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スキルを創って異世界最強!? 〜つまらない日常から一転、非日常へ〜  作者: 日下辰巳
第3章 獣人国王都アガレーヌ編
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第98話 兄妹らぶらぶデート!?(前編)

新学期が始まって、大分忙しいです。書く暇が無くて辛いです∩(´;ヮ;`)∩ンヒィィィィィ

自殺ーーー


そんな言葉を聞いた俺は、舞を叱ろうと思った。だが、舞は何も悪くない。悪いのは、舞をそこまで追い詰めた奴らだ。舞を傷付けるようなことをした、舞の話の中に出てきた奴、勝手に居なくなって、舞を悲しませてしまった俺、それに、自分達の身勝手で、俺達を異世界に呼び出した王城の奴らーーー


「・・・ごめんな、舞。長い間、苦しかっただろ?本当にごめん。」


俺は、舞に謝罪した。苦しませて、悲しませて、俺は兄失格だ。


「ふぇ・・・お、お兄ちゃんは悪くないよ!悪いのは、お兄ちゃん達を馬鹿にした人達だもん!」


「それでも、俺はお前に悲しい思いをさせた。それは事実だ。だから謝らせてくれ。」


舞は、俺の謝罪を受け取ろうとしないが、それでも俺は謝った。何度かやってると、ようやく舞が折れてくれた。


「わ、分かったってば!お兄ちゃんの謝罪は受け取るから、もうやめて?ね?」


「・・・あぁ。」


まだ謝り足りない気もするが、あまり舞を困らせるのも悪いだろう。とにかく、俺達が居なくなってからの、地球での出来事は大体分かった。


A:マスター、マスターのご友人のご家族には、何も知らせなくて良いのですか?


俺:お前だって分かるだろ?そんな話、信じる訳がない。仮に信じたとして、何で俺だけがのこのこ帰って来たんだと、非難されるだろ?これが異世界がどうのとか、皆に今帰る手段が無いとか、そういう事実が無いのなら、今すぐにでも説明しに行くさ。けど・・・


A:マスター、分かりましたから、もう良いです。もうそれ以上言わなくて構いませんから・・・ね?


俺:・・・あぁ。少し取り乱しかけたかな。ありがとな。


A:い、いえ!私にとって、マスターのことは最優先事項ですから、当然のことです!


俺:あぁ、それでも、ありがとう。


A:はにゃ・・・は、はい・・・♡


何やらアイから、ハートのオーラを感じたが、まぁいいか。取り敢えず、舞には何かお詫びがしたいな。さて、どうしたものか・・・


「なぁ舞。」


「なぁに?お兄ちゃん。」


「どこか連れて行って欲しい場所とかあるか?もしくは、食べたいものとか、買ってほしい物とかでもいいけど。」


「ど、どうしたの?急に・・・どういう風の吹き回し?」


「失敬な。お前に対するお詫びだよ。」


「い、いいのにそんな・・・あ、でも、行きたいところはあるかも・・・」


どうやら、舞は行きたいところがあるようだ。ちょうど良いだろう。


「で?何処に行きたいんだ?」


「へ!?あ、えーと、その・・・行きたいところ(・・・)って言うより、そのぉ・・・」


「なんだよ。はっきりしろって。」


場所じゃないのか?じゃあ一体どういう事なんだ?


「えぇっと・・・ね?その・・・お兄ちゃんとデートに行きたいっ!」


「・・・は?」


A:・・・は?


俺:アイ、声が怖いぞ。


A:だ、だってっ!兄妹ですよ!?それなのにデートだなんて・・・


俺:いや、明らかにそれ以外の理由であんな声出したよな?


A:うぐっ・・・うぅ、そ、そんなこと・・・


俺:アセロアンダル、舞に食べさせようかなぁ・・・


A:だ、駄目ですっ!言います!言わせていただきますっ!嫉妬したんですよぉ!


やっぱりか。


俺:嫉妬してくれたのか?嬉しいぞ。


A:う、うぅ~・・・と、とにかく、妹さんへの返事はどうするおつもりですか?


俺:うーん・・・取り敢えず、理由を聞こうかな。


「舞?何でデートなんだ?しかもお兄ちゃんである俺と。」


「えっ・・・だ、だってぇ・・・久しぶりのお兄ちゃんなんだもん。一緒に遊びに行ったり、お買い物に行ったりしたくて、1つだけ選ぶのは無理なんだもん・・・駄目?」


舞は、涙目+上目遣いでお願いしてきた。これは、舞の最上級のお願いの仕方で、俺はこれが発動されると、絶対にお願いを聞いてしまうのだ。つまりーーー


「分かった。デートしよう。」


はい、妹とデートすることになりました。だって、可愛い可愛い妹が涙目と上目遣いでお願いしてくるんだぞ?断るなんて出来るわけ無いじゃん。


A:むぅ~・・・羨ましいです~・・・


アイは、とてつもなく恨みがましい声で、そう言った。


俺:俺を独占出来るようになった時にお願いすればいいだろ?それまで我慢してくれ。


A:独占出来るようになるまでが長いんですよぉ!早く身体が欲しいです・・・っ。


アイには、本当に我慢させっぱなしなんだよなぁ・・・他にも何か、ご褒美でも考えとこう。


「それで?舞、何処に行くんだ?」


「ふぇ!?い、今から行くの!?」


「買い物もしたいなら、パンとかも買いたいしな。」


「そ、そっか。分かった。じゃあまずは、お買い物デートね!着替えてくるから待ってて!」


舞はそう言い残し、一瞬で部屋の中に消えていった。どれだけ俺と出掛けたいんだ・・・


それから数分後、


「お待たせ、お兄ちゃん!どう?似合う?」


そう言って出てきた舞は、正直かなり可愛かった。どこにそんな服があったんだと突っ込みたくなるほど、見覚えのない服を来ていた。

上は、白いブラウスの上に黄色っぽい上着を羽織り、下は、ふわっとした白の膝丈ほどのスカートだった。1人で満員電車なんぞに乗れば、120%痴漢に遭う。俺が守らねば!


「お兄ちゃん?どうしたの?」


「い、いや、何でもないぞ、妹よ。ただ、普通に凄く可愛いと思っただけだ。それだけだぞ。」


痴漢がどうのは、舞が少しトラウマになってるから、言わないようにしている。


「か、可愛い・・・?え、えへへ♪嬉しいっ!お兄ちゃん♡」


舞は、またしても俺に抱き着いてきた。うん、非常に可愛い。俺は、舞の頭を撫でた。


「さぁ、行こうか。」


「うんっ!」


舞は笑顔で答え、俺達は買い物をするため、店へと足を運んだ。

あ、そういえば、今日本屋に言ってみたら、現代知識チートのマニュアルみたいな本が売ってありました。現代知識系チートを使うような小説を書く方は、参考にしてみては如何でしょう?まぁ、作者は別に使わないので、買いませんでしたが、、、

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