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悪逆非道なマッチ売りの少女  作者: ポカ猫
第2章 絶望と憎悪のシンデレラ
31/49

第31話 鏡の国の悪魔な王女

お待たせしました!!

約1ヶ月もお待たせして申し訳ありませんでした!


これからは投稿ペース上げるので許してください!


では、本編をどうぞ!

 少女はトランプ兵を次々を殺していき、それに伴い地面を染め上げる赤いインクの量はましていきます。


「ねぇ、まだ誰も私に攻撃を与えられてないんだけど。トランプ兵さん?やる気あるの?」


 残りのトランプ兵は後僅か、少女は数えるようにトランプ兵たちを眺めます。


「くそっ…… 強すぎる……」


 殺されていった仲間だった物の残骸を見て、トランプ兵たちは自分たちはこうはなりたくないと思うようになり、攻撃の手を止め始めてしまったのです。


「来ないなら私から仕掛けるわよ?」


 そう言って少女は剣を鞘に戻し、勢いよく指を鳴らしました。


 すると、トランプ兵の真下から巨大な火柱が立ち上り、数名のトランプ兵を灰になるまで燃やしつくしたのです。


「魔女だ……!こいつは魔女だ!!」


 残ったトランプ兵の一人が、少女の魔法を見て大声をあげました。


「魔女なんていう嫌な言い方しないでくれる?言うなら魔法少女とでも言ってほしいわ。そうね…… 絶望の魔法少女なんてどうかしら」


 ニヤニヤと怪しい笑みを浮かべて、少女は残りのトランプ兵にジリジリと近づきます。


 近づいてくる少女に対して、一目散に逃げ出そうとするトランプ兵たち。


 しかし、少女はそれを逃がすつもりはありませんでした。

 少女が指を鳴らすと、逃げようとしていたトランプ兵たちが少女の近くに引き寄せられていきます。


 引き寄せられたトランプ兵を剣で八つ裂きにし、残りはおもちゃの兵隊ただ一人となりました。


 地面に咲いた花はもはや原型の色を留めておらず、赤いインクに染められてところどころ黄色や青の斑点があるような状態です。


「あなたの仲間は皆死んじゃったわ。残るはあなたただ一人、アリス様という人のところに連れて行ってくれるのなら命くらいは助けてあげるわよ?」


「馬鹿なことを言うな。お前をアリス様のところに連れて行くくらいなら、俺はここで死ぬことを選ぶ」


 そう言っておもちゃの兵隊は、ライフルを構えそのまま少女に弾丸を飛ばしました。


 しかし、少女はそれを見切っていたように剣で弾丸を弾き飛ばしたのです。


「兵隊さん、もう無駄なのよ。あなたの弾丸は私には届かない。いくら抵抗しようともうあなたが死ぬことは変わらないわ」


 そう言って少女は兵隊にゆっくりと近づきます。


「そんなこと…… まだわからな……」


 兵隊が腰に付けている剣に手を当てた瞬間、兵隊の手が肩から切り落とされました。


 腕は木材特有の音を立てて地面に落ちて、先程までつながっていて動いていたとは思えないようにピクリとも動きません。


「あら、あなたは血が出ないのね。つまらないわ」


 兵隊は、少女のその声で正気に戻ったが未だに何が起こったのかわかりませんでした。


 なぜなら少女の剣筋が全くもって見えなかったからです。


 まるで、最初から取れていたかように痛みも違和感さえ感じずに腕が地面に落ちたのです。


「な、何をした……」


 それは兵隊の口からやっと出た言葉でした。


「何って、斬り落としたのよその腕を」


 少女は指を指し、落ちている腕に目線を向けました。

 その瞬間、兵隊は思いました。こいつには勝てないと、これは化け物だと。


 逃げ出そうとしているのに足がすくんで一歩も動かないのです。


「少しは楽しめると思ったのに、この程度なのね…… 残念だわ」


 そう言って少女は兵隊の心臓部分をゆっくりと突き刺しました。

 すると、今度は大量の赤いインクが心臓部分から吹き出したのです。


「がっ……ぐ……」


 兵隊はうめき声をあげながら息絶えました。


「なんだ、血出るじゃない。でも相変わらず甘いのね……」


 少女は兵隊から剣を抜き、剣を鞘に戻しました。


「随分と残虐になったじゃねぇか」


 頭の中に笑うようなレイカの声が響きます。


「こんなので残虐なんて言わないで。私の目の前であの子を殺したあいつらのほうが残虐だわ」


 そう言って少女は、目の前にある巨大な城に向かってあるきだします。






「で、ここの主のアリス様ってのが悪魔じゃない可能性が出てきたってどういうこと?」


 少女はあるきながら1つの疑問をレイカにぶつけました。


「悪魔じゃないってのは言葉のあやだ。お前のような悪魔の可能性があるってだけだ」


 レイカが静かにそう答えると、少女は首をかしげて考え始めました。


「それって、魂を()()()んじゃなくて、魂を()()()()方ってこと?」


「そういうことだ。だからそっちだとしたら少し面白いことができるんだ」


 少女はその言葉を聞きつつ、木の葉っぱをまた1つ噛りました。


「ペッ……!まだ甘かったわ……」


 残念そうに少女は木の葉を踏み潰した。


「おい、何か来るぞ……」


 レイカが低い声で少女にそう警告します。


 少女もそれに気づいていたのか軽く頷き、周りを警戒し始めます。


「こんにちは侵入者さん。あまりにも騒がしいから来てみちゃった」


 声と共に突然少女の目の前に、金髪の髪をなびかせて青いドレスにマントを着けた少女が現れたのです。

 その少女の手には歪な形の剣が握られています。


「あなたがアリス様?」

「ええ、そうよ。私のトランプ兵とおもちゃの兵隊を壊したのはあなた?」


 アリスは少し困った顔をして少女を見つめます。


「そうよ。あなたに会いたいと言っただけなのに襲ってきたから殺したの」

「ここは私の国なの。私の国で私の物を壊した人は、王様自らが処罰してあげなきゃいけないの」


 そう言いながらアリスは怪しい笑みを浮かべたのです。


「あなたもトランプ兵達みたいに壊してあげるね」


 その瞬間、アリスが少女の目の前に移動してきて剣を振り下ろして来たのです。

 少女は間一髪でその剣を避けて、アリスと一定の距離を取ります。


「あれ?なんで避けられるの?普通の人間ならこれで壊れるのに」


「私はあなたと同じなのよ」


 少女も剣を抜き、片翼を出しました。


「だから魔女なんて声が聞こえたのね。ふふふ…… 楽しめそうね」


「それはこっちのセリフよ」


 少女とアリスは互いににらみ合い剣を構えました。


最後まで読んでくださりありがとうございました。


次回更新は1週間以内にしたいと思います。

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