7話 冒険者ギルドへ
翌朝、目が覚めて顔を洗いに1階に行くとまたセーラに捕まり
爆発してる髪の毛を綺麗にとかされる。
井戸の水で顔を洗いサッパリしたところで、カウンターの席に座るとステラが
「朝食食べるかい?」
と聞いてきたので、お願いしますと言いボーッと待っていた。
しばらくするとセーラが持ってきた。
黒パンにキッシュに葉物のサラダ、果実水。
昨日と同じく飲み物はぬるいので魔法で氷を出してコップに入れる。
「いただきます。」
モグモグと食べ始めると、ステラが
「昨日は氷ありがとうね、所で今日はこれからどうするんだい?
確かここに来たのは初めてらしいけど、冒険者ギルドか商業ギルドには
入ったかい?」
と聞いてきた。
「いえ(もぐもぐ)、まだ入ってません(もぐもぐ)」
「そうかい、それならどっちかには入っておいた方がいいよ。
ギルドカード持っていれば入市税は免除されるからね。」
「なるほど(もぐもぐ)、ありがとうございます(もぐもぐ)食べ終わったら
ギルドに行ってきます(もぐもぐ)」
「あんた綺麗なのに、残念美人だね〜」
苦笑いしながら奥に行くステラ。
「はぁ、美味しかった。」
満足そうなエイリア。
食器を片付けにセーラが来て、持っていく時にエイリアは冒険者ギルドの
場所を聞く。
「ありがとう〜、じゃぁカード作りに行ってきますね。」
大通りを歩いていくと周りの建物より一際大きな建物がある、これが冒険者ギルドの
ようだ。
扉を開けて中に入ると、結構人で賑わっていた。
やはりエイリアは目立つらしく何人かの冒険者に見られている。
少し見渡すと受付らしき所を見つけ、そこに行くと女性が挨拶をしてきた。
「おはようございます、初めて見る方ですがご用は何でしょう?」
「初めまして、昨日この街に来ました。ギルドカードを持っていないので作りたいのですが
いいでしょうか?」
「ギルドの入会ですね、わかりました。ではこちらの用紙に名前と種族名と出身をご記入
ください。それと入会金で銀貨1枚になります。」
と用紙を渡す。
エイリアは用紙を見て少し悩む。
「全部描かないと駄目ですか?」
「いえ、基本名前だけでも構いません。字は書けますか?」
「それは大丈夫です。じゃぁ、名前だけで。」
と名前を書くエイリア。
フルネームは書くとまずい予感がしたので名だけにした。
それを受付の女性に用紙とお金を渡すと
「エイリアさんですね。私、受付のレイラと言います。以後よろしくお願いします。」
と挨拶すると後ろの部屋に行き、しばらくするとカードを持って戻ってきた。
「ではこのカードに、魔力を流すか血を一滴垂らしてください。」
と言い、カードを渡される。
エイリアはカードを受け取り、魔力を少し流すイメージをする。
するとカードが少し光って消えた。
それを見てレイラは
「はい、大丈夫です。それでそのカードはエイリアさんの魔力を記憶しました。
あとは冒険者ギルドの説明はしますか?」
「はい、お願いします。」
「わかりました。
ギルドメンバーにはランクがあり、下から白<緑<青<赤<銀<金<黒
とランクが上がっていきます。依頼の達成率やギルドへの貢献度、ギルドマスターの
推薦などでランクは上がっていきます。
そしてそちらの掲示板に各色事に依頼が貼ってあり、ランクの
一つ上迄なら依頼を受けられます。
しかし黒の依頼だけは黒のランクしか受けられませ
ん。白の依頼は常時ありますので何時でも受けられます。
依頼を失敗すると違約金が発生し失敗が続くとランクが下がります。
殺人など重罪を犯すと追放処分になり二度とギルドメンバーにはなれません。
依頼などで倒した魔獣の素材や魔石はギルドで買い取りもしています。
とりあえずこんなもんですかね。」
レイラはふぅ〜とひと息ついた。
「ありがとうございます、とりあえず私は白と緑の依頼を受けられるんですね。」
「そうですね。」
「では、これからよろしくお「よぉ〜お姉ちゃん新人かい?」
いきなり後ろから男の声で言葉を遮られる。
≪あぁ、昔子供達がよく言ってた〝テンプレ″って言うやつかしら、本当に
居るのね〜。≫
真顔になり、はぁとため息を吐くエイリアだった。




