第4話 有り得ないステータス
本編第4話でs(ry
この回で主人公の名前の由来が分かります。まぁさほど捻ってませんから気づいてた人は居たんじゃないでしょうか?
それでは第4話スタートです。
主人公のステータスや如何に!?
だって、俺のステータスはーーー
リクマ・カンナギ
Lv1
HP 1000/1000
MP 1000/1000
攻撃 1000
防御 1000
魔攻 1000
魔防 1000
運 100
スキル 鑑定、隠蔽、???(固有):解放条件〈孤立〉
称号 魔神
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色々ツッコミたいが、まずは上の方からツッコんでいこうか。まずはHP、MP、攻撃、防御、魔攻、魔防が全部同じってどゆこと!?しかも皆と比べてかなり高い。
次にスキル。他の皆にはあった「成長速度大up」と、「勇者専用ステータス中補正」が無く、隠蔽とーーー謎の固有スキルがある。固有スキル自体は持ってる人はいる。でもこれは何だ?どうして「???」なんだ?そして横の解放条件というのは?いやまぁ何となく予想はつくけどさ。どうせあれだろ?この解放条件を満たせば「???」になってるスキルが使えるってことだろ?それは分かるが何故俺の固有スキルだけが・・・?
そして最後は称号だ。・・・これは多分、誰にも言ってはいけないことではないだろうか。俺一人だけ勇者の称号が無い。クラスの皆は持っているのに、だ。そして、勇者として召喚されたのならば、絶対に有ってはいけないであろう、魔神という謎の称号。どうして俺に?というか何故勇者として召喚されたはずの俺に勇者の称号が無いんだ?
・・・これは今考えていても仕方が無さそうだな。とにかく、魔神の称号はおそらく国王に言ってはならないだろう。ーーーどうでもいい事だが俺の名前と苗字をひっくり返すと、陸「魔神」凪になるな。皮肉が効いてるみたいで何か嫌だな。
っと、また話が明後日の方向に言ってしまった。さて、一体どうすればいい?このまま何も言わなければ案外気の長いと思われる国王も怒り出すかもしれない。
・・・仕方ない。ここは魔神のこととかは伏せて、俺に勇者の称号が無いことくらいは伝えるべきか。どうなるかは・・・運次第、かな。
「どうした?早く教えてはくれんか?」
「・・・申し訳ありません、国王様。俺には勇者の称号が無いのです。どうやら俺は勇者では無い様なのです。」
「な、なんと!?それはまことか!?」
(ざわ、ざわ・・・)
「え?神凪君、勇者の称号持ってないの?」
「嘘・・・じゃあ神凪君ってどうなるの?」
「まじかよ陸魔・・・」
国王が驚き、臣下やクラスメイト達がざわめく。それもそうだろう。なにせ勇者として召喚されたはずの俺に勇者の称号が無いのだから。
「国王様!?これは一体どういう・・・」
臣下の一人が叫んだ。
「ええい、静まれ!」
国王の一喝で、玉座の間がシンと静まり返った。
「カンナギ殿・・・それは本当なのじゃな?」
「はい。」
「むぅ・・・この場での話や勇者達の情報は、この国でも余が信頼する重鎮達、そして勇者達にしか教えられぬことじゃ。国の重大な秘密を知ってしまった一般人は、口を封じるのがこの国の法じゃ。そして勇者と思っておったお主は、実は勇者の称号を持っておらぬ一般人であった。・・・この意味が分かるかの?」
「・・・まさか。」
と俺は答えた。そこに聖が付け加える。
「え!?ちょ、待ってください。と、いうことはですよ?勇者だと思っていた神凪君が実は勇者ではなくただの一般人。そしてこの国では、国の重大な秘密を知ったものの口を封じる・・・つまり」
「すまぬが、カンナギ殿はこの国の法により・・・口封じをせねばならん。」
大変なことになりましたねー。主人公まさかの口封じされちゃうみたいです。主人公はこれからどうなってしまうのでしょうか!?次回をお楽しみに!
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5月1日 ステータスを開く時に、「ステータス」ではなく「ステータスオープン」に変更しました。