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第18話 奴隷の扱い

私実は学生でしてね、平日は昼間に投稿できないんですよ(基本的に)そのせいで結局夜に書くハメになるんですが、ほとんど時間が取れないせいで中々書けないんですよ。何が言いたいか?要するに今頑張ってる毎日更新に、いつ終わりが来るか分からないと言うことです。私は、新しい話を書いた直後に投稿していく為、ストックとかが無く、毎日更新が出来なくなるかもしれません。ということを先に言っておきたかったです。どうかご了承下さい。

「ん・・・ふぁ〜」


・・・眠い。俺は朝が苦手だ。それでも起きねば・・・と、起き上がろうとした俺は、左腕の違和感に気づいた。何かに袖が引っ掛かったのか?と思ったが、違った。


「ん、ふぅ・・・むにゃ・・・」


二ノが俺の腕にくっついていたのだ。・・・相変わらず可愛い寝顔だ。と言っても、見るのは2回目だがな。起こすべきか迷ったが、このままだと俺も起きれないので、起こすことにした。


「ほら、二ノ起きてくれ」


「んにゅ?・・・はにゃ!ご主人様!申し訳ありません!ご主人様よりも寝過ごしてしまうなんて・・・」


「いや、そんなことは別に良いんだが・・・」


「本当ですか?」


「あぁ。まぁ、まだ寝てたら耳を触ってたかもしれないがな。」


「にゃ!?そ、それは駄目です・・・もう少し落ち着いてからでいいですか?」


「はは、冗談だよ。もちろん、触らせてくれるのは落ち着いてからでいいよ。」


「ありがとうございます・・・ご主人様は本当にお優しいです。」


「そういえばお前を買った理由なんだが・・・」


「あ、そういえば聞いていませんでしたね。・・・どんな酷いことをさせる気だったんですか?」


俺はそんなことはしない!断じてだ!・・・って言い切れないのが辛いな。誰かに酷いことをしないとも限らないし。でも二ノを買った時は別に酷いこと考えてなかったよ。うん。


「別に酷いことさせようとなんてしてないよ。ただ、俺はもうしばらく・・・っていうか、ある程度お金が貯まったら、この王都から出て旅に出ようと思ってるんだ。」


「ふぇ!?ということは・・・私、置いていかれる・・・いえ、もしかしてまた奴隷商に売られるんですか?」


「違うって。話はちゃんと最後まで聞きなさい。っていうか売るんだったらそもそも買ってないよ。」


「で、でも・・・安値で買った私の価値を戻して売れば少しくらい儲けが出るとか、そんな考えだったら・・・」


何でこのはこんなに卑屈すぎる考えをしてるんだろう?とにかく誤解を解かねば。


「そういう卑屈な考えしてたら本当に売るぞ?・・・まぁ、そんなことしないけどさ。話の続きだが、旅に出たら食事が必要になる。けど俺は料理がかなり下手でな・・・俺の代わりに旅の間、料理を作ってくれる人が欲しかったんだ。ついでに旅の間の話し相手にもなって欲しかったし。でも人族は買えないからね。獣人の二ノを買ったって訳だ。」


「私、料理を作ってご主人様の話し相手になるだけでいいんですか?他に何も企んでませんか?」


「企んでないよ。本心だ。」


「・・・」


この相当な疑心暗鬼に駆られてるみたいだな。一体前の主人にどこまで酷い扱いをされたんだ・・・いつかこのの前の主人にあった時は・・・それ相応の罰を与えておかなければな。


「信じられないのなら、ここから出て行っても良い。俺はかなりショックだが・・・二ノがそこまで人を信じられないのであれば仕方がない。俺と一緒にいることを強要したりなんかしないよ。」


「・・・その言い方はずるいと思います。私が他に行けるとこが無いの、分かっているはずです。・・・それに、私はご主人様の言うこと、信じます。獣人は結構嘘つきを見破るのが得意なんですよ。でもご主人様は嘘をついていません。だから信じます。それから、一つだけ言わせてください。・・・私を貴方の傍に居させて下さい。今の私の居場所は、貴方の傍ですから。」


にっこりと笑いながらそう言う二ノは可愛かった。こんなを放り出すなんて出来ない。やっぱりここから出て行きたい、なんて言ってももう二度と離してはやらない。


「あぁ、もちろんだ。こちらこそ、よろしくな。」


俺も笑って答えた。二ノの顔が赤く染め上がったのは俺の見間違い・・・じゃあなさそうだ。熱でもあるのかな?まぁそれはともかく、


「さぁ二ノ、話が決まったところで、お前の新しい服とかを買わなきゃいけない。行くよ」


「へ?私の・・・服?」


「そうだよ。かなりボロボロじゃないか。女の子は身嗜みには気をつけないといけないんだぞ」


「で、でも!私奴隷ですよ?奴隷の服なんて普通買いませんよ?!」


「お前は奴隷以前に1人の女の子だ。だから服を買う権利くらいあるよ。な?」


「はうぅ・・・で、ではお言葉に甘えさせて頂きます・・・」


「よし、じゃあ行こうか。」




ーーー呉服店


「あそこでは格好いいこと言ったけど、金貨2枚以内にしてくれないと俺払えないからな?」


「そ、そんな!金貨2枚だなんて、充分過ぎます!銀貨30枚以内に収めて見せます!」


ーーー数分後


「こ、これでどうですか!?」


「・・・微妙、かな?」


「うっ!うぅ・・・私こういうセンスが無いんです・・・ご主人様、選んで頂けませんか?ご主人様が選んで下さったものを着たいです。」


「普通こういうのは自分で決めるものだと思うんだが・・・まぁいいか。それじゃあ・・・」


二ノには金色な感じが似合う。かと言って金だけにするのはセンスの欠けらも無い。黄色の布地に白の装飾、少し金色のアクセサリーなんかもつけてみると・・・うん、凄く可愛い。


「こんな感じでどうだ?かなり可愛くなったぞ」


「こ、こんな高そうな服・・・私なんかには似合いませんよぉ・・・」


「いやいや、凄く似合ってる。それともこれは嫌か?」


嫌と言われたら、残念だが諦めるしかない。せっかくとても可愛いのだから、もう少し自信を持ってもいいと思うのだが・・・


「う・・・ご主人様に選んで頂いたものに文句なんて言えません。とっても嬉しいです。嫌なんてとんでもないです・・・欲しい、です。」


「素直に言えたな。んじゃあ、これにしようか。店員さん、これ下さい。」


と、言うわけで、二ノは新しい服が買えたのでした。え?金額?金貨1枚と銀貨80枚だ。・・・まずい。金がない。


俺の今の残金は銀貨21、銅貨62だ。魔物を倒して稼ぐしかない。依頼じゃそこまで稼げない。リンさんに聞いたのだが、冒険者だろうと冒険者で無かろうと、どれだけランクの高い魔物と戦っても構わないそうだ。まぁ、命が惜しくないのなら、だが。冒険者は、依頼を受ける際は一つ上のランクの依頼だけだが、依頼でないなら、腕に自信のある人は時々、依頼とは別で自分よりも数ランク上の魔物に挑むこともあるらしい。


何が言いたいのかと言えば、要するに依頼とは無関係で魔物を討伐して金を稼ごう、という訳だ。その為には、いろいろ準備が必要だろう。一旦宿に戻るとしよう。

ふう、次はもっと本格的な金稼ぎですね。旅に出る日も近い・・・と思います。それでは、次回お会いしましょうZzz

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