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終焉の龍の卵  作者: レッドヴォルト
始まり
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28/101

外の世界

俺が外の世界で初めて見た景色は地平線にまで続く砂漠だった。かなり施設から離れたが砂しかない。hey世界の声!ここどこ?


(ここはイグニ砂漠です。かつて精霊王オベロンと古の火龍イグニとの激闘によって出来た砂漠です)


うんやっぱり砂漠だった。暑いし早く抜けたいな。


(ここから真っ直ぐ行って約20キロ先にイヴァナ山脈があります)


取り敢えずはその山脈を目指すか。さあ行こうか。


『本当に砂しかねえな。暑いし・・・』


確かに暑いし喉も渇く。腹も減るが食べ物は見つからない。餓死ほど怖いものはない。俺とギューリーは気配察知をガンガンに使って獲物を探している。すると何か掛かった。こっちへ走って来ている。数は4体か。


砂の山の向こうから現れたのは俺より一回り小さい巨狼だった。勝てそうだが数が多い。それに狼は連携して獲物を狩る生き物だ。連携を崩すことを意識しよう。


(イグニウルフ E−)

イグニ砂漠周辺び生息する大型の狼。砂漠で大型の草食動物や山脈に生息する飛竜種を狩るために巨大化した。その牙には発火性の細菌が生息し炎天下の砂漠なら宿主から離れた瞬間に燃え盛るだろう。


噛まれたら燃えるのか。結構厄介だな。


一体がその巨体に似合わず素早い動きで噛み付いてくる。だが俺は開いた口を掴んで力任せにぶん投げた。


「ギャン!」


吹っ飛ばした先に居たギューリーが一瞬で首を刈り取った。


(経験値180入手しました)

そして実力があると分かったのか3匹全てで襲ってきた。


俺は牙に触れない様に受け流す。そして初めて麻痺の邪眼を使った。一瞬巨狼の動きが止まり無防備な首を切り落した。これは使えるな。


(経験値280入手しました)


流石ヤバイと思ったのか残った2匹は尻尾を巻いて逃げていった。頭は食べずに捨てとく。燃えたら嫌だからな。肉を軽めに炙って食べる。獣臭く硬いが文句は言ってられない。


(スキル、嗅覚強化level1を入手しました)


俺とギューリーはあっという間に巨狼を食べ尽くした。水を見つけないといけないな。


『オメガ水なら魔法で出せるぜ?』


おお!助かる!早速出してくれ!


穴を掘ってその中にギューリーが水を注ぐ。蒸発する前に俺とギューリーは全力で飲み干した。喉も潤し俺達は何もない砂漠を歩き出した。しばらく歩くと水の匂いがしてきた。匂いがする方向に向かうとオアシスがあった。だがオアシスの中から気配を感じた。向こうもこちらに気づいたのか姿を現した。オアシスの中から現れたのは5メートルはある双頭の大蛇だった。


種族リトルヒュドラ

名前無し

level32/50

HP652

MP632

攻撃力389

防御力392

魔攻430

魔防421

素早さ41

スキル

噛み砕くlevel5 気配察知level4 剛力level5 咆哮level3 水魔法level3 竜魔法level4 再生level2 ドラゴンテールlevel3 並列思考level2 熱感知level2 ブレスlevel3 風魔法level3 毒牙level4 念話level3

耐性

衝撃耐性level3 猛毒耐性level3 飢餓耐性level4

固有スキル

猛毒生成level2 竜鱗level4 超再生level1

ランク

D+

称号

オアシスの守護者 竜族 双頭


こいつヒュドラか。俺の知識だと牙に猛毒があり再生能力が高くて沼地に住む多頭のドラゴンだったはずだ。何で砂漠に生息空いてるんだ?


「キシャァァァァ!」


ヒュドラはこっちを見た瞬間、高圧洗浄機並みのブレスを放ってきた。砂の大地が抉れて水飛沫が顔にかかる。当たったら致命傷は避けれないだろう。俺は古き盾を5枚展開して進む。また水ブレスが来たが盾が防いでくれた。そのお陰で俺達はオアシスに近づくことができた。だが油断してはいけない。


「グオオ!」


俺はブレスを放ったがあまり効果はない。追撃でダークスフィアや黒槍を放つ。鱗が削れて肉が抉れるが直ぐに再生してしまった。やはり一筋縄ではいかないか。


尻尾が振るわれたが、俺はガッチリと受け止める。直ぐに噛みついて来たが、古き盾で守る。一瞬だけだったが時間は稼げた。俺は離脱してその間にギューリーが飛びながら切りかかかった。だがやはり再生してしまう。一気に倒せたらいいのだが生憎そんな手札はない。


『時間を稼いでくれ!俺が一気に仕留める!』


分かった!頼むぞ!


俺は時間を稼ぐために突っ込む。牙が掠るが異常はない。水球が放たれて鱗越しに衝撃が来る。麻痺の邪眼を使い一瞬だけ動きを止める。その間に俺は爪で一気に胴体を切り裂いた。


「「ギヤラァアアア⁉︎」」


激痛にヒュドラが叫び暴れ出した。水の槍が大量に放たれた。俺も全力で古き盾を展開して防ぎきった。だが傷は瞬く間に再生していく。本当に厄介だ。再生は激痛が、伴うのによくポンポン使えるな。しかし流石に疲れたのか毒々しい舌を垂らしながら肩で息をしている。


『封剣よ我に力を見せてみよ』


ギューリーから鋭い殺気がこもった念話が届いた。ギューリーの方を見ると全ての腕に真っ白な片手剣が握られていた。見たら分かるあれ絶対触れたらアカンやつや。


『さあ・・・やろうか!』


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