割烹エディターで闊歩しよう
闊歩とは堂々と歩く様子です。
いばってる意味もありますが、ここでは自信をもって行動する感じで使っています。
なお、ここでの割烹は『調理』ではなく活動報告という意味です。
今回は夕月 悠里様の割烹エディターのお話です。
森の中でビワの木に白い花が咲いている。
小さなタヌキくんと、頭に王冠のようなものを乗せた白いおサルさんがいる。
二人の間にあるお皿には、月餅のお菓子が乗っている。
皿の横には湯気のあがる湯呑も置かれていた。
どちらも魔法の鏡を持って、別の世界の『小説サイト』を映し出している。
「んとね。白猿さん。この小説サイトで『割烹エディター』って言葉をみたの。これって何か知ってる？」
「ああ知っているよ。子狸くんは活動報告は知っているよな」
「うん。知ってるの。んとね。『小説を読もう！』の左メニューの下の方に『新着活動報告』があるの。新しい小説が投稿された情報がのっているの」
「そっち？ まぁ、読み専門で会員登録してないなら、そこしか見ないかもな。子狸くんは『作者マイページ』は知ってんだっけ？ 小説の上の方の作者名か、後書きより下の『作者マイページ』をクリックすると、作者の情報がでるぜ」
「それは知ってるの。マイページだと、その作者の他の作品も探せるの」
「んで、そのマイページの中の『活動報告』を見てみなよ。作者が色々な情報を書いてるぜ。子狸くんが言ったような投稿情報以外にも、企画への参加予定とか、作者のフリートークとか」
「あ、ほんとだ。詳しく書いている人もいるの」
「で、さっき言ってた『割烹エディター』の『割烹』ってのは活動報告のことだ。活動報告→活報→割烹って感じかな」
「そうなんだ。ってことは『割烹エディター』は活動報告を書くために使うものなんだね」
「まぁ、文を書くだけなら必要ないぜ。文字に色とか枠をつけたり、他のページへのリンクを入れるときに役立つツールってとこかな」
「あ、この人の活動報告、文字が色付きの枠で囲まれてるの。下の方に『割烹エディター』を使っています、って書いているの」
「そういう時に使うものだよ。活動報告で書いたテキスト文書に『HTMLタグ』を入れるのを手伝ってくれるんだ」
「HTMLタグって何？」
「HTMLはある種のプログラム言語だ。ハイパーテキスト・マークアップ言語の略だな。Ｗｅｂ……いわゆるホームページの仕組みで使うプログラムだよ。文章のどこかをクリックすると、何かのイベントがおきるものをハイパーテキストっていうんだ。文字だけのデータに鍵括弧<>を付けた『タグ』っていうものを埋め込むと、文字に色がついたり、絵を表示させたり、他のページへのリンクを設定できるんだよ」
「んとね。何を言っているのか、よくわかんないの」
「実例で説明しようか。例えば下のような文章があったとするぜ」
おじいさんはやまへしばかりにいきました。
「この文に<B>という『太字にする命令』のタグを埋めるとこうなる。」
おじいさんは<B>やまへ</B>しばかりにいきました。
「活動報告にこう書くと、他の人が見た時に『やまへ』が太字になるんだ。最初の<B>が開始タグで、</B>が終了タグ。挟まれた箇所に効果がつくぜ。タグを使うプログラムをマークアップ言語っていうんだよ。Ｗｅｂサービスのハイパーテキストで使うマークアップ言語がHTMLだぜ」
「んとね。ある人の活動報告を見ているんだけど、絵が表示されてるの」
「絵を出すタグはちょっと特殊だ。他のＷｅｂサイトでは使えない、小説家になろうだけのタグなんだ。こういう感じになるよ」
<(みてみんの画像iコード)|(みてみんのユーザーID)>
「画像投稿サイトの『みてみん』に登録している画像を置けるんだ。これは小説の挿絵でも同じ。文字を挟まないタグだから、終了タグがないぜ。リンクボタンにする場合は別の技もいるけど、ややこしくなるから説明ははぶくぜ」
「んとね。活動報告を凝った画面にするには、難しいことを覚えなきゃいけないの」
「いやいや。そういう知識がいらないのが『割烹エディター』なんだ。小説家になろうの公式サービスじゃなくて、夕月 悠里さんという方が作ったＷｅｂサイトだぜ」
・割烹エディターのサイト
https://k-editor.com/
・夕月 悠里さんのマイページ
https://mypage.syosetu.com/1090932/
「んとね……。ぼく、今『割烹エディター』のページを見たんだけど、何をすればいいのかな」
「まぁ、子狸くんはなろうの会員登録をしてないから、自分のマイページもないけどね。自分の活動報告を書くつもりっていう想定で説明しよう」
白猿さんは自分の鏡に『割烹エディター』を表示させた。
「たとえば『割烹エディター』の『単品』の中の『カラー文字』をクリックしてみようか」
「んとね。『カラー文字作成くん』っていうのがでたの」
「最初は文字という枠に『サンプル文字』って書かれていて、文字色が青になってるよな。じゃあ、『サンプル文字』を消して違う文字に書きかえてみて」
「んとね。『たぬき』に直したの。あれ？ 下の方に青字で『たぬき』ってでてるの」
「そうそう。出来上がりのイメージが表示されているな。じゃあ、その下の『押すとなろう用に変換される』ボタンを押してみよう」
「ポチっと……。あれ？ 下の方に文字がでたの」
<span style="font-size:14px;color:#1b8ef3;line-height:1.7;">たぬき<;/span>
「『たぬき』の字がタグで挟まれてるよな。それを活動報告に書けば、青字で『たぬき』ってでるぜ。下の方にある『押すとコピーすることができる』ボタンを使えば簡単にコピーできるぜ」
「よくわかんないけど、なんかすごいの」
「『たぬき』の字だけを書き直せば、別の青い字もだせるぜ」
「別の色にするときはどうするの？」
「『#1b8ef3』を変えれば色が変わるんだ。『カラーコード』で検索すれば調べられるぜ。まぁ、割烹エディターの『カラー文字作成くん』の文字色で設定した方が早いけどね」
「んとね。青い四角をクリックすると、いろんな色がでたの。これで色を変えればよかったんだ」
「『割烹エディター』を使うと、活動報告の見栄えもよくなるぜ。カラフルな活動報告があったら、ほとんどは『割烹エディター』のお世話になっているかもな。自力でHTMLを書いている強者もいるけどね」
「この小説の作者は自力でHTMLが使えないの？」
「作者のアホリアＳＳは古いバージョンのHTMLタグしか知らないらしい。一時期、活動報告でHTMLで書いてたこともあるそうだ。だけど2022年2月に活動報告のルールがかわって、古いタグが使えなくなったそうだ。それで割烹エディターを使うようになったらしいぜ」
「んとね。『小説を読もう！』の左メニューの『新着活動報告』ではみんなシンプルな画面なの」
「その一覧では記事内のHTMLが効かないから、シンプルに見えるぜ。クリックすると、HTMLを使っている記事は凝ったデザインになるかもな」
「活動報告って、小説の更新情報を書くだけじゃなかったんだ」
「作者同士の交流の場としても使えるぜ。活動報告の存在が、他の小説サイトと比較したなろうの利点の１つかもな。『割烹エディター』作者の夕月 悠里さんご本人も、下のような使い方のエッセイを書いてくれてるんだ。これを読んでみようぜ」
・割烹（活動報告）を彩りたいけどよくわからない人のための割烹完全攻略メソッド ～割烹エディターで割烹に彩りを！～
https://ncode.syosetu.com/n4717hy/
