第87話 イフリートの正体
今日は祭りに行くので、夜に書けないんじゃないかと思ったので、今投稿しときます。
「しゃべ・・・った?」
待って、今あのイフリート喋らなかった?
「人語を介する魔物じゃと・・・?リーク、あれは厄介じゃぞ。」
「人語を介する魔物なんて居るのか・・・」
「うむ。極稀にじゃが、人語を理解、又は介することの出来る魔物がおるんじゃ。そのような魔物は、こちらが喋れば意図に気付く。じゃから、言葉で指示を出しても、こちらの思い通りにならぬから、厄介なのじゃ。」
「なるほど。とりあえず、あいつのステータスを見てみるか。」
『超鑑定』・・・じゃ不安なので、『究極鑑定』。
獄焔龍
ランク:SSS
Lv321
HP 6.223567E+11/6.223566E+11
MP 1.226897E+12/1.226897E+12
攻撃 8.226238E+11
防御 7.645593E+11
魔攻 2.197556E+12
魔防 1.986234E+12
スキル 隠蔽、獄炎蓮華、黒炎、焦土棄却、地獄の焔、業火ノ咒イ、炎刃、黒炎刃、MP自動回復(大)、HPMP変換、魔力吸収、即死攻撃無効+自身強化
魔法 全火魔法使用可能、灼熱咆哮、龍化(不完全)
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何だこいつのステータス・・・全部1000億超えかよ。MPと魔法系ステータスに至っては、1兆超えてやがる・・・
ていうか、より気になるのは、魔法欄の『龍化(不完全)』だ。龍化ってなんだよ。それに不完全って・・・?
こいつの正体が気になるな・・・こいつの名前鑑定したら、説明とか出ないかな・・・
獄焔龍
説明:元・獄焰魔人。数百年前、獄焰魔人と恐れられたイフリートが、当時最強クラスの力を持っていたにも関わらず、それだけでは満足出来ず、その天才的な魔法の頭脳を持ってして、龍化の魔法を編み出した。しかし、その魔法は失敗し、龍の身体は得たものの、2度と人の姿に戻れなくなってしまった。
出たし。っていうか、こいつ元々魔人だったのか・・・それに、龍化の魔法の謎も解けたな。しっかし、何ともまぁ不運な奴だ。いや、ドラゴンには成れたし、別に不運では無い・・・か?
「あいつの衝撃的な正体が分かってしまったが、それよりもまず、こいつを倒さなきゃいけないんだよな・・・」
「正体?ご主人様、何か分かったんですか?」
「あぁ。でも、別に知る必要は無いよ。ただ、あいつは元々ドラゴンじゃなかったみたいだけど。」
「えぇっ!?それ、知る必要無いことじゃないですよね!?普通に大発見ですよね!?」
なんか、ニノ含めた3人が驚いた顔をしているが、そんなに気にする必要も無いだろう。え?もう少し気にしろ?そんなの人の勝手じゃないか。
「あのな、ニノ。」
「な、なんですか?」
ニノの肩に、ポンと手を置くと、俺は徐に口を開き、
「今から倒すやつのことだぞ?そんな細かいこと、気にしたら負けだ。」
「グギェェェェェ!!!」
俺の言葉が聞こえたのか、獄焔龍が叫んだ。
「キッ・・・ザマッ・・・コロ、ズゥゥ!!」
「わお、聞こえてた?メンゴメンゴ。」
俺は、軽い調子で謝った。が、
「ガァァァァァ!!!!!」
ドゴォンッ!!
キレたっぽい獄焔龍が、口からブレスを吐き出した。
それは地面に直撃し、かなりの熱線が浴びせられた。
「ひゃぁぁ!熱いですぅ!!」
「うぬぅ・・・妾も熱いのは苦手じゃ・・・」
「ニノ!大丈夫よ、お母さんが守ってあげるからね!」
「ちょ、お母さん!?そんなに引っ付いたら、余計に熱いってばぁ!」
ニノ母は、ニノを熱線から庇うように、ニノに抱きついて、盾になった。が、ニノにとっては、それによってさらに熱い思いをしたようで、迷惑そうな顔をしていた。
「あちち・・・だが、そんなものは効かん!『アイス・フロア』!」
俺は、地面を凍らせた。うん、涼しくなった。
「ご主人様ぁ!私は熱いのより、寒い方が苦手なんですよ!?」
「妾もじゃ!リーク、これはやめておくれ!」
「」
「お、お母さん!?お母さんが寒くて気を失ってます!お母さーん!!」
「あぁ、ニノ・・・最期に・・・私のお願いを・・・」
「何言ってるの!?駄目だよ!生きてよ、お母さぁん!!」
ニノ母は若干わざとらしい言い方だが、ニノはそれを間に受けて、半泣きで母親に縋り付いていた。
後ろの漫才はさておき、獄焔龍は、今にも襲いかかって来そうだった。
「ギィィ・・・タチサ・・・レェェェェ!!!」
「よっ!」
ズドォンッ!
炎の刃が飛んできたが、俺は余裕で避けた。
ていうか、こいつさっきも立ち去れって言ってたな・・・ここに何かあんのか?
「・・・まぁいい。お前を倒さないと、俺が認めてもらえ無いんでな!お前に恨みはないが、死んでくれ!」
我ながら酷いな。自分の為に相手を殺すとは・・・しかも、意思のあるやつを・・・いやいや!いくら意思があっても、こいつは魔物だ。倒しても何の問題も無いはず・・・
「キサ・・・マァァ!!シネェェェェ!!!」
段々と、奴の言葉がはっきりして来た気がする。今まで喋る機会が無かったからなのだろうか。
「・・・悪いな。俺は、お前を倒す!」
「サセ・・・ルカァァ!!」
「喰らえ・・・『戦神の槍』ッ!」
俺の戦神の槍と、獄焔龍の爪がぶつかり合い・・・
バキィンッ・・・ズシャッ!
槍は爪を砕き、龍の喉を貫いた。
「グ・・・ガァァァァァ・・・アァ・・・」
ズシン・・・
獄焔龍は仰向けに倒れ、俺が勝ちを確信した瞬間、辺りが眩い光に包まれた。
「うわっ、何だ!?」
「な、何じゃっ!?」
「眩しいですっ!」
「っ!」
皆、目を覆ったり、瞑ったりしていたが、しばらくすると、光が収まった。
恐る恐る目を開けてみるとそこにはーーー
「ぐ・・・我の・・・負けか・・・」
喉に風穴が空きながらも、平然と喋っている、紅蓮の炎に身を包んだ、人間らしきモノがいた。
本当はもう少し書こうと思いましたが、何となくキリが良さそうだったので、ここで終わります。それでは。




