第37話 眠れる剣士と偽りの賢者
大変お待たせしました!
すみません1ヶ月も待たせてしまって
では、本編をどうぞ!
少女のその言葉を聞いたレイカは大笑いしました。
「完全に堕ちてやがるな。やはりこいつには素質があるぜ」
「さて、トランプにでも入れてあげようかしら」
そう言って少女は、懐からトランプを取り出しジャンダの死体に向かって投げつけたのです。
しかし、ジャンダの死体にぶつかったトランプは何も変化を起こさず、死体に突き刺さるだけでした。
「あら?こいつは吸収出来ないのね…… 仕方ないわね……」
少女はゆっくりと死体に近づきそのまま死体のそばでしゃがみこみます。
「何をするんだ?」
疑問に思ったレイカが少女にそう質問します。
すると少女は怪しい笑みを浮かべました。
「いや、証拠隠滅でもしようかなって思って」
そう言って少女はジャンダの死体の四足を鉈で切断しました。
そして少女は、切断した腕を拾い上げあろう事かそれに噛み付いたのです。
口の中からはボリボリという大きな音が響き、地面には赤黒い血液が流れていきます。
「腕って骨が多くて肉も固くて食べずらいのね。しかもそんなに美味しくないわ」
そんな感想を述べながら、少女は足を食べ終わり手足がなくなった死体に目を向けます。
少女は赤黒く汚れた口元を拭き、また鉈を手に持ちます。
「不味いもんをわざわざ食って何が楽しいんだ?」
「楽しくないわよ。でも、これからメインディッシュよ」
そう言って少女は死体の腹を裂き、心臓を取り出しました。
「不純なものが何も無いから綺麗な色をしているのね」
ジャンダの心臓は少女が言うようにとても綺麗な色をしていました。
そして少女は、大きく口を開けてその心臓を口の中に放り込んだのです。
その心臓をしっかりと味わうように咀嚼し、一気に飲み込みました。
「まぁ、いい味だったわね」
少女は満腹になったのか、残った胴体を炎を使って焼いてしまいました。
「胴体は別にいらないわ」
「この前のアリスの心臓がそんなに美味かったのか?」
「いや、そうじゃないわ。これからすることに必要だっただけよ」
そう言って少女はジャンダの生首を持って鏡の国から出ていきました。
鏡の国から出ると、そこは1番初めに鏡の国に入った路地裏でした。
路地裏から空を見ると、綺麗な月が顔を覗かせていました。
「今ってあの子は何をしていた時期なの?」
「ちょうど街の人間の数を減らしてた時期だな」
「じゃあ私もあの子と同じ事をしようかしらね」
少女は怪しい笑みを浮かべながら手の魔方陣を輝かせます。
すると、少女の足元から紫色の霧が出てきたのです。
霧は少女の姿を包み込み、たちまち姿が見えなくなってしまいました。
霧が晴れると、少女の姿はジャンダの姿に変わっていたのです。
「どうせならこの国の賢者様が、人々を殺し回る方が風情があるんじゃない?」
「このためにあいつの体を食ってたのか」
「そういうことよ。さて、行きましょうか」
少女はジャンダの姿でニヤニヤと笑い街中に向かっていきます。
街中を歩いていると、一人の男が少女に声をたのです。
「ジャンダ様!!お久しぶりにお目にかかります。覚えていらっしゃいますか?」
「どなたかしら?」
「ま、前に妹を助けて貰った者です!」
男は興奮しているのか声を大きくして騒ぎ始めました。
すると、ジャンダが来ていると周りも気づいつのか、だんだんと人集りができ始めます。
「あなたのせいで人が集まってきちゃったじゃない…… 広場でやろうと思ってたのに…… まぁ、ここでもいいわ」
「え?」
その瞬間、目にも見えない速さで少女はその男の首を剣で落としたのです。
男の首がボトリと地面に落ち、頭部を失った体は後ろに倒れ落ちました。
男の周りに集まっていた人々は最初何が起きたのか分からないと言う様子でしたが、だんだん状況を理解したのか男の死体を見た女性の叫び声で、人々は蜘蛛の子を散らすように逃げ出そうとしました。
「みんな走り回ってるけど、私が逃がすわけないじゃない」
少女は逃げ回る人々を一人一人確実に殺していきます。
「おい!」
すると、逃げ回る人間を掻き分けて少女に話しかけてくる声が聞こえたです。
少女が声が聞こえた方を向くと、そこには鎧を身につけた剣士が立っていたのです。
「お前ジャンダじゃないだろう」
「私はジャンダだ。何を言っている」
「嘘をつくな、ジャンダはな剣がてんで使えないんだよ!それなのに、お前は剣を軽々と扱っている。片手しか使えないはずなのにだ」
剣士はジャンダの事を知っている口ぶりで少女に話しかけていきます。
「ジャンダの事を詳しく知っているやつがいるってのは計算外だったわ」
ため息を吐き、少女は魔法を解き元の姿に戻ります。
「ところであなたは一体誰なの?」
「なんでお前にそれを話さなきゃいけないんだ」
「随分と偉そうな口を聞くのね。人間風情の分際で」
少女は少しイライラしながら剣士を見つめます。
「お前がジャンダが言ってた悪魔だな」
「それだったらどうしたの?」
「なぜジャンダの姿をしていた」
少女はその質問を聞き、ニヤニヤと笑い出しました。
「何故それをあなたに言わなきゃいけないの?」
少女と剣士は無言で剣を鞘から抜きました。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
次回更新も1ヶ月以内にしようも思います




