赤の剣聖選定の儀式に参加したなのよ
今回は赤の剣聖選定の儀式に参加する話です。
「これより赤の剣聖選定の儀式を執り行う。候補者は前に出なさい」
ルビー帝国の帝都の神殿前で赤の剣聖選定の儀式が始まった。
赤の剣聖選定の儀式は赤の剣聖候補者が赤の聖剣を台座から引く抜く事で赤の剣聖を決定する儀式だ。
つまり赤の聖剣が赤の剣聖を選ぶという事だ。
「ぐぁあああ」
皇子が赤の聖剣を引き抜こうとして、赤の聖剣を握った直後に手に激痛がして、悲鳴を上げた。
どうやら赤の聖剣に拒否されたみたいだ。
「がぁあああ」
近衛騎士団長も拒否された。
公爵子息も、侯爵子息も、伯爵子息も、候補者全員が選ばれなかった。
「おい、候補者が一人も選ばれなかったぞ」
「どうなっているんだ」
「この国には赤の剣聖が居ないという事なのか」
「今まで赤の剣聖が居ないという事は無かったよな」
見物人達が騒ぎ始めた。
「すみませんなのよ。私も儀式に参加したいなのよ」
赤の聖剣に興味があったので、儀式への参加を申し出た。
「お嬢ちゃん、儀式は遊びではないのだよ」
「お嬢ちゃんには無理だよ」
「諦めなさい」
しかし神官達に儀式への参加を断られてしまった。
「待ちなさい。その少女を参加させなさい」
「しかし神官長」
「良いから参加させなさい。問題が発生した場合は私が全責任を負う。これは神官長としての命令だ」
「分かりました」
「ありがとうございますなのよ」
神官長に感謝の言葉を伝えた。




