好奇心で小説書いてます
なろうでポイント稼いで書籍化して小説家になりたい!
多くの人に自分の作品を読んで貰いたい!
そうやってなろうに小説を投稿している人のなんと多い事か。10月頃から始めたツイッターで、投稿をしている多くの、本気やる気に溢れた方々に触れる度、毎度驚いております。
一方私なのですが、表題の通りなのです。
「好奇心」で小説書いてます。
実はなろうを知ったのは、とあるなろうから派生した有名コミックでした。
「続きが気になる! でもコミック出るの半年後? ……ん? なろう原作? なろうってなんじゃらほい?」
そう。私は小説家になろうを、つい一年前まで全く知らなかったのです。
とりあえず続き読みたいので、グーグル先生でコミックのタイトル検索したら、「おお? 小説家になろう、とかいうサイトで、小説として続きが読める? しかもタダ?」と驚いたと同時に読み始め、結局最後まで読破してしまいました。
元々本を読むのは好きなので、漫画から小説に変わっても、全く苦にならなかったのも大きいのですが。
そうなると、「他にどんな作品あるんだろ?」と、好奇心旺盛な私は色々検索します。素人なので上位ランキングで粗筋読んで、面白そうだと思ったのを片っ端から読み漁りました。
読むのも速い私は、3~4ヶ月位で大体50作品は読んだと思います。
そんな時、「……これ、私でも書けるんじゃね?」と血迷った思考が頭をよぎってしまいました。
上位作品で数多く見受けた誤字の数。文法もままならない、地の文が全くない作品もある。それなのに「読ませる力」がある作品達。こんだけ気楽に作品投稿していいんだ、そんな風に思ったものです。
そして「こうなったら面白いのになあ」「こうすれば楽しいのでは?」と、作品を読むうちあれこれ妄想するようになりまして。
なろうの「新規小説作成」をとうとうクリックしてしまいました。
ツラツラとそこに妄想を文字にしていく私。すると不思議なもので、「絵」が想像できてしまったのです。物語がぶわあ、と文字を通して頭に想像出来たのです。それが楽しくて、つい思いつくまま書いていくうち、下書きが出来上がってしまいました。
それがこんな感じ
タイトル:元素が魔法になる世界のお話
主人公ライリーは元勇者メンバーの両親の元に産まれる。だが、ある時彼らの屋敷が襲われ、身を挺してライリーを守った親はその時死んでしまう。孤児となったライリーを、執事が息絶え絶えでとある宿屋に預けそのまま執事は絶命。
大金と共に執事からライリーを預かった宿屋の主人ケビンは、別に息子もいたのでそちらを可愛がるも、ライリーには酷い扱いをする。異兄弟となった一つ上のカールからも何度もいじめられる。
突如親を失った当時五歳のライリーは、愛情たっぷりで恵まれた環境で育ったところから一転、両親を失い貧乏を強いられるだけでなく、理不尽に虐待される。
因みにカールにいじめられる理由は、魔法が普通に使える世界なのに、ライリーは(無)。要する主要四属性の魔法どれも使えないので、バカにしていたのだ。
だが、ある日いじめがエスカレートして、カールが炎の魔法でライリーをすんでのところで殺しかけた時、時々宿屋を利用していたロックという冒険者が仲裁に入る。
そこで宿屋の主人諸共虐待している事を知ったロックが、宿屋の主人ケビンを嗜め、一旦いじめは落ち着き、ライリーもそこから強くならないといけない、とロックにお古の武器を貰い、幼いながら稽古をつけて貰うようになる。その後、剣鬼ヴァロックという有名な剣の使い手が、直々に稽古をつけて……。
まあまあ面白そう、とテンションあがって、ワクワクしながらプロット作ってたのですが。
……似たような作品が既にあったのでした。
仕方ないので練り直し、出来上がったのが現在投稿中の、
ネコと転移 ~二次元知識皆無のフリーターと、助けてくれた恩人を手助けしたいネコとの異世界物語~
https://ncode.syosetu.com/n8527ev/
です。当作品を読んで頂いている方はお気づきでしょうが、作ったプロットの中に、ネコと転移で出てくるキャラの名前が散りばめられているのです。この世界観を、今の小説にそのまま使ったのでした。王都メディー、水の都アクーといった名前も、この時考えたものでした。
因みに私、ネコ飼ってません。そして、別にネコ好きでもありません。
動物は好きです。でも私にとってネコは、犬や猿やキジやアルパカやキリンと同じレベルで好きな感じなだけで、特別な思いは一切ありません。……ネコ好きと思って読んでたのに! て方いたらごめんなさい。
昔、実体験でネコが轢かれる様を見た事があって、それで思いついたのです。主人公山辺健人も、その時思いつきました。
じゃあそのまま二人して異世界行ってしまえばいいんじゃない? でも鈍感主人公嫌だなあ、リア充にしよっと。よくある特殊能力持つとか面白くないなあ、じゃあネコ強くしよっと。てな感じで決めていったのでした。
……はい。完全に思いつきです。適当です。
そして書き直したのがネコと転移なのでした。
ここで主題の件に戻ります。私は好奇心で小説を投稿しました。こんな思いつきだけで果たしてどれだけの人が関心持つんだろう? 面白いとか思うのか? 等々。そういうワクワクがありました。
そしてもう一つ告白。私は自身の生涯、ただ一度として小説を書いた事はありません。このネコと転移が生まれて初めての小説です。
だから別に誰に読まれなくても当たり前、と高を括っていたのもありました。それでも、投稿のポチった時の緊張感は未だ覚えています。「やっちまったー」って心の中で叫んだものです。
更に更に告白。私評価やブックマーク、ポイントについて知りませんでした。
小説投稿して三日目だったかな? 「面白いのでブクマしました」と感想を頂きました。……ブクマって何? となった私。グーグル先生に聞きに行って、そこで初めて評価や感想について知ったのでした。
こんな私が初投稿からもうすぐ8ヶ月になろうとしています。未だ好奇心だけで小説を書いています。
こうなったら面白いんじゃないか? こうすれば楽しいかも? 要する行き当たりばったりで書いてます。
だって好奇心で小説を書いているのですから。
よく、拙作って言うな、応援している人達に失礼だ、と言われます。そのお言葉は本当に嬉しいし、とてもありがたいお言葉なのですが、これまでの説明通り、私は心底素人なのです。更にそんな素人が、何度も書いている通り好奇心で小説を書いているのです。ただ楽しんでいるだけの小説なのだから、そりゃ拙作ですよ、と言いたくなる気持ちも分かって欲しい、と思ったり。
勿論沢山のご指摘を頂くと、色々訂正したり思い悩んだりしています。それも全て好奇心なのです。だから真面目に書いている人に対して、大変申し訳無い思いで一杯なのです。
そして、こんな輩が投稿しても、読んで下さり応援して頂けるのです。
結論! 楽しんだ者勝ち! これが言いたかっただけでした。