freedom world』


終わりなき世界を自由に冒険するをコンセプトに開発されたこのゲームは様々なやり込み要素があり


その人気ときたらテレビでは連日ゲームの世界の情報を放送し

ゲーム内のランカー達は芸能人並みの人気を誇る

そして視聴者投稿動画サイトと連動していて再生回数が多ければ広告収入が入る

なによりはゲーム内通貨GD『ジード』が高騰していて売るだけでも高収入が得られるとあって、ゲーマーだけではなく老若男女様々な人がこのゲームに夢中になっている。


もちろんfreedom worldに夢中になっているのは俺も同じだ。


初版生産が即完売して再販される度に即完売が続き、俺がゲームを手にしたのはリリースから半年が経ってからだった。

初日からこのゲームをプレイできなかったのは残念だがお陰で半年間様々なプレイヤーがアップした動画やテレビの情報を手にする事ができたので攻略情報はバッチリ頭の中に入っている。

会社も有給を使って1週間休みをとった。

上司にはメチャクチャ文句を言われたが、会社から出ればそんな事は関係ない。

とにかくこの1週間freedom worldを遊び尽くすつもりだ。


それでは會澤将暉、freedom worldの世界へ


『ログイン』

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