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終焉の龍の卵  作者: レッドヴォルト
黒竜編
43/101

イヴァナ山脈

大百足を食べ終えて山に到着した。うんエベレスト見たことないから分かんないけど絶対エベレストよりデカいのは分かる。俺とギューリーは自慢の翼を広げて飛んでいく。数百メートルは飛んだら高原が見えてきた。少し肌寒いが住むには良さそうだ。川も流れているし飲み水には困らないだろう。どんな魔物が生息しているのか気になるな。


『私が世界の声から聞いたんだがここは飛竜が多く生息しているらしい』


飛竜?飛竜ってワイバーンとか?確か生まれて初めて食べたのがワイバーンの卵だったはず。懐かしいなーでも成体は見たことないんだよな。強いのかな?


『ワイバーンか・・・結構強かったはずだ。何回か村を襲われたことがあるし複数で襲ってきたな』


ワイバーンってどんくらいの強さなんだ?まさかBランククラスの魔物が群れているってことじゃないよな?そんなんだったら普通に負ける自信しかないぞ。



『安心しろワイバーンはCランク上位の魔物だ。でも群れてるから油断したら死ぬぞ』


Cランク上位かアクロカント・ドラゴンと同じクラスの強さか。まあ進化直前のやつの群れに会わなかったら大丈夫だろきっと多分メイビー。


俺とギューリーは高原に着陸する。少し肌寒いが大丈夫だ。遠くには針葉樹林が、広がっているので身を隠すのには困らないだろう。そんなことを考えてると気配察知に複数の反応があった。ギューリーも引っかかったらしく剣を構える。風切り音と共にそいつらは現れた。数メートルはあると思われる巨体を支えながら空を悠々と飛ぶ姿は勇ましかった。


「グゥァァァ!」


「グラァァ!」


「グァァ!」


3匹のワイバーンが姿を現した。デカい。3匹か・・・隙を見せたら一瞬で食い殺されそうだ。気を引き締めていかないとな。


(ワイバーン C+)

飛竜に分類される中型の竜種。体の半分は、大きな翼と長い尻尾が占めている。

尾の先端には鋭い針が、生えておりそれで敵を貫く。他に力強い脚と鉤爪を持っており自分と同じサイズの魔物を持ち上げることもできる。鱗は軽くて丈夫なので防具の素材に重宝されている。


種族ワイバーン

名前無し

level18/60

HP643

MP390

攻撃力420

防御力343

魔攻201

魔防324

素早さ89

スキル

噛みつくlevel5 飛行level7 風刃level3 デッドリーウィングlevel3 頑丈鉤爪level3 気配察知level6 連携level3 咆哮level3 風魔法level2 ブレスlevel3 テールスイングlevel6 剛力level3

耐性

衝撃耐性level3 氷耐性level4 毒耐性level3

固有スキル

毒生成level3 竜鱗level4 鷹の目level3

ランク

C+

称号

グッドハンター 群れる者 飛竜種


どいつもこいつも似たようなステータスだ。尻尾にさえ気をつければ毒は大丈夫だろう。それに毒を貰ったら自然治癒でしか今のところは治せないから一番危険だ。まあやっこさんもこっちを逃がすつもりはないそうだ。いいぜその翼もいでやるよ。


ワイバーン達が翼を羽ばたかせると風切り音と共に風の刃が飛んできた。かなりスピードあり避けれなかった。鱗を風の刃が、切り裂いたが一瞬で治った。デザートシュリンプから入手した自己再生だ。めちゃくちゃ便利だなMPも減ってないし。飛んでるワイバーンに向かってダークスフィアや黒槍を放つが、動きが速くて当たらない。俺が飛んでって仕掛けた方が早いか?いやダメだな飛行能力だけなら向こうの方が高い。絶対に狩られる。慣れないことはしない方がいいな。


「グラァァ!」


「グォォ!」


ワイバーンの一体が、凄まじい勢いで翼を広げて回転しながら突っ込んで来た。鱗が切り裂かれて血が流れる。なんだその強そうな技!?俺も欲しいぞ寄越せ!


『やべぇって!速すぎるだろ!』


速いけど動きは単調だ!死角に回り込まれないように注意しろ!


ギューリーと背中を合わせて警戒する。俺達の周りを旋回しながら突っ込んでくる。だがもう見切ったぞ何回も同じ手は喰らわないぞ!


突っ込んで来たワイバーンの首元に食らいついた。牙が抜けて逃げられそうになったが、首を掴んで押さえ込む。別の2匹が仲間の危険を察知して突っ込んできた。


『邪魔させるかぁ!』


ギューリーが剣を振るい2匹の行く手を阻んだ。俺はワイバーンに掴みかかり首元に何度も何度も噛みついた。ワイバーンが暴れ回り俺の首元に噛みつこうとしてきたが、牙を掴んでやりへし折った。


「オゴォォ!?」


「グラァァ!」


折った牙をワイバーンの頭に突き刺す。牙は頭を貫通してビクンとワイバーンの巨体が痙攣して動かなくなった。


(経験値940入手しました。levelが21に上がりました)


よし!仕留めた!あと2匹だ!


(経験値1720入手しました)


ドサッと後ろから巨大な物音がした。俺は後ろを振り向くと翼が切り落とされたワイバーンの死体が、2つ転がっていた。


『一丁あがり!どうだ?見直したか?』


お前凄いな。俺でも手こずったのによ。


『翼を狙ったら結構簡単に倒せたぞ。1つのことに特化しすぎなのもダメだな』


だな。戦って腹も減ったしワイバーン食べるか。卵美味かったし成体の味も気になるしな。


俺はワイバーンに齧り付いた。味は噛めば噛むほど味が出てくる。まるでジャーキーみたいだ。干して干し肉にでもしたらもっと美味くなりそうだ。


(スキル、デッドリーウィングlevel1を入手しました)


お!ワイバーンが回転しながら突っ込んで来たのができるようになるのかな?てかワイバーンなかなか強かったな。この山脈は、こんなのがうじゃうじゃ生息してるのかよ恐ろしいな。まあ取り敢えず狩りは成功した。ここでも生きていけそうな気がする。

投稿遅れて申し訳ございませんでした!今週からまた投稿再開できると思うのでこれからもよろしくお願いいたします!

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