サプライズ
目が覚めるとギューリーとフィーニスが俺の顔を覗いていた。太陽が真上まで昇っている。どうやら少しの間眠っていたようだ。
『やっと起きたな。隣を見てみろ』
隣?隣になんか居のか・・・ってどわぁぁぁ!?
俺は絶叫した。四対の翼を持つ真っ白な白竜がそこには居た。その姿は俺と非常に酷似していた。
『おう人の顔を見て叫ぶなんて良い度胸してるじゃねぇか』
え?その声まさか・・・アルファか?
『そうだ。お前が器を修復してくれたお陰で私は生まれることが出来た。感謝する』
メティス様が言っていた面白いことってアルファのことだったのか。
『それでよぉ今回の記憶はどんなのだったんだ?また異世界の話聞きてぇよ』
残念だが今回はお前が期待してるような記憶じゃなかった。今回の記憶は俺でもよく分かんなかった。分かるのは俺が居た世界の記憶じゃないってことだけだ。
『どんな内容だったんだ?』
ああ、それがな。
俺はギューリー達に今回見た記憶の内容を話した。
『・・・消去法で行くとするとお前がゲイルーグってことになるな』
ああ。でも俺の前世は人間だ。神であるはずがない。
『進化して行けば分かるかもしれねぇな』
ブォォォォン!
2人に話していたその時だった。遥か彼方から角笛の音色が吹き荒れた。木々が揺れて風が吹き荒れる。
『これは・・・なんだ!?』
分からねぇ。でも害はなさそうだ。多分。
『オメガが進化した時に音楽の神ヘイムダルが、ギャラルホルンを吹きその音色を世界に終焉の始まりを告げるっあっただろう?それじゃないか?』
確か女神様も進化したら全世界の強者に知らされるって言ってたし多分それだろう。
『強え奴らが押しかけて来るってことか!面白そうだなぁ!』
アルファが凶悪な牙をギラリと剥き出して笑う。こいつ多分戦闘狂だろ。
角笛の音色で忘れていたが進化したんだった。ステータスを確認しとくとしよう。成体になったことで新しく入手したスキルが増えてるかもしれんしな。あ、ついでにアルファのステータスを見せてくれよ。
『良いぞ。ほらよ』
アルファがステータスを見せるために寄って来る。あ、なんか良い匂いする。柑橘類みたいな匂いがする。
種族 終焉の黒竜stage5(伝説種)
名前オメガ
level1/120
HP1800
MP1600
攻撃力2000
防御力2000
魔攻1250
魔防1600
素早さ150
ランクS−
スキル
鑑定level8 ブレスlevel9 噛みつきlevel8 竜の尻尾level7 世界の声level5 竜の爪level8 突進level5 闘争心level8 毒牙level5 テールスイングlevel6 深淵干渉level5 深淵喰らいlevel5 麻痺の邪眼level6 念話level7 麻痺牙level5 飛行level5 咆哮level9 地鳴らしlevel6 再生level6 電気生成level5 竜殴打level5 死期活性level5 風刃level5 デッドリーウィングlevel5 牙硬化level5 斬撃波level5 ストーンブラストlevel5
魔法スキル
闇魔法level8 火魔法level8 土魔法level8 竜魔法level5 魔力操作level8 魔力感知level8 古代魔法level6 精霊魔法level8 死霊魔法level5 魔力妨害level5
パッシブスキル
豪腕level5 俊足level5 並列思考level3 自己再生level5 嗅覚強化level5 気配察知level7 思考加速level5 HP自動回復level5
固有スキル
竜鱗level8 終焉の加護level8 異能喰らいlevel5 底なしの胃袋level5 終わらす者の力level5 智恵の女神の加護level3 大地精霊レアランの加護level5 竜人化level3
耐性
麻痺耐性level5 魔法耐性level5 毒耐性level5 深淵耐性level5 -聖属性耐性level9 竜耐性level3 炎耐性level5 精神攻撃耐性level3 魂干渉耐性level3 痛覚耐性level5 暗黒耐性level5
称号
転生者 終焉龍の息子 竜族 深淵殺し 伝説の者 悪魔殺し キングスレイヤー 格上殺し 終焉竜
Sランクのステータスは別格だった。レベル1でこのステータスならそこら辺の雑魚魔物なんて蹂躙できるだろう。
種族 始祖の白竜stage5(伝説種)
名前アルファ
level1/120
HP1400
MP3000
攻撃力1000
防御力1200
魔攻2500
魔防3000
素早さ220
ランクS−
スキル
鑑定level8 ブレスlevel9 噛みつきlevel8 竜の尻尾level7 世界の声level5 竜の爪level8 突進level5 闘争心level8 テールスイングlevel6 深淵干渉level5 深淵喰らいlevel5 念話level7 麻痺牙level5 飛行level5 咆哮level9 再生level6
魔法スキル
暗黒魔法level3 炎魔法level3 大地魔法level3 氷魔法level3 聖魔法level3 嵐魔法level3 竜魔法level5 上級魔力操作level3 上級魔力感知level3 古代魔法level6 精霊魔法level8 冥府魔法level3 魔力妨害level5
パッシブスキル
豪腕level5 俊足level5 並列思考level3 自己再生level5 嗅覚強化level5 気配察知level7 思考加速level5 HP自動回復level5 MP自動回復level8
固有スキル
竜鱗level8 始祖の加護level8 異能喰らいlevel5 底なしの胃袋level5 始祖の者の力level5 智恵の女神の加護level3 大地精霊レアランの加護level5 竜人化level3
耐性
麻痺耐性level5 魔法耐性level5 毒耐性level5 深淵耐性level5 聖属性耐性level5 -暗黒耐性level9 竜耐性level3 炎耐性level5 精神攻撃耐性level3 魂干渉耐性level3 痛覚耐性level5
称号
転生者 始祖龍の娘 竜族 深淵殺し 伝説の者 悪魔殺し キングスレイヤー 格上殺し 始祖竜 勇者殺し
俺が物理耐久型に対してアルファは魔法特化のステータスだ。それに新しく固有スキルに竜人化って言うのもある。どうやら竜人ってのになれるらしい。正直竜形態の方が動きやすい。率先してなる必要はないな。
『取り敢えず私も生まれることができた。伝説種が3体、戦力は十分なはずだ。今後の方針を決めないか?』
アルファの言う通りだ。もう少しレベルを上げたら十王にでも挑んでみるか。Sランクになったんだ。この化け物ステータス2人なら押し切れるかもしれない。
『そんな簡単に十王が倒せるかぁ?私は無理だと思うなぁ。せめてSランクの魔物撃破くらいにしとこうぜ』
うーむそれもそうだな。Sランクの魔物撃破にしとくか。それにしても体が重い。二足歩行で歩くのは結構キツいな。もう四足歩行で行動するしかないな。てか進化したてだからかめちゃくちゃ腹が減った。狩りにでも向かうか。
世界中の強者に怪物が目覚めたことが知らされた。ある者は恍惚とし、ある者は強き者の誕生を喜び、ある者は嘆き、ある者は世界の危機に立ち上がった。そんな様々な強者達が彼の者の誕生を知った。だがそんな強者達の中でも一際変わった者が共鳴した。
人々が不吉な星として見ていた凶星は長き眠りから覚めて神々に牙を剥くため地上に降り注いだ。
「バォォォォ!」
『フローズングラウンド!』
『アクアスフィア!』
「ガァァ!」
(経験値4000入手しました。levelが3に上がりました)
アルファが氷魔法で動きを止めてギューリーが水魔法で錯乱させる。そして動きが鈍ったところを俺が仕留める。良い連携だ。それにしてもアルファの魔法の威力えげつないな。
『まあ私も一応伝説の魔物だからな』
俺達が狩ったのはマンモスだ。こんだけあれば全員が満腹になるだろう。久しぶりのまともな肉だ。味わって食うとしよう。
久しぶりに食ったまともな肉は非常に美味かった。脂が程よく乗っており俺達は舌鼓を打った。あんだけあったマンモスの肉も俺達の胃袋に消えていった。いやーそれにしても美味かった。
『ハートクラッシュ』
「ピギィ!?」
「グォ!?」
俺がマンモスの骨を齧ってると上から蟲が降ってきた。降ってきた蟲をアルファが摘み口の中に放り投げる。
『冥府魔法、かなり強力だな。即死魔法は便利だ』
えげつねぇな冥府魔法。ちょっと興味湧いたわ。
『お取り込み中すまないな。ちとやばいのが来てる』
ギューリーの言う通り何かが近づいてきている。それも大量にだ。
数秒後、茂みの中から黒光りしている大量のGが飛び出してきた。どうやら俺達の気配を察知して来たのだろう。
『伝説級3体なら殲滅できると思うが・・・どうする?』
やってやろうじゃねぇか。こちとら伝説の魔物だぞ。こんな下等生物から逃げるのは終わりだ。全部叩き潰してやるよ。来いよ下等生物共!




