白剣組のお通りなのよ
今回は白剣組の登場の話です。
「どけ、どけ、どけ」
「白剣組のお通りだ」
「死にたくなければ、どきやがれ」
道の真ん中を馬で爆走する三人の大馬鹿者が居た。
「あの馬鹿者達は一体何なのよ」
「白剣組の奴らだよ」
「白剣組って何ですかなのよ」
「知らないのか。白の剣聖イサミの取り巻き集団だよ」
「知りませんなのよ。詳しく教えて下さいなのよ」
「白の剣聖イサミ、剣聖候補のトシゾウ、ソウジ、ケイスケ、ハジメ、シンパチ、サノスケ、ヘイスケ、以上の八人を中心としたジパング出身の無法者の集団だよ」
「どうして国は取り締まらないのですかなのよ」
「白の剣聖イサミがジパングの征夷大将軍の娘だからだよ」
「分かりましたなのよ。ありがとうなのよ」
どうやら白の剣聖も愚か者らしい。
(嫌な予感がするなのよ)
また厄介事に巻き込まれる予感がした。
「おい、其処の三人の女達、酒の相手をしろ」
マルローゼ、マリー、アンが白剣組の馬鹿者達に目を付けられて、絡まれてしまった。
(どうして三人なのよ)
どうやら私は眼中に無かったらしい。
「お断りします」
「嫌ですの」
「却下するでありんす」
「何たと」
「俺達は白剣組だぞ」
「素直に相手をしろ」
馬鹿の一人がマルローゼの腕を掴んだ。
「不埒者」
マルローゼが腕を掴んだ男に平手打ちを喰らわせた。
「貴様、白剣組に逆らうつもりか」
「女でも容赦しないぞ」
「謝罪するなら今の内だぞ」
「私達が謝罪する必要は無いと思いますが、マリーとアンはどう思いますか」
「無いと思いますですの」
「無いでありんす」
マルローゼ達と馬鹿者達が一触即発状態になった。




