余命三日
「あなたの余命は残り三日ですね」
「三日!? そんな本当ですか?」
「はい三日です。もう手の施しようがないですね」
「……そうですか」
男は静かに外に出た。
「後三日か。なにをすればいいかな」
男はしばらく考える。
「そうだ。遊ぼう」
そして、男は散財することに決めた。
三日ですべての貯蓄を使い果たした。
ところが三日後特に男は死ぬ様子がなかったので、その医者のもとへと行った。
「あれ、全然死ぬ様子がないのですが」
「ああ、大丈夫ですよ。そろそろですから」
「はぁ」
男は腑に落ちないながらも家へと帰った。
それから男は妻に殺されたそうだ。