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プロローグ

 一体どういうことなんだ。


 毎日辛い、ダルイの繰り返しで嫌々やっていた仕事だが、こんな辺境に飛ばされたいなんて思ったことなんてないぞ。

 しかも一瞬何もない白い空間に飛ばされたけどあれは一体なんだったんだ。

 

 とりあえずここは何処だ?

 

 時間は? 今どうなっている?

 

 何もかもが分からない。


 

 まぁいい、まずはあたりを見渡そう。

 その前によく見たら、俺かなり背が小さくなってる!?


 あの白い空間に飛ばされた時に、こんなになったのか?

 いや、そうとしか考えられないな、まぁいいか。


 どうやらここは街なのか村なのかは分からないが結構な人がいる。

 ここは大通りの中心らしい。地面は舗装されていない土で馬車が通ったりしている。

 家は茅葺(かやぶき)屋根(やね)が主で、壁も土で出来ている。


 さてまずは情報を集めない限り目的も定まらない。

 どこかに情報を集めれそうな所はないだろうか……まずは周りの人に聞いてみるか。


「あの、すいません」

「おぉ、なんだい坊ちゃん迷子か? お母さんはどこに行っちまったんだ?」

 

「い、いえ、この村に着たばかりで色々分からないことがあって。よければ教えていただけませんか?」

「なんだこの村に着たばかりなのか。いいぜ、色々とおしえてやるよ」


 どうやらこの村はダガ村と言って、王都とはかなりの距離がある田舎の村らしい。

 人口は約100人ぐらいで、比較的平和だと言う。

 だが一軒だけ、絶対に誰も近づかない家があるとか。

 

 その家は昔は評判もそれなりによかったが、ある日その家に一緒に住んでいた男性が、家の主に暴行されたと言う事件があってから評判が悪くなったらしい。

 

 なんでもその家の者は昔、魔術の研究をしていたそうで、その研究で頭がおかしくなったのではないかと言われているそうだ。


「魔術の研究なんてしてるから頭がやられちまうんだ」

「魔術はそんなに危ないものなんですか?」


 小説やらなんやらでは魔法、魔術と言えば誰もが使いたいと思う奇跡の代物じゃないか。

 

「危ないのなんのって、まだほとんど解明されてない危険で未知の領域を研究しようとするイカれたやつなんてこの大陸でもあの人だけだぜ」


 ……そうなのか。

 この世界はそこまで魔術について解明されてないのか……

 でも少し興味があるな。

 

「色々おしえてもらって助かりました。ありがとうございます」

「いいってことよ。あの家には近づくんじゃねーぞ」


 そんな感じで優しいちょい悪親父と別れた。

 さてどうしても俺としては魔術に興味がある。少し怖いが行ってみるとするか。


 その問題の家の前についた。

 その家は他とは違う異様な雰囲気をだしており、近づくものは確かに誰もいない。

 

さてたずねてみるか......

 

コンコン、とノックをして


「すいませーん、ここにいる人に少しお話があるのですが......」

「......なんじゃい、わしに何か用か。こんな小さいガキがわしにようなど」


 少ししわがれた声のおじいさんがでてきた。

 そうか、おれはここの世界だとまだまだガキのようにちいさいんだっけな。


「魔術について興味があるんです。少しお話してもらえませんか?」

「な、なんじゃと? 今まで魔術について興味があってここに来たやつなんておらんかった。まぁいい入りなさい」

 

 家の中に通してもらった。

 さてどんな家なのか。

ここまで読んでくださりありがとうございます!

 これからも頑張っていくのでよろしくお願いします!

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