アクトの最期なのよ
今回はアクトの最期の話です。
(あれがスタンピードですかなのよ。初めて見たなのよ。それじゃ殲滅斬を放つなのよ)
私が殲滅斬を放とうとした直前。
「待てよ。俺様はアメジスト共和国の紫の剣聖アクト。先代赤の剣聖シャルル、お前一人では無理だから、俺様が協力してやる。感謝しろ」
いきなり紫の剣聖アクトを名乗る愚か者が現れた。
(・・・・この大事な時に愚か者が現れるなんて、今日は厄日なのよ)
【結界】
アクトの周囲に結界を張って、閉じ込めてやった。
「何をする」
アクトが文句を言い出したが、当然スルーしてやった。
【殲滅斬】
殲滅斬を放って、魔獣達を全滅させた。
「・・・・」
アクトが驚愕して、呆けてしまった。
「シャルル、俺様の為に死にやがれ。お前が死ねば、手柄は俺様の物だ」
結界を解除したら、アクトが手柄を一人占めしようとして、私を斬り捨てようとした。
【四肢斬】
「ぎゃあああ、俺様の四肢が」
逆にアクトの四肢を斬り捨ててやった。
「人の手柄を横取りするのが悪いなのよ。さっさと死んでなのよ」
いつものように紫の聖剣を拾い上げたら、呪属性の力が私に流れ込んできて、聖魔剣の刀身の色が赤と黄と青と緑と紫の五色模様に変化した。
【風牙猛毒斬】【風牙猛毒斬】【風牙猛毒斬】
「ぎゃああああ」
風属性と呪属性の複合剣技で肉体をズタズタに斬り裂いてやった。
これで魔獣に喰われてしまったと報告しても、疑われないだろう。
「アメジスト共和国の紫の剣聖アクトがスタンピードの討伐中に魔獣に喰われてしまっただと」
「はい、彼は強引に討伐に参加をしてきて、大型の魔獣に呆気なく喰われてしまいましたなのよ。これは彼の遺品の紫の聖剣なのよ」
アクトの死亡を報告して、遺品の紫の聖剣を提出した。




