浮気して彼氏を寝取った妹に恨みはあるのに、そこをおさえてお淑やか?に生きているお姉ちゃん幼馴染を俺が救ってみたら、実は欲求不満の女の子でした。
俺の幼馴染姉妹は…妹は性格が悪くて、姉は不憫だ。
その姉は、優しい女の子だと俺は思っている。
だから俺は、その姉を救うことにした。
☆ ◯ ☆
姉は妹に近づくために男に利用され、騙されてその男と付き合った。
その男は妹に寝取られ、元々その計画だった男も妹と付き合うことにした。
こうして心を傷つけられた姉は、最近学校に来ていない。
姉と同じクラスの俺は、一学年下の妹が廊下できゃはきゃは陽キャらしく騒いでるのを見ながら、下校した。
姉はきっと、あそこにいる。
☆ ◯ ☆
図書館に着くと爆睡したふりをしている女の子がいた。
「みさき、起きてるよな?」
「起きてるけど」
顔をあげないままだ。小さい頃はわんわん泣いて涙をたくさん見せてたのにな。
俺は話しかけた。
「よし、俺が救うよみさきを」
「じゃあ私の彼氏になって」
「えっ」
「と、冗談でびっくりさせてみてからの、普通に遊びに行ってよ、私と」
「お、おう。もちろんだよ」
俺とみさきはカラオケにやってきた。
俺とみさきの部屋は、静かな図書館の二億倍はうるさかった。
みさきが歌いっぱなしなのだ。
「はーっ。出したいだけ出したからすっきりした」
「トイレの後みたいないい方だな」
「出したのは声ね!」
「知ってるわ」
だいぶ元気だな。でも、俺は思う。
ずっとみさきのことが実は好き。だけどいつかそれを伝えようにも…今ではないし、いつがいいんだろうか。
「ねえ」
「ん?」
「彼氏が寝取られてから、次に好きな人ができるまでに、どれくらいかかるのかな?」
「え、あ、あのー」
俺が考えてたことに直結してくる話じゃないか。
「いつでもいいと思う」
俺はそう答えた。
「そっか。じゃあ考えてみる」
「う、うん」
カラオケの後は、みさきを家まで送った。
「妹にはふんぞり返ってやるんだから」
そう言うみさきは、
「明日から学校に行くから」
そう俺に笑った。
そして…。
みさきは本当に学校に来た。
だから俺は安心したんだ。
だけど…。
それはそれとして、俺は思った。
みさきが次の人を好きになるのは、いつなんだろう。
☆ ◯ ☆
そんなことが気になっていたある日…。
俺はみんなが下校した後のはずの教室に戻っていた。
「はあ。ジャージ忘れちゃったぜ、え?」
みさきが俺のジャージを枕にして寝てるんだが…。
「お、おーい」
「ん? あ、これはジャージを枕にして寝たらまだ好きって言わなくても耐えられそうだから…あっ」
「あ…」
「好きって言っちゃった…」
「大丈夫。俺はずっとみさきのことが好きなんだから。まあジャージの件は色々とお話しが必要だけどな」
「は、恥ずかしすぎる…」
なんとなくわかった。みさき、意外と色々欲が強めだわ、絶対。
と、俺は覚悟していたにも関わらず…。
「私幸せだなあ」
翌朝、みさきがそう言いながら、俺のすぐ隣で起きることになる。
そう、俺はみさきを満足させるために全ての力を使ってしまった。
みさきを、親が出張でいない自分の家に泊めてしまった俺は、布団で力を失っていたのだ。
☆ ◯ ☆
「ってことで、私、若い時はそんなんだったから、今でもまだまだ欲あるし、したいんだけど」
「待ってくれ。子供達が起きてるぞ」
「早く寝ないかしらねー」
「今日は夜更かしするだろ。だって夏休み中だぞ。宿題もちゃんと終わったらしいしね」
「うう、私、我慢できないよお」
「抱きつくのかよ。ていうか、胸大きくなった感触なんだけど少し太ったのかな?」
「悪い? 別にいいよね? まだいい身体だよ」
「悪くない悪くない。でもね、それはそれとして今は我慢しないと」
俺は困ってしまった。こんなにみさきは積極的なのか…。俺はそろそろ落ち着いてきた年頃だぞ。
だけど、こんな生活、幸せに決まってるでしょ。
はい、最高です。
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