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【連載版】です以前同様頭を空っぽにしてご覧下さい。

(以前と少し内容変わると思われます)

私は最近よく見かける転生というものをしたらしい。

しかも私が死ぬ前に読んでいた「ざまぁしないと気が済まない」通称「ざしき」の中にだ。


いやぁ、そりゃ気がついた瞬間は喜んだよ?ほんとに一瞬だけね?好きですもん、ファンタジーなこういう世界、だけどこの私が転生したのヒロイン(悪役)じゃんかよぉぉぉ!!!


気がついた時にはもう遅かった…


「ごめんなさぃ許してくださいぃぃ本当にぃぃなんでもしますからぁぁぁぁぁ!!!」


私には叫ぶことしか出来なかったのである。




まず私が転生したお話を簡単に説明をすると、悪役令嬢のロヴェリア・ツーマシュル様がヒロインのリーリス・マードルルとリーリスに誑かされた人達をざまぁする話って感じだ。


ここまでいえば分かるかもしれないが私が転生したのはざまぁされるヒロイン…いや、もはやそのお話では悪役令嬢が主人公なわけだから私が悪役令嬢…?うん?…難しい話はやめておこう。


まあ、そんなことに気がついたのが既に攻略キャラ?達を誑かしたあと。遅い、完全に手遅れだ、どうすればいいのかって考えた私はとにかく走った。今までぶりっ子していたであろう私はか弱いキャラで通っていたはずである。

そんな私が誰もが振り返るほど大きな音を立てて走っているのだからそりゃあ驚かれる。今まで陰から私を好いていたであろう殿方も、リーリスの裏の顔を何となく察していた令嬢達も、何事かと私を見ている。

ドタドタと音を立て、必死に私がかけて行った場所。

そこはどこかと言いますと…


「ロヴェリア・ツーマシュル様ぁぁぁぁ」


「えっ!?」


「ごめんなさぃ許してくださいぃぃ本当にぃぃなんでもしますからぁぁぁぁぁ!!!」


「な、なんですの一体…」


もちろん、ロヴェリア・ツーマシュル様のところへだ。


まだ諦めらんないよ、ざまぁされたくないもん、じゃあどうすればいいかって?


謝るしかないっしょ!!!!


もう少し私が頭良かったら何か他に頭いいことが出来たのかもしれないが、私はそこまで頭は良くない。自信を持って言わせて頂こう、私は馬鹿だ。そうなればもう謝って許しを乞うしかないだろうそうだろう。地面に頭をつけながらの土下座だ、私が知る限り最上級の謝罪である。


「あなた…リーリスさんよね?」


「はいぃリーリスでございますぅぅ」


「ちょっと、1度立ち上がってもらってもよくて?私があなたをいじめているようにしか見えないのに気がついていないのかしら?」


「すっ、すみませんっ」


「お嬢様、このような方は置いて早く行きましょう。この後も予定がありますゆえ」


「え、えぇ」


ロヴェリア様は執事さんにつれていかれてしまった。

……あれ?待って待ってどうしよう。置いてかれたわ。

というか待って?今居たのってミハイル様だよね!?うわーやばいやばい本物見ちゃったよ私!本物!焦りすぎてよく見てなかったぁぁ我ながらナイス土下座しすぎて見てなかったぁぁ。




そして私の一日は終わった。



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