大道具班と魔王
まちがって書き途中の別作品を投降してしまいました。もうしわけございません。こちらが本編です
リリィたちと一緒に行動する事になったオレたちはリリィと同じ馬車に乗っていた。流石にバイクに乗っていったらおいていっちゃうからな。特に話すこともないので寝ようかなとか考えているとリリィが話しかけてきま。
「ところで、さとはるの使っていた武器はなんなんだ?あんなもの見たことがないぞ?」
と、疑問を投げ掛けられた。
「あぁ、これは電動ドリルのビヨンだ。みたことないってのはオレの世界のモノだから当たり前だな」
オレが何でもないことかのようにいうと、リリィが心底驚いたようにいった。
「まてまて、オレの世界ということはさとはるは異世界からきたということか!?」
「あぁ、そうだ。オレは勇者召喚に巻き込まれてこの世界にきたんだ。」
別に隠すことでもないのでオレはいった。
「っ、勇者召喚だと……!?」
するとリリィがなにか悪いことを聞いたようにいった。
「ん?リリィ、なんかまずいことでもあった?」
ヨモギがリリィに質問した。
「まずいなんてものじゃない!勇者が召喚されたということは即ち魔王がたおされるということとおなじことだ!」
リリィが焦ったように言った。
「どうゆうこと?」
ヨモギが真剣なトーンで聞いた。
「……ここから先の話は魔人族でも限られた者しか知らない話だ。いくら私達を助けてくれたお前達でも教えてやれない」
本当にすまなそうな顔でリリィがいった。
嘘はついてない……っか。
「オーケー、わかった。言いたくないなら言わなくて言い」
緊張した空気を壊すように気の抜けたような返事をオレがしたことでこの話はおわった。
「緊急事態につき特殊移動魔法を使う!」
話が終わるとリリィが大きな声で叫んだ。
「「「了解」」」
それを聞くと移動していた魔人たちが進行を止めた。そして魔人達の周りが光り始めた。
「な、なんだこれ!?」
「何って瞬間移動の魔法だよ」
「いやヨモギ、オレは異世界からきたからよく知らないんだよぉぉぉぉぉぉぉ!」
オレが叫ぶと同時にオレは光につつまれた…
・ ・ ・
「ここは……?」
オレが目を開くと見知らぬ部屋にいた。なんかデジャブかんじるな…
「ここは魔王城だ。すまないお前達の部屋は用意しておくように後でここにくる使用人に伝えておくからココにおいてくれ」
リリィが早口でオレ達に言うとすぐに言ってしまった。
気づくと周りにはヨモギしかいなかった。
「ふ、ふっふっふ、はーっはっは!」
「ちょ、どうしたのさとはる!ついに気でも狂ったの?」
「いや、何があるのか聞いてやろうと思ってな」
「さとはる、それなにげメチャクチャ性格悪いよ…」
「まぁそういうなよヨモギ、勇者ってことはオレも関係ない話じゃないだろ?」
「そうだけど…でもどうやるの?」
「なめんな、オレは創造者だぞ」
・ ・ ・
数分後オレ達は堂々と城の中を歩いていた。勿論堂々と歩いていられるのはオレの創ったスキルのおかげだ。急いで創った割には良いスキルができたと思う。今回創ったのはこんな感じだ。
気配遮断
他人に自身の気配を感じ取られない。
透過
自身の姿が消える
空間把握
半径五キロの物体、生命体を把握できる
千里眼
みたい場所を見ることができる
スキルを使って十分ほどすすむと豪華な作りの扉にたどり着いた。
「ここで会議してるの?」
「あぁ、この先にリリィがいるからそうとみていいだろう」
しかしなんかリリィの座ってる位置がおかしい気するんだが気のせいだよな。まぁ入ればわかるしょ。扉の奥は王の間といった感じの部屋だった。そしてやっぱりリリィの座っている位置がおかしい。
「なぜ扉があいているんだ!はやくしめろ!」
扉が開いていることに気づいたのか玉座からどこかで聞いたことのある声で厳しい言葉が飛んでくる。
「す、すいません、魔王様。おい早くしめろ!」
や、やっぱりそうだったか。おどろいた顔でヨモギがこっちをみてる。オレだって驚いてるよ!まさかリリィが魔王だったなんて!
いかがでしたか?楽しんでいただけたなら嬉しいです