クズガーの最期なのよ
クズガーの最期の話です。
【再生】
聖属性魔法をクズガーに掛けて、斬り捨てた四肢を再生させた。
「助けてくれるのか?」
「誤解しないでなのよ。助けた訳ではありませんなのよ。地獄はこれからなのよ。火属性剣技の訓練は充分だから、地属性剣技の訓練に切り替えるだけなのよ」
「ゆ、赦してくれ」
【大地斬】
「ぎゃあああああああ」
【大地斬】
「ぎゃああああああああ」
【大地斬】
「ぎゃあああああああああ」
【大地斬】
「ぎゃああああああああああ、もう止めてくれ」
【再生】
「地属性剣技の訓練も充分なのよ。それじゃさようならなのよ。地獄に堕ちて下さいなのよ。オラオラオラなのよ」
クズガーに別れの挨拶をして、撲殺してやった。
撲殺なら元剣聖の私は疑われないだろう。
黄の聖剣を地面に捨てて、遺体と共に放置して、その場を足早に立ち去った。
「黄の剣聖クズガーが地方都市で撲殺されただと。それで黄の聖剣はどうなったのだ」
「その場に放置されていたようです。おそらく黄の聖剣に触れられなくて、放置したと思われます」
トパーズ公国の公王にクズガーの悲報と黄の聖剣の無事が報告された。
「犯人を探索していますが、証拠が見つからず、特定には至りません」
「黄の聖剣が無事だったのだから、犯人の探索は取り止めて良い。剣聖の癖に撲殺されるような愚か者の為に犯人を探索する必要など無い」
公王はクズガーを見限ったようだ。
「クズガーが地方都市で撲殺された。嘘だろう」
「事実です。そして犯人は不明のようです」
「何を言っている。犯人はシャルルに決まっている。直ぐに地方都市に向かう」
「しかしクズガー様は撲殺されたのですよ。シャルルが犯人の可能性は低いのではありませんか」
「黙れ」
「ぎゃあああ」
「クズガーの仇は必ず討つ」
ゲドガーは制止した手下を斬り捨てて、地方都市に向かった。




