第139話 褒美(ただし、感謝の気持ちは篭ってない)
すみません。大っっっっっ変お待たせ致しました!多忙、多忙、モチベ上がらない、遊ぶ、多忙、多忙、モチベ上がらない・・・と、色々積み重なって執筆が終わりませんでした。はい。
モチベ、どうやって維持すればいいのか教えて下さい・・・orz
後、久々に書いたので、変なとこがあっても、許してあげてください・・・では、久々の更新をば・・・
前回のあらすじ
獣王「ミル守れんのかてめぇ」
ミル(ドキドキ・・・)
主人公「僕がぁ!守るんだぁぁ!!」
「さて、人族である貴様になど、本当は何もしてやりたくはないが、一応貴様はミルを見つけ出した。その事に関しては、礼という形で何かせねば示しがつかん。何がよいか言ってみろ。聞くだけは聞いてやるわ。」
獣王は、玉座に座りそんなことを言った。え?玉座はぶっ壊れたはずだろって?そんなもん、俺の魔法でちょちょいのちょいだ。ついでに玉座の間も直してある。
それにしても、相変わらずの上から目線でふてぶてしいな。俺が獣王の恨みの対象である人族だからだろうが、さっき少しくらい認めてくれたんなら、もう少しくらい態度を柔らかくしてくれてもいいんじゃないですかねぇ?
・・・まぁいいや。とにかく、獣王は俺に褒美として何かやると言っている。聞くだけ聞いてやるとも言っているが。・・・実を言うと、元々何も考えてなかったけど、獣王との戦いで欲しいもの出来ちゃったんだよねぇ・・・
「それなら、魔剣を直せるほどの鍛冶師を知らないか?」
ざわっ・・・
あれ、何か周りがザワついたな。割と無茶な要求だったかな?
A:あ、あのマスター?それくらいなら私がいくらでも探しますよ・・・?
俺:悪いなアイ。獣王も示しがつかないって言ってるし、他に何も思いつかないから、獣王に頼むしかないんだ。
A:う〜・・・
アイがちょっと悔しげなうめき声を出した。可愛いやつである。
A:・・・ますたーのばか。
やべぇ超可愛い・・・ッ!
A:も、もうっ!獣王と話してるんじゃないんですかっ!?
おっとそうだった。あまりのアイの可愛さに忘れてしまっていた。
「魔剣を直せる鍛冶師・・・だとぉ?」
「あぁそうだ。さっきあんたの攻撃で、俺の愛剣のレーヴァテインが折れちまったからな。そこら辺の責任は取ってもらうぜ。」
「ワシに責任なんぞないわ!ワシの『獣王天牙撃』を魔剣なんぞで受けるからだ!」
こんにゃろう・・・あぁ言えばこう言う。
「とにかくだ。居ないのか?」
「・・・居るには居るが、無茶な要求ばかりしてきやがるやつだ。獣人国に居る5人のSSSランカーの1人の使う魔剣を修理に出した時は、必要な素材を全部持って来させられた程だからなァ・・・」
へぇ・・・獣人国には、獣王以外に4人SSSがいるのか。てか何でそんな事情知ってんだろ?つかそいつも魔剣砕かれたりしたのかよ・・・まさか獣王のせいじゃねぇだろうな?
「まぁ、貴様が奴にどんな要求をされようと知ったことではないがな。・・・おい、そいつに鍛冶師の居場所を教えてやれ。」
「よ、よろしいのですか?」
「構わん。ミルの命の対価だと思えば安いものよ。」
獣王は、近くに居た近衛兵に命令した。
その物言いだと、ミルの命が低く見積もられてる感じがするから嫌なんだが・・・まぁ、獣王はそんなこと思ってないだろうけどな。
「かしこまりました。」
近衛兵はそう言い、俺に近づいて来た。
ちなみに、ニノやココ辺りは、俺が人族だとバレたことによって俺に何かされないように警戒している。
「・・・こちらです。」
近衛兵は、どこからか紙と筆を取り出し、地図らしきものを描いて俺に手渡した。
「あぁ、ありがとう。」
俺が人族だからか、すっごい無愛想だが、一応礼は言っておいた。何か後から言われるのも嫌だしな。正直これ以上いざこざを起こしたくない。
「・・・これで用は済んだ。とっとと出て行くがよい。」
獣王は、俺をさっさと追い出そうとしてやがる。まぁ、俺としても針の筵状態だから、正直出て行きたかったんだけどね。
「・・・そうだな。正直居心地が悪い。俺達は退散するとするよ。」
俺がそう言い、皆と帰ろうとすると、
「あぁっそんな、リーク様・・・もう少しこちらに居らしても・・・」
・・・ミルに、言外に行かないでと言われてしまった。が、これ以上長居すると俺の精神がキツいんだよなぁ・・・出来るだけ傍に居てやりたいとも思うんだが、ここにいる人達がさらにキツい視線を向けてくることだろう。せめてもっと人の少ないとこならまだ気が楽なんだがな。
ともかく、ミルには悪いが今日のところは帰らせてもらおう。
「すまないな。これ以上居たら目線で射殺されそうだ。だからまた今度、な?」
優しく諭すように、そう言った。それなりの効果はあったのか、
「ふぇ・・・は、あぅ・・・わ、分かったのです。ミルは我慢するのです・・・」
少し顔を赤くしながら答えた。どうやらこのイケメンフェイスの効果は抜群のようですね、、、
・・・何か悲しくなってきたな。
ま、まぁ、物分りの良い娘は褒めてやらねば。
「よしよし。それじゃあ、またな。」
「は、はいなのですっ!ミルはいつでもお待ちしているのです!」
褒める時に撫でてたら、獣王の方からやっべぇ殺気が飛んできたので、早々に立ち去りましょう。
ちょっとチラッと顔を見てみると、阿修羅が見えた気がするよ。HAHAHA☆
「・・・それじゃあ、皆帰るぞ。」
「は、はい・・・」
「うむ。」
「了解です〜。」
「わはー!」
うん。ルゼが異常に元気ですね。ルゼの元気は底無しかな?後、それとは対照的に、ニノはちょっと暗いな。どうしたんだろ?
ま、取り敢えず一旦帰ってから考えよう。
「んじゃ、俺達は帰るぜ。・・・あ、そうだ。次来る時どうすりゃいいんだ?堂々と正面から入っておっけー?」
「もう二度と来るでないわ!貴様の顔なんぞ、金輪際見たく・・・お、落ち着くのだミル。い、いや、今のはつい本音・・・ではなく、体裁を保つ為にだな・・・」
勢いよく俺に出禁宣言しようとした獣王は、ミルの圧力によって続きが言えなくなりましたね。ミルの本性が垣間見得るなぁ(遠い目)。
「・・・取り敢えず次は正面から来るから、それまでに考えといてくれ。じゃあな。」
俺はそう言い残し、ミルに圧力をかけられてタジタジの獣王と、それをハラハラして見守る重鎮、騎士達を尻目に、そっと玉座の間を出た。
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「だー、疲れた〜!」
ココの実家に戻り、部屋のベッドにダイブして、開口一番そう愚痴った。なお、ミルを帰したのが割と夜中だったから、既に深夜2時くらいである。昨日はルゼ達とポーカーやって徹夜だったし、もうちょっとゆっくり寝たかった・・・
ちなみに、エイルは部屋でずっと俺達の帰りを寝ずに待っていたらしい。まぁ、自分の仕えるココが深夜になっても帰ってこなかったら、心配にもなるよな。それにしても、エイルは律儀だよなぁ。
そんな話してたら、「そ、その・・・もちろん、リーク様のことも心配しておりました・・・」とか言われて、素直に嬉しかった。まぁ、その後にアイからブラックでダークなオーラを感じましたけどね。ブルブル・・・
「お疲れ様でした、リーク様。」
「あぁ、ありがとう。俺達を心配して待っててくれてたのも含めてな。」
「いえ、それは当然のことです!私の仕える対象であるココ様はもちろんのこと、ココ様のご友人の方々や、将来、その・・・ココ様と(願わくば私とも)め、夫婦になられるリーク様のことをご心配申し上げるのは、メイドとして当然でございます!」
「・・・そうか。ま、何にせよ、今日は疲れたし、寝てしまおうか。」
「そ、そうですね。そう致しましょう。では、お休みなさいませ。リーク様。」
エイルはそう言い、割と直ぐに寝息を立て始めた。俺も寝るか・・・そう思い、俺も寝るべく目を閉じたのだが。
A:マスターの傍で寝るなんて、本当に許し難いです・・・そもそもエイルって人はマスターの恋人でもなんでもないじゃないですか。それなのに・・・ブツブツ・・・
・・・アイが何か一晩中ブツブツ言ってて、中々寝付けなかった。まぁ、多少なりとも寝られたし、ルゼが部屋に突撃してこないだけ、マシだったかな。でもさ、それでもやっぱり眠いものは眠いんだ。だからさ・・・
「もうちょっとだけ・・・寝か、せて・・・」
バタッ
結局、朝起きた俺は、中々寝付けなかったせいか、ベッドに倒れ込んで、再び眠りにつくのだった。
ど、どうでしたでしょうか?お気に召していただければ幸いです(震え声)
(チャーーラーラーrーtrwrgwウィmrgtzbダツツダツツダツツダツツダツダツデツツデツツ
はっ!?ど、どこかからエレクリが聞こえてくる!?う、うわぁぁぁぁぁ!!(トラウマ)
0(:3 _ )~
・・・あ、そうだ。次かその次辺りで久しぶりにマモンさん出てきますよ。・・・あ!?しまったネタバレを・・・す、すみません。悪気はなかっ