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終焉の龍の卵  作者: レッドヴォルト
黒竜編
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アルファ

『・・・なあオメガ。お前から2つの気配を感じるんだが?』


あーなんか俺の中で眠ってたもう1人の人格?が目覚めたんだよ。


『よろしくなギューリーお前の活躍はずっと見てたぜ。この木偶の坊よりかは、戦えそうだから安心しろよ』


『ほ、褒められたのか?』


さ、さあ?まあこれからよろしくな?


『おう!よろしくな』


名前はあるのか?えーと分身体?


『私の名前か?オメガだぞ?』


『えーとオメガはオメガでオメガもオメガ・・・分からんくなってきたぞ!』


ややこしいな・・・名前を新しく付けるか。名前候補とかあるか?俺Mk2。


『あーうーんそうだな一応候補が、1つあるけどお前らの名前聞いてから決めるわ』


オメガ2世・・・オメニ・・・オメツー・・・良いの思いつかんな。ギューリー何か思いつくか?


『ゲベゲベとかどうだ!』


『却下だ!めちゃくちゃダセェよ!』


ならお前が言ってた候補の名前を教えてくれよ。


『お前が滅した世界の後に新しい世界を作る者!私の名前はアルファ!どうだ!』


あーめちゃくちゃ中二病っぽいけど良いんじゃない?


『我が名はアルファ!新世界を作る者なり!ハーハッハッハ!』


頭の中で叫ぶな・・・うるせぇ。


『まあこれからはこのアルファ様が、戦闘とかアドバイスしてやるよ。あと調べ事も私がやっといてやるよ』


おーそれは助かる!


『アルファの戦闘見たけどかなり乱暴でその・・・野蛮な戦い方だったな』


『あ?こいつがドラゴンぽくないだけだろ。闘争心が足りねぇよ闘争心が!こいつは大人しすぎるんだよ!もっと戦おうぜ!』


俺って大人しい方のドラゴンなのか?そう言えばスキルに闘争心ってスキルがあったな。もしかしたら俺には全く適応されずにアルファに適応されてしまってるのかな?もし俺にも適応されてたらもっと獰猛になってたのかな?


『お前まさか闘争心ONしてないのか?』


え?スキルってONとOFF出来るのか!?


『おいオメガ知らなかったのか?』


『まさかここまで物知らずだったとはな・・・私も驚いたぞ』


え?そんなにやばいの?


『うんガチで常識ないな』


ま、まあONすれば良いんだろ!ONしたら!


(闘争心をONしますか?)


ああ、頼む・・・っ!?


視界が真っ赤に染まっていく。牙がガチガチと鳴らして勝手に唸ってしまう。咆哮すると大気が揺れる。目の前に居るギューリーに飛びかかろうとしてしまうが、理性で何とか抑え込む。


「グォォォ!」


『おい馬鹿!抑えろ!チッ!慣れてねぇから抑えるのも一苦労か!』


『危ねぇ!?オメガしっかりしろ!』


「グァァァ!」


何とかoffにしたが、ギューリーを襲いそうになった。たっく闘争心ってどんなスキルなんだよ。


(闘争心)

闘争したり戦ったりすることに対する意欲や気持ちを増大させる。levelが上がる程、獰猛に野蛮になるがその分ステータスが向上する。持っている者はバトルジャンキーのろくな奴ではないだろう。


お、俺はバトルジャンキーじゃないぞ。まあ生まれた頃から持ってたし習性みたいなもんだろう。


『おいオメガさっさとこいつ食べて行くぞ』


あ、そうだった。倒したのに放置したままだった。


俺とギューリーは血湾竜を完食して山へ向かうことにした。ちなみに入手したスキルは豪腕だった。攻撃力が、上がるスキルらしい。それがやって来たのは急だった。ほんわかギューリーと雑談して歩いてる時だった。


『おいオメガ!ギューリーを乗せて全速力で走れ!』


アルファどうした急に?


『早くしろ!ヤバい奴がこっちへ向かってきてる!』


ゾッとするような殺意が気配察知に引っかかった。次の瞬間に俺はギューリーを背中に乗せて全速力で走り出した。


『走りだけじゃ追いつかれる!飛べ!お前なら出来る!』


助走をつけて翼を広げて思いっきり羽ばたく。飛べるか不安だがやってみるしかねぇ!


何回か転けそうになったが、俺の体が宙に浮いた。一か八かの賭けだったが飛ぶことに成功した。地面から8メートルは離れて飛べているだろう。いやー絶景だな。そう思った次の瞬間、大地が割れて穴が開きその穴に砂が落ちていく。その穴から這い上がって来たのは砂漠に来たばっかりの時に見かけた大百足だった。穴から出ている部分だけで10メートルはあるだろう。ガチガチと牙を鳴らしながら睨みつけている。


(クイーングラトニーセンチピード B+)

グラトニーセンチピードの女王種。長年生きた個体で雌だけがなれる種。その巨体を維持する為に全てを食らおうとする。地面を陥没させて草食獣の群れを食らい尽くす程である。生きる暴食の化身とも言われている。


種族クイーングラトニーセンチピード

名前無し

level48/80

HP1040

MP608

攻撃820

防御力720

魔攻329

魔防480

素早さ109

スキル

威圧level3 魔力感知level3 気配察知level5 HP自動回復level5 噛み砕くlevel8 麻痺牙level7

砂吐きlevel9 突進level8 穴掘りlevel5 俊足level5 頑丈顎level6 咆哮level7 スタンプlevel6 ロックブラスターlevel8 再生level7 豪腕level7 猛毒牙level3 産卵level3

耐性

火耐性level6 暑さ耐性level8 物理耐性level6 魔法耐性level6 竜耐性level3 毒耐性level4

固有スキル

底無しの胃袋level5 砂掻きlevel3 魔食level5 暴食level9 食回復level3

ランク

B +

称号

大食らい グットハンター 血縁者殺し 同族食らい 魔物の殺戮者 女王 竜殺し 最終進化者


グラトニーセンチピードをそのまま大きくしましたって感じのステータスだな。戦うしかないか。ギューリーやるしかなさそうだぞ。


『覚悟は決めているさやるしかないだろ』


ギューリーが俺の背中から飛び降りて剣を構えた。俺も地面に降りて咆哮して牙を見せて戦闘態勢をとる。


「グラァァァァ!」


「ギチギチャァァ!」


3匹の魔物が大地を蹴りぶつかり合った。

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