戦後処理は大変なのよ
今回は戦後処理の話です。
「我が国に併合すべきです」
「その通りです」
「しかし併合となると、周辺国が黙っていないだろう」
「何を言われる。我が国の支援要請を拒んだ周辺国など無視すれば、良いのです」
「流石に無視は不味いでしょう。連合を組まれたら、大変ですよ」
戦後処理の会議は紛糾した。
「余に妙案がある。国境付近のブンドル地方を我が国の領土とするのを承認する事。戦利品の緑の聖剣の所有権を譲渡する事。不可侵条約を締結する事。同盟を結ぶ事。以上の要求を受け入れるなら、今まで通りに独立国家として扱う。要求を拒否するならば、併合するまで戦争を続行する。以上だ。異論は認めん」
「「「「「・・・・」」」」」
皇帝陛下の鶴の一声で、戦後処理の方針は決定した。
一方エメラルド聖国では。
「まさか我が国の聖騎士団が全滅するなんて、完全に想定外だ」
「徹底抗戦か、降伏か、決めねばならん」
「徹底抗戦しかあり得ん」
「何を言う。降伏だ」
徹底抗戦と降伏とで意見が別れている。
緑の剣聖アケチーダによって、聖王の一族は全て処刑されてしまったいるので、纏める者が居なかった。
「ルビー帝国から通達があった。国境付近のブンドル地方をルビー帝国の領土とするのを承認する事。戦利品の緑の聖剣の所有権を譲渡する事。不可侵条約を締結する事。同盟を結ぶ事。以上の要求を受け入れるなら、今まで通りに独立国家として扱う。要求を拒否するならば、併合するまで戦争を続行する」
「「「「「・・・・」」」」」
要求を承認するしか、道は残されていなかった。




