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悪逆非道なマッチ売りの少女  作者: ポカ猫
第1章 悪逆非道なマッチ売りの少女
14/49

第14話 国の反乱

お待たせしました

また1ヶ月空いてしまいました。


本当にすみませんでした!


では、本編をどうぞ

 それぞれの勢力が準備を始め、ついに反乱を起こす前日となりました。


「俺達にはメラルダさんがいる!そして、こんなにも立派な武器もある!!この国の平和を取り戻すのは今しかない!!」


 1人の青年が大声をあげ、周りにいる人々の士気をあげます。


 周りの人々も、それに同調して雄叫びをあげました。


「しかし、なんだか妙なんだよな……」


 メラルダは顔を顰めながら静かにそうつぶやきました。


「何が妙なんですか?」

「いや、なんだかここまでの流れが上手く行き過ぎているような気がするんだ……」


 メラルダが来てからの2日間、邪魔どころか兵士1人も国民たちの様子を見に城から出てくる事はありませんでした。


「あいつら増税の準備や給料が増えるとかのパーティーでもしてるんじゃないですか?」


 青年がそうメラルダに言うと、メラルダは「そうだといいんだが……」と呟きますが、気持ちを切り替えて国民たちの前に立ちました。


「皆!ついに明日が反乱の日だ!!決行時刻は日が落ちてから

だ!明日に備えてしっかりと休んでくれ!!」


 メラルダの言葉にまたまた士気を上げた国民達は、その気持ちを持ったままそれぞれ眠りにつきました。






 一方その頃少女は国王にある提案をしていました。


「なんだと!?兵士の指揮をお前に任せろと言うのか!?」


「ああ、そうだ。お前はチェスで言うキングだ、お前が落とされたら全てが終わる。向こうは失うものは何も無いと言う勢いで戦いに挑んでくる。そんな時に死ぬことに恐怖を持っている国王が指揮をとっても負けるだけだ。ならいっそ全部俺に任せろ」


 少女は怪しい笑みを浮かべながら自らの鉈や銃、そして笛の手入れをしていました。


「本当に勝てるのか?」


「確実に勝てる……と言いたいところだが、いかんせん国民側に手練の女騎士が味方についている。そいつのせいで国民の士気はどんどん上がっている。もし勝てたとしても相当な被害になる事は覚悟しておけ」


 武器の手入れを終えた少女は、窓から夜の月を眺めます。

 そこにはちょうど雲から顔を覗かせた少しかけた月が見えていました。


「まぁ、相手が攻めて来るのがもし()であれば確実に勝てると言っておこう」


「なら、お前に指揮を任せる。頼んだ……」

「任せておけ。じゃあ兵士を大広間に集めてくれ」


 そう国王に伝え、少女は大広間に向かいます。


「国王から話は聞いていると思うが、今回指揮を取るのは俺だ。この国を何とかしたいなら俺に従え。分かったか?」

「分かりました!!」


 兵士は高らかに返事をし、作戦を少女に問いました。


「女騎士にだけは攻撃するな、あいつは俺がやるからな。それ以外に対しては俺が直接指示をだすから城の四方で待機してろ」


 ニヤニヤと笑みを浮かべ、少女は大広間を後にした。







 そして、ついに国民達が反乱を起こす時刻になりました。


 国民達は夜に奇襲を仕掛ける為に静かに城の前まで移動したのですが、その時驚きの光景を目にしました。


「城の四方に兵士達が……」

「やはりバレていたのか……」


 国民達が冷や汗をかく中、メラルダは堂々と城の前に立ちます。


「我が名は女騎士メラルダ!!この国の政権に不満を持ち、反乱を起こす国民達の剣となる女だ!!覚悟をしろ!この国は今日をもって私達が頂く!!」


 メラルダの声につられて国民達もどんどんと出てきて、メラルダに同調します。


「行くぞ!!反乱だ!!!」


 青年のその声を始まりに、兵士と国民達の戦いが始まりました。


 少女はその女騎士の姿を見ながら笑いだします。


「ついに始まったか……」


 少女は城の屋根の上に立ち、国民側の兵を見ます。


「右側に敵影だ!!ぐたぐたしてんじゃねぇ!殺れ!!」

「女だろうが構うことはない、一人残らず殺してしまえ」


 それを聞いた兵士たちはさらに士気を上げ戦いに臨みました。









 そして、しばらくは一進一退の攻防が続きました。


「そろそろか……」


 すると、少女は笛を取り出し高らかに吹き鳴らしました。


「お前らが、そう戦うのなら俺はこういう戦い方をするのさ」


 笛を吹き終わった少女は、再びメラルダの姿を見ます。


「お父さん……」


 すると、国民達が家に待機をさせていたはずの子供たちが続々と親達の元に歩いてきたのです。


「っ!?お前……なんでこんな所にいるんだ!!家で待ってろと言っただ…………ろ?」


 子供は虚ろな表情で親の腹に包丁を突き刺しました。


 親は何が起きたのか分からず腹を抱え膝をつきます。それを逃すことなく子供は包丁を抜き、そのまま首に包丁を差し込み息の根を止めました。


「子供から離れろ!!様子がおかしい!」


 メラルダは何かに気づいたのか国民達を子供から離れさせました。


 子供達は皆虚ろな表情で包丁を握りしめて国民達の方に静かに歩み始めます。


「何が起きてるんだ!?」


 国民達が混乱しているのを眺め、少女は大笑いを始めました。


「アハハハハ!最高だよ!!愛する子供に殺されるかもしれない恐怖に怯えながら戦う国民…… もうまともに戦うなんて無理だろうな」


 子供を操ったのは他でもない少女の笛の音でした。


 いつしかのハーメルンがそうしていたように子供を操り、親を殺すように暗示をかけたのです。


 これにより、兵士と子供対国民という勢力図になり国民側がまた不利になりました。








 子供に殺されるかもしれない恐怖がそれほど強かったのか、国民達はどんどん兵士に殺されていきます。


 残ったのは子供を持たない若者たちとメラルダだけです。


「そろそろあいつと遊んでやるか……」


 少女は城の壁を蹴飛ばしメラルダの方へ飛んでいきました。


「ん……?なにか飛んでくるぞ!気をつけろ!!」


 少女に気づいた青年が大声で注意を促します。

 綺麗にメラルダの前で着地した少女は、怪しい笑みをしてメラルダを見つめました。


「よぉ、久しぶりだな……メラルダ」

「誰だお前は!?私はお前のような子供など知らないぞ!!」


 メラルダは、少女の殺気に気づいたのか剣を構え少女から距離をとります。


「10年後、どんな奴でも殺せるような騎士になって出直してこい……これを言っても誰か分からないのか?」


「っ!?お前!まさか……」


 少女を睨みつけ、メラルダは剣を強く握り直しました。


「10年前私の家族を皆殺しにした悪魔……!」

「悪魔じゃない()()()()()()()()()()()()


 少女は鉈を取り出しメラルダを手で誘いました。


「さぁ、来いよ。誰でも殺せるような騎士になったんだろうな?」

「この悪魔が……!殺された家族の為に絶対にお前を殺してやる!!」


 メラルダは少女に向かって斬りかかる。


最後まで読んでくださりありがとうございました。


最悪また1ヶ月後かもしれません

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