第12話 魔物狩り
お食事中の方は閲覧注意です。
ようやくお金稼ぎが出来ます。これで少しお話が進むぅぅ!
俺は王都周辺に帰ってきた。もちろん、帰り道でも魔物狩りをやってた。
ケース1 スライム
ヘルプ!こいつは?
A:スライムです。Eランクの魔物です。
なるほどな。まぁスライムとかRPGじゃお約束の弱めの魔物だもんな。
「てりゃ!」
とりあえず殴った。
パァンッ!
・・・あれ?弾けとんだ・・・?
A:マスター、もう少し力の制御をしないと、人でさえ殺しかねません。
う、うるさい!俺だって制御しようと頑張って・・・
A:嘘です。現にさっき、何故殴っただけでスライムが弾けたのか分かっていませんでした。ご自身の力の強さを、そもそも理解していない証拠です。
うぐっ・・・つ、次はちゃんとやって見せる!
あ、ちなみにスライムは銅貨を5枚だけ落としました。
ケース2 ゴブリン
ヘルプ!あいつは?
A:ゴブリンです。これもEランクです。
よし!今度こそ加減して・・・ていっ!
「グギャ!」
ブシャッ!
うわっ!?腹が弾け飛んで内臓が・・・うぷ・・・
A:魔物の内臓なんてこの先いくらでも見る機会に見舞われます。慣れるいい機会かと。
つっても元々俺は平和な世界に生きてたから、生き物の内臓なんて見たことないんだよ・・・でもこの世界ではこういうのが普通なんだよな。少しずつ慣れていこう。
ゴブリンは銅貨8枚でした。
ケース3 ゴブリンの群れ
ヘルプ!ゴブリンの群れが現れたんだが、あいつら群れたら強いのか?
A:はい。普段は数匹ですが、群れ同士がくっついた場合、十数匹から数十匹になり、ランクが跳ね上がります。今マスターの前にいる群れは8匹です。この規模なら大体Dランク相当かと思われます。
了解。けど俺の敵じゃないな。とりあえずは加減しつつ・・・
「おりゃ!」
ビシッ!バシッ!ドスッ!
破裂させずにまずは3匹仕留めた!次!
ドッ!ガッ!グシャッ!ボキッ!ズバッ!
2体ほど中身が出てしまった・・・ズバッと言ったのは、俺が手刀を首に叩き込んだから首が切れた音だ。人型の魔物の首の内側なんて見たくなかった・・・
ゴブリンの群れは全部で銅貨80枚落としてくれた。単体で倒すよりお得だ。
ケース4 コボルト
ヘルプ!あれは?
A:コボルトです。Eランクの魔物です。
コボルトか・・・コボルトってそんなに強いイメージ無いんだよな・・・RPGとかでもスライムより弱かったような・・・?
とりあえずワンパン。
銅貨5枚だった。スライムと同じだ。
A:あ、言い忘れていましたが、魔物達からはぎ取れる素材とかは売れます。
ちょ、おま、それを先に言えよ!ゴブリンにもあったってことだろ!?
A:とはいえ、ランクの低い魔物から取れる素材はさほどお金にはなりません。ですので優先していう必要もないかと思いまして。
今は少しでも金を集めたいんだよ!銅貨1枚だろうと今の俺には貴重なんだ!
A:申し訳ありません。以後気を付けます・・・
ケース5 オーク
キモい。先に殺してから説明を受けよう。
「死ね!」
ドスッ!
「ブモヒッ!?」
腹パンで終わりだ。んで、ヘルプ、こいつは?
A:オークです。同じくEランクです。
あーやっぱり。何となく生理的に受け付けなかったんだよな・・・女性にはさぞ嫌われてるんだろうな。
A:はい。女性の最も嫌いな魔物らしいです。
ですよね~。ま、いいか。ちなみにオークは銅貨10枚だった。
ケース6 オーガ
ヘルプ!こいつ今までのよりも強そうなんだけど!?
A:オーガです。オーガはDランクの魔物です。さっきまでの魔物よりは強いですが・・・まぁ、マスターの敵ではないでしょう。
まぁな。てなわけでさよなら!
「おりゃ!」
「ギィッ!」
あ、銀貨8枚落とした。もう少し受付嬢にお金返せるな。てかオーガの素材はどれくらいの金になる?
A:Dランクの魔物なので、少し高めです。それでもせいぜいが銀貨2〜3枚といったところです。
それでもいいや。剥ぎ取る部分を教えてくれ。
A:主に角と爪です。
了解。・・・よし、これでいいかな。
A:充分だと思います。
よし、それじゃ、一旦街に戻るか。
そして俺は王都に戻ったのだった。
次で受付嬢さんにお金返せそうですね。また好感度が上がりそうです。それでは次回会いましょう。