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プロローグ

初連載、その最初の回です。よろしくお願いします。

〜プロローグ〜

自分はどうあっても、非日常的な世界に飲み込まれるはない、と半ば諦めるようになったのは、さていつ頃からだっただろうか。

テレビで戦隊モノの番組を見たり、女の子が変身して戦うようなアニメを見ている頃は少なくともそんな夢のないことを思うことはなかった。

かといって、私が変わってしまったのもさして最近ではないのだろう。

しかも、その変化は一つや二つの経験を経て得るものではない。

数多の選択、数多の苦悩、悔恨。

それら全てが、私含め現代を生きる全ての人々に“思いつき得る夢の限りなさ“と“叶え得る夢の少なさ“を懇切丁寧に教えてくれる。

実に有難迷惑な話だ。反吐が出る。

…とはいえ。それでも希望がないわけじゃあない。

そも、非日常的な世界には、私達が生きる現代社会を凌ぐ輝きがあるのだろうか。

…………。

間違いない。“あるだろう”。

ふふ、私の話に耳を傾けている諸君は腰を抜かしただろうか。

「そこは“ない”というところだろ!」

ってね。だが、無い物はしょうがない。

何せ、非日常な世界には大抵プロットがあるのだから。

これは決してメタ的なことを言っているわけじゃない。

非日常なことが起こるからには、そこに誰かしらの意思が介入している為、結局、“面白い“ようにことが運ぶのだ、と言っているのだ。隕石等の自然災害も例外じゃないさ。あれら世界を動かしうるものには必ず人智を越えた力が介入している。

本当に、不思議な世界だ。

閑話休題。

結局何が言いたいかというと、非日常は只々輝かしい、ってことだ。

そう、輝かしい。

何もかもが。

…。

…一筋でも希望が見えている内は、ね。



ー前置き終わり。

これからは、私と私を取り巻いてきたあらゆる苦難、試練、“非日常”の話をしていこう。

そんな楽しいものじゃない。

どっちかといえば、聞くに耐えない部類のものだ。

…でも。

これは私の掛け替えのない記憶。輝いてはいないけど、それでも鈍い光を放つ走馬灯。

大事に、大事に、その結晶を砕いていこう。

プロローグ、終了です。次回から本格的に物語へ足を踏み入れていこうかと。モノローグだけになりましたが、物語の最初を飾るに相応しい序章になったかと思います!

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