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プロローグ(ある雨の日の出来事)

雨か……。

俺は空を見上げた。


金が無いからって理由で自炊を始めてはや十五年。

アラフォーと呼ばれる世代になる。

自炊はそれなりの給料をもらうようになっても続けていた。

そしてそれなりにできるようになっていた。

それが原因で、年下の彼女に振られてはや一年。

振られたのはこんな雨の日だった。

ちょっとしたバースデープレゼントのサプライズのつもりで作ったケーキが、「私より上手い」という理由で振られたのだ。

そんなふうに言われてもなお、結局自炊をしているこの俺。


何でだろ……。


今日は珍しくスマホの目覚ましのセットを忘れていた。

遅刻を恐れ俺は走る。

雨の日いつもの駅の下り階段。

階段は雨に濡れて滑りやすくなっている場所。

いつもの時間の電車に遅れそうな俺はカバンを脇に挟み、傘を畳みながら小走りに階段を降りる。


つるん。


こんな言葉が正しいぐらいに見事に転んだ。

いつもなら手すりを持っている右手が傘に添えられており、足元が滑った瞬間体を支えることができなかったのだ。

背中をしこたま打ち、痛みで目を瞑る。

「イテテテテ」

痛みが落ち着いたところで目を開けると、そこにあるはずの地下へ向かう階段は無く、鬱蒼とした森の中に居た。

そして、

小説や漫画でしか見たことのない長耳の女性が、レイピアのような細剣を俺に突き付け見下ろす。

「@☆◇〇!」

俺は彼女が何を言っているのかは全くわからなかった。


新規作品です。

ふらっと立ち寄って読んでいただけると幸いです。

誤字脱字も多いと思いますので、できればご指摘いただけると嬉しいです。

よろしくお願いします。

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