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悪逆非道なマッチ売りの少女  作者: ポカ猫
第1章 悪逆非道なマッチ売りの少女
8/49

第8話 フレイズと満月の光

お待たせしました!


またまた長い間休んでたので文章が変かも知れません。

もし何かありましたら連絡ください


では、本編をどうぞ!

 夜になり、少女は銃と鉈を持ち出掛ける準備をしていました。


「今回は赤ずきんの服じゃなくてこれにするか」


 そう言って少女は道化師の仮面を付け、黒いマントを身に付けて外に出ます。


「今日は満月か…… この体でも力が少し使えるな。最高の虐殺日和だ」


 少女は笑い声を少し漏らし、ジャンプで家の屋根に飛び乗りそのまま広場に向かいます。




「クソッ!なぜ見つからないんだ!!」


 一方その頃、マギルと助手は子供がいる家庭を虱潰しに探していました。


「落ち着け、もしかしたら探す物が根本から違うのかもしれない」

「どういう事ですか先生?」


 マギルはパイプで一服してから助手の方を見ます。


「そもそも子供がいると報告していない家庭の可能性。それと、もうあいつが親を殺していて、家庭登録が解除されている可能性の2つがある」


 それを聞いた助手が、思い出したように資料を開きました。


「先生!ここに1家庭、最近家庭登録が解除された家があります!!」


「その家の場所は分かるか!?」


 助手は必死に資料を調べますが、そこには何故か住所が書かれていなかったのです。


「どこにも住所が書いてありません!!」

「二手に分かれて探すぞ!」

「はい!」


 そして、助手は広場の方へ、マギルは広場とは反対の方向へ少女の家を探しに行きました。




「よし、人はかなりいるな。これなら騒ぎになって人がもっと集まるだろう」


 少女は今、広場にある大きな時計塔の上に立って広場にいる人間を確認していました。


「一応声も変えて置くか……」


 すると、少女の喉の辺りが小さく光り、少女の声が若い青年の声に変わりました。


「さて、行くとするか」


 少女は時計塔から飛び降り、広場にいる民衆に叫びます。


「IT'S SHOWTIME!!」


 地面に着地した少女はまず、近くにいた男性の首を鉈で落とす。

 殆どの人達が腰を抜かし動けない中、何人かの人々がその場から走って逃げようとします。

 少女はその人々を銃を使って撃ち殺します。

 そして、少女は右手に鉈、左手に銃を持ち。逃げ回る動けるようになった人達をどんどん殺していきます。


「お前の目的はなんだ!!」


 1人の男が殺される前にそう少女に聞きました。

 少女は少し考える素振りをして、男の首に鉈を突き刺しました。


「お前には関係ない」


 少女が広場の人間を粗方殺し終えた頃、広場に騎士団がやって来たのです。


「やっと殺し甲斐のある奴らが来たか」

「おい、何故こんなことをする!貴様に人の心はないのか!?」


 団長が少女にそう叫びます。


「人の心?俺は()()()()()()だが、そんなものあるわけねぇだろ」


 すると、団長が唇を噛み少女を睨みつけました。


「この悪魔が!!全員この悪魔を狩ることに全力を尽くせ!何があっても広場から出すな!!」


 団長が部下にそう指揮を出し、騎士達が少女に襲いかかります。

 少女の鉈と団員の剣がぶつかり合いました。


「そんなもんしか力が出ないのか?こんなんじゃ俺は止められねぇよ!!」


 少女が少し力を入れて素早く剣を鉈で叩くと、団員の持っていた剣は粉々に砕け散ってしまいました。


「ひぃぃぃぃ!!」

「逃げるなよ」


 戦う道具を失くした団員は、怯えその場を後退りするが、少女はそれを逃がさずそのまま首を落とします。


「よくもやりやがったな!」


 首を落とした団員の敵討ちと言わんばかりに、団員が少女の背後から斬りかかりました。


「遅過ぎる、そんなんじゃ腕を持っていかれても仕方ないよな!」


 そう言って少女は振り下ろされた剣を避け、団員の両腕を肩から切断しました。

 腕を落とされた団員は声にならない悲鳴をあげ、痛みに耐えられずその場に倒れてしまったのです。


「今楽にしてやるよ」


 少女は倒れた団員の頭部に銃弾を撃ち込みました。


「全員でかかってこい、でないと勝ち目が無いぞ?」

「その仮面必ず割ってやるからな!全員で畳み掛けろ!!」


 それから少女が団員を半分程殺し終えた時、雲で隠れていた満月が姿を現し、少女を光で包みました。


「悪いな、もうお前らに1割の勝ち目もなくなった」


 月の光を浴びた少女が笑いながら団員達にそう告げます。


「ふざけた事を吐かすな!」

「おい、口を慎め。貴様らのような奴が俺に口答えするんじゃねぇよ」


 少女がその場で指を鳴らします。

 すると、少女の後ろの何も無い空間から、突如国王などが座る立派な椅子が現れたのです。

 少女はそれに足を組んで座りました。


「王というのは自分では戦わないものだ、だから貴様の部下を少し貰うぞ」


 そう言って少女は、紫色の光を数人の団員にぶつけました。

 光は団員の体全体を包み、光が晴れると団員達の目が紫色に変化していました。


「どうしたんだよお前!?しっかりしろよ!!」


 団員がおかしくなった団員の肩を揺さぶります。


「触るな……」


 その言葉と共に肩を掴んでいた団員の体を剣で真っ二つに切断しました。


「貴様……!団員達に何をした!」

「心を操った、それと身体強化も入れたかな」


 少女が笑いながら団長にそう言います。


「お前ら、一般人だろうが構うな、この広場にいる団長以外の人間を全員殺せ」

「ハッ!かしこまりました!!」


 少女がそう指示を出すとそこからはとても早く、10分も経たないうちに団長以外の人間の屍が出来上がりました。


「よくやったお前ら、もう用はすんだ、お前らも死ね」


 残った団員を銃で殺し、少女は団長の前まで移動します。


「やはりアイツがいない騎士団なんてゴミ同然だな」

「貴様……!次は私が相手だ!!我が名は団長フレイズ!団長の名にかけてこの街、いやこの国を守ってみせる!!」


 フレイズが剣を構え少女の事を鋭く睨みつける。


「少しは骨がありそうだな。楽しませてもらおうか」

最後まで読んでいただきありがとうございました。


みたらし団子ってやっぱり美味しいですよね

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